マイクロマシン技術を用い, Siチップ上に微細なミラーアレイからなる表示素子を形成したデジタルマイクロミラーデバイス (DMD
TM, 以下DMDとする)が開発・製品化されている.この素子は単純な反射型の光学スイッチとして動作し62%以上の高い光利用効率, 10μS以下の速いスイッチング速度,そして91%以上のピクセル開口率を有するため,静止画および動画像においても高精細,高輝度,高画質の大画面投射デジタルディスプレイを可能とする.本稿では,この微細なミラーデバイスとディスプレイ性能,デジタルライトプロセッシング (DLPTM) 投射システムについて述べ,大画面ディスプレイの今後を展望する.
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