光ディスクは,近赤外領域(波長~780nm) のAIGaAs系半導体レーザーの実用化とともに,音楽や映像のレコートとしてコンパクトディスク (CD) やレーザーディスク (LD) のように案用化された.その後,コンピューター用の記録メディア (650MB) として, CD-ROM, CD-R, MO, PDが広く使用されるようになった.現在では,赤色領域(波長~65Dnm) のAIGaInP系率導体レーザーの実現とともに, DVDのようにマルチメディア対応の高密度記録メディア (4.7GB) として,さらに発展を遂げ普及し始めている.ここでは,光ディスクの儒号の記録再生を行う光ピックアップヘッドについて,その光学系の基本構成と儀号検出原理,ならびにホ翻グラム素茅を用いた小型化,光源と光検出器の一体集積化への取り組みについて解説する.
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