医療用の光学器械は当初,検査,診断用(例えば内視鏡,眼屈折計)で始まったが,近年に至り治療,処置,手衛(例えば内視鏡による処置用装置,手術馬顕微鏡,レーザーメス)の分野にも用途が広く開拓された,同時に医師のみならず工学系,物理系の高度の専門家が開発や使用にあたって協同,協力することが不可欠となった
本稿では日本で開発,製造,市販されている主な医用光学器械の国内におけるルーツを探り,その発展について解説し,その中でも日本の創意によるもの,または日本で大きく発展した器械について,重点的,客観的に取り扱った.
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