日本歯周病学会会誌
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54 巻 , 4 号
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巻頭言
ミニレビュー
原著
  • 高橋 弘行, 田胡 和浩, 出口 眞二
    2013 年 54 巻 4 号 p. 323-335
    発行日: 2013/01/16
    公開日: 2013/04/24
    ジャーナル フリー
    本研究の目的は,ヒト歯肉由来線維芽細胞(HGF)を用いた積層細胞シートを SCID マウスへ移植し,生体内における経時的変化を検索することである。HGFs を 3.6×104 cells/ml にて初日と 7,11 日後に温度応答性培養器材の同ウェル上へ播種した。積層細胞シート作製のため,Cell Sifter を用いて各ウェルから細胞シートを回収し,一箇所のウェル上へ細胞シートを 15 枚重ねて設置した。その後,3 日間培養を行い,SCID マウス背部皮下へ移植した。移植 1,2,4 週後に屠殺し,組織学的および免疫組織学的染色により検索した。HE 染色により,移植 1,2 週後にて内部に細胞が希薄な間隙を認めた。また,完全に吸収されることは無く,4 週後まで移植片としての形態を保っていた。血管様構造の新生は移植 1 週後にて移植片の表層より認められ,経時的に内部への増加を示した。移植 1 週後より抗ヒト VEGF,FGF-2,VWF 陽性反応を認め,新生された血管様構造には抗マウス CD31 陽性反応が認められた。これらの結果より,移植片への宿主由来血管様構造の新生が認められた。本研究により,HGF 積層細胞シートは移植後も宿主組織から必要な酸素と栄養の供給を受けることが示唆された。日本歯周病学会会誌(日歯周誌)54(4):323-335,2012
  • 太田 淳也, 深谷 千絵, 笠井 俊輔, 赤松 真也子, 森川 暁, 田子森 順子, 江口 徹, 税所 芳史, 河合 俊英, 伊藤 裕, 中 ...
    2013 年 54 巻 4 号 p. 336-345
    発行日: 2013/01/16
    公開日: 2013/04/24
    ジャーナル フリー
    本研究は糖尿病患者の歯周病罹患状況,ならびにその他の合併症との相互関係を明らかにすることを目的に行われた。被験者は,2010 年 7 月から 2011 年 12 月までに内科に教育入院した 2 型糖尿病患者 105 名(平均年齢 55.4±11.3 歳)とした。評価項目として,現在歯数,プロービングポケットの深さ(PPD),プロービング時の出血(BOP),動揺度を測定した。また,背景因子として年齢・性別・体格指標(BMI)・糖尿病罹患期間・血圧・既往歴,糖尿病合併症に関する評価として網膜症の有無(SDR:単純性網膜症・PPDR:前増殖性網膜症・PDR:増殖性網膜症),腎症の有無,神経障害の有無,動脈硬化性疾患の有無,血液指標を評価し比較検討した。今回の結果から糖尿病合併症である網膜症患者での残存歯数は PDR 患者で他のステージの網膜症患者に比べ有意に少なく(p<0.01 vs SDR, p<0.05 vs PPDR),4〜6 mmPPD 率や 7mm以上 PPD 率では SDR<PPDR<PDR と PPD が深い部位の割合が高くなる傾向を示しているため,網膜症の進行が歯周病の病態悪化になんらかの関与をしている可能性が考えられる。重度の歯周病(最大ポケット深さ 7 mm 以上)を有する患者の割合は腎症以外で有意に高く,糖尿病合併症の有無と歯周病の進行度には相関があることが示された。日本歯周病学会会誌(日歯周誌)54(4):336-345, 2012
症例報告レビュー
ポジション・ペーパー
  • 森田 学, 稲垣 幸司, 王 宝禮, 埴岡 隆, 藤井 健男, 両角 俊哉, 伊藤 弘, 山本 龍生, 吉江 弘正
    2013 年 54 巻 4 号 p. 352-374
    発行日: 2013/01/16
    公開日: 2013/04/24
    ジャーナル フリー
    2011年8月「歯科口腔保健の推進に関する法律」が公布・施行された。高齢化が進む中,生涯を通じて歯科疾患の予防や口腔機能の維持に取り組み,国民が健全な生活を営める社会の実現に向けた法的な整備が開始したことになる。この動きを受けて,本論文では,日本歯周病学会として,ライフステージごとの歯周病予防戦略について提案する。How to 式ではないので,「読んですぐ実践できる」という種類のものではない。むしろ,どのような考えをベースにこれからの歯周病対策をすべきか,診療室・地域において,歯周病学会会員ならではの活躍の参考資料になればと願う。日本歯周病学会会誌(日歯周誌)54(4):352-374, 2012
歯科衛生士コーナー
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