産業連関
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3 巻, 3 号
選択された号の論文の8件中1~8を表示しています
  • 椎名 武雄
    1992 年 3 巻 3 号 p. 3
    発行日: 1992年
    公開日: 2015/08/29
    ジャーナル フリー
  • ―COEの多面的醸成にむけて―
    坂倉 省吾
    1992 年 3 巻 3 号 p. 4-9
    発行日: 1992年
    公開日: 2015/08/29
    ジャーナル フリー
     いまわが国で学者・経済界の間で話題の中心である「センター・オヴ・エクセランス」(COE)をいかにして醸成していくべきか? 応用研究分野ではすでに,世界の先端に立ち,特許取得の面でも群を抜きつつある日本も,基礎研究分野ではまだまだ遅れている。いかにしてこの領域でも世界に対して先導的な貢献をなすべきかはわが国にとって最大の課題の1つである。日米合意による公共投資430兆円をハード中心だけでなく, COEのようなソフト面でも有効に使用すれば,日本経済自身にとっても大きな効果をもたらす。以下,この問題をめぐって検討する。
  • 佐野 敬夫
    1992 年 3 巻 3 号 p. 10-19
    発行日: 1992年
    公開日: 2015/08/29
    ジャーナル フリー
     中国と日本とは2000年を超える交流の歴史があり,中国の人口は日本の約10倍である。21世紀の中国は世界の超経済的大国となる可能性を十分秘めているといえよう。現在のところGNPはまだ日本の5分の1強であるが,日中経済交流の前途は洋々としている。今回発表されたアジア経済研究所の1985年日中国際産業連関表はこの意味で歴史的な価値をもっ成果である。以下にこの表の作成過程とこの表を通じてみた日中経済の相互の依存性について論じてみよう。
  • 平成2年(1990年)産業連関表作成における諸問題(II)
    黒田 昌裕
    1992 年 3 巻 3 号 p. 20-23
    発行日: 1992年
    公開日: 2015/08/29
    ジャーナル フリー
     平成2年度の産業連関表の作成に関わる諸問題について,技術委員会での議論が繰り返されている。前回の本誌での報告は,消費税の取り扱いについての議論を一部紹介した。今回は,物品賃貸業の取り扱いに関わる問題を整理しておこう。産業の分業化の進展に伴って,最近急速にレンタル・リースによる取引が拡大している。それを産業連関分析でいかに捉えるかは,統計作成上のみならず,理論的にも考えるべき多くの問題を残している。
  • 高畑 由洋
    1992 年 3 巻 3 号 p. 24-29
    発行日: 1992年
    公開日: 2015/08/29
    ジャーナル フリー
     北海道は地域産業連関分析のフロント・ランナーとしてことに知られている。今回は北海道内をさらに分割し,「域内地域間産業連関表」というユニークな表の作成と分析結果について紹介しよう。原表は61部門で,道中,道南,道北,道東の4地域に分割されている。この作成にあたっては昭和60年の北海道表(406部門)が有効な基盤を提供した。分析は多岐にわたっているが,とくに注目されるのは投資効果の地域間比較である。例えば建設投資1,000億円の所得発生効果は道央は道南よりすぐれているが,道内経済全体としては,道南の所得増加の方が道央よりも大きいなど,地域間I-O分析は投資主体にとって興味ある事実を豊かに提供してくれるのである。以下,その詳細を眺めてみよう。
  • 松本 法雄, 塩原 英雄
    1992 年 3 巻 3 号 p. 30-36
    発行日: 1992年
    公開日: 2015/08/29
    ジャーナル フリー
     福岡市の大きな目玉である福岡空港についてそのもたらす経済効果を地域I-O分析の目でとらえる一方で,将来予想される新空港建設投資のための基礎的情報を把握することが本論のねらいである。市単位のI-O表をさらに分割し,空港関連産業に焦点をしぼる本研究は,現在日本列島内での空港誘致熱の高まるなかで,最適の分析トゥールの1つを提供するものと思われる。以下このユニークな分析手法をI-O表データに即して紹介しよう。
  • ―経済成長の要因分析―
    黒田 昌裕
    1992 年 3 巻 3 号 p. 37-46
    発行日: 1992年
    公開日: 2015/08/29
    ジャーナル フリー
     資源や環境の制約の中で持続的成長をいかに達成するかが,世界的関心事となっている。持続的成長は将来の技術効率の向上の可能性と密接に結びついている。経済分析,そして産業連関分析の枠組みの中で,技術効率をどのように捉えているのか。全要素生産性の理論と測定を紹介しながら,ここで考えてみたい。
  • 1992 年 3 巻 3 号 p. 49-50
    発行日: 1992年
    公開日: 2015/08/29
    ジャーナル フリー
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