屈折率分布型有機材料の作成法ならびにいくつかの光学的特牲が述べられている.
中心軸から放射状に屈折率が変化している有機材料(R.GRIN型)としては,従来のものより大口径 (3.1mm), 大開口数 (0.39), 低色収差(分散0.017)のロッドレンズが得られている. GI型光ファイバーも作成されている.
中心軸方向に屈折率が変化している有機材料 (A. GRIN型)からは球面収差のない球面レンズが得られるはずである.このための有機ポリマー素材が作成されている.
エッチング法によって表面層を, A. GRINとしたポリマーは広い波長範囲にわたって極めて低い反射率を示し,興味が持たれている.
三次元的に屈折率が分布している有機材料も作成されており,平板マイクロレンズとなる.
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