応用物理
Online ISSN : 2188-2290
Print ISSN : 0369-8009
83 巻, 12 号
『応用物理』 第83巻 第12号
選択された号の論文の18件中1~18を表示しています
巻頭特別企画
今月号の概要
総合報告
  • 補償光学の原理と進展
    家 正則
    2014 年 83 巻 12 号 p. 976-985
    発行日: 2014/12/10
    公開日: 2019/09/27
    ジャーナル フリー

    国立天文台は主鏡をコンピュータ制御し最高の画質を誇る8mすばる望遠鏡をハワイ島マウナケア山頂に1999年に完成した.10年後には,大気の揺らぎによる像の劣化を実時間補償してその解像力を回折限界にまで高める補償光学装置とレーザーガイド星生成装置の開発により,すばる望遠鏡の視力はさらに10倍になった.この補償光学の原理と実際の装置構成,新たな展開と他分野への応用を述べる.すばるが成し遂げた初期宇宙史の解明や太陽系外の惑星の探査をさらに進めるため,国立天文台は2014年度からマウナケアに口径30mの次世代超大型望遠鏡TMTを国際協力で建設する.TMT計画の概要とそのサイエンスについても解説する.

解説
最近の展望
  • 陶山 史朗
    2014 年 83 巻 12 号 p. 998-1001
    発行日: 2014/12/10
    公開日: 2019/09/27
    ジャーナル フリー

    3D映像技術に関して,取り巻く状況も含めて,注目すべき技術を中心に最近の技術動向について述べる.3DTVの売れ行きは残念な状況ではあるが,3D映画はすでに確固たる地位を占めるに至っており,3D映像技術の普及を目指す複数の団体も設立され,ガイドラインや標準化に関しても日本が先導している.3D映像関連の技術発表に関しては,新たな研究会の設立もあり,国内外ともに依然として盛況なうえ,3D映像の品質も着々と向上している.また,3D入力技術や3Dプリンタなどの関連技術の市場はむしろ活発化してきており,2018年の韓国での冬季オリンピック,2020年の東京オリンピックを目指して,多くの技術が結集し,結実することを期待したい.

研究紹介
ココだけのハナシ
応物系スタートアップ
「分子調理」のおいしい世界
ホッとひといき
支部だより
功労会員の随想
講演会報告
委員会報告
追悼
feedback
Top