近年緑,青色領域のレー一ザー光が高密度光メモリ一,カラーディスプレー,計測,,加工,医用,リソグラフィーなど多くの分野で要求されるようになってきた.一方,半導体レーザーは小型,軽量,高効率,長寿命の点から産業応用上極めて重要な光源となりつつあり,気体レーザー,液体レーザーに取って代わるいきおいでその高出力化が行われているが,緑,青色領域の発振は実現できていない.このため非線形光学材料を用いた波長変換により緑,青色光を得ようとする研究が盛んになっている.ここでは主に無機材料を中心とした半導体レーザー波長変換技術の現状について報告する.
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