時間栄養学研究の最前線
Online ISSN : 2758-6723
最新号
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  • ~脂質・脂肪酸の研究を中心に~
    池口 主弥
    2025 年5 巻1 号 p. 3-12
    発行日: 2025/03/20
    公開日: 2025/12/30
    解説誌・一般情報誌 フリー
    “食事による熱産生”を表す表現としては食事産熱効果(Thermic effect of feeding)、特異動的作用(Specific dynamic action)、食事誘発性熱産生(Diet-induced thermogenesis;DIT)などが用いられているが、使用者、報告者、また時代によって概念や定義が異なっている。朝食の欠食は体温上昇やモチベーション、活動等に悪影響を及ぼすことが知られているが、一方で体温やパフォーマンスを効率的に向上させるためには単に朝食を摂取するだけでなく、朝食の質も重要である。DHA、EPA、αリノレン酸、パルミトレイン酸等の不飽和脂肪酸は褐色脂肪を介したDIT亢進作用があることが知られている。我々はパルミトレイン酸を豊富に含むマカダミアナッツオイルを朝食として摂取した際の深部体温、パフォーマンス、エネルギー消費等に及ぼす影響について評価を行っているため、その概要も含めて紹介する。
  • 藤平 杏子, 髙橋 将記
    2025 年5 巻1 号 p. 13-20
    発行日: 2025/03/20
    公開日: 2025/12/30
    解説誌・一般情報誌 フリー
    生体が持つリズム現象の中でも、年周期の変動はCircannual rhythm(サーカアニュアルリズム)と呼ばれている。食べ物を求める食欲も1年を通して変動し、サーカアニュアルリズムを有すると考えられる。食欲やエネルギー摂取量のサーカアニュアルリズムは、季節による気温や日照時間といった環境要因に影響を受けている。しかし、近年の気候変動により、気温や季節の長さが大きく変化してきており、食欲がどのように影響を受けるのかについては十分に解明されていない。本稿では、食欲の年間変動と気候の潜在的な影響について考察するとともに、将来的な公衆衛生上の課題を提示することを目的とする。
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