物理教育
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28 巻, 2 号
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  • 原稿種別: 表紙
    1980 年 28 巻 2 号 p. Cover1-
    発行日: 1980/05/15
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1980 年 28 巻 2 号 p. App1-
    発行日: 1980/05/15
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1980 年 28 巻 2 号 p. App2-
    発行日: 1980/05/15
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 松林 勉
    原稿種別: 本文
    1980 年 28 巻 2 号 p. 45-51
    発行日: 1980/05/15
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    動くモアレ縞を使って,平面波が斜に平らな反射面に入射する場合を二通りの方法で取扱った.単なるデモンストレーションではなく,定量的にも正しくなるように工夫した.方法-1^<1)>では入射角90°-θで平面波が平らな反射面に入射する場合,反射波が反射の法則を満足するように,モアレ縞を利用して動的に説明した.ピッチがαで反射面とθの角度をなし.互いに交差させたものを移動マンセンとする.一方,ピッチがα_コ´(=αCOSθ´),反射面とθ_コ(=θ+θ´)の角度をなすものを入射波用の固定マンセンとし,同じピッチで角度がθ_コ´(=θ-θ´)の角度をなすものを反射波用の固定マンセンとして,互に交差させたものを入射波と反射波の波面を同時に表わすための固定マンセンとする.この固定マンセンの上に移動マンセンを重ねると,波長λ(=α/tanθ´),入(反)射角90°-θの入(反)射波の波面をモアレ縞で観察できる.さらに,移動マンセンを真下に速さvyで動かすと,入(反)射波の波面は位相速度v(=vycosθcotθ´)で移動し動的に観察できる.自由端,固定端の区別は移動マンセンを右(または左)にα・cosecθ/4だけ反射面に沿って平行移動させて行った.次に方法-2では,同じピッチα(=1mm)で移動マンセン,固定マンセンを製作した.これはマンセン製作上,好都合である.すなわち,ピッチα(=1mm)で反射面とθ(θ-θ´)の角度をなし互いに交差させたものを,入射波と反射波の波面を同時に表わすための移動マンセン(固定マンセン)とする.この固定マンセンの上に移動マンセンを重ねると,波長λ=α/2cosecθ´/2,入(反)射角90°-θ+θ´+θ´/2の波面をモアレ縞で観察できる.さらに,移動マンセンを真横に早さvxで動かすと,入(反)射波の波面は位相速度v=vx/2sinθcosceθ´/2の波面をモアレ縞で観察できる.自由端,固定端の区別は移動マンセンを下(または上)にαsecθ/4だけ平行移動するとできる.方法-2が方法-1と違う点は両マンセンをいずれも同じピッチα(=1mm)のものを使用し,移動マンセンを真横に動かした点である.方法-2で使用したマンセンのピッチが方法-1のそれより小さいため,波面は方法-2の方が明瞭に観察される.
  • 深谷 晃次
    原稿種別: 本文
    1980 年 28 巻 2 号 p. 52-55
    発行日: 1980/05/15
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    縦波はわかりにくいという生徒が多い.これは縦波の変位の方向が波の伝播方向と平行であるために,疎密の様子が図示しにくいためである.縦波の説明には,変位を一たん横波の表示に変換したものを利用することが多い.これは便利な反面,この両者の関係をよく理解できないままに終ってしまう生徒もいる.そこで縦波を即座に横波の形に変換でき,両者の関係を生徒の視覚に訴えることのできる何らかの方法が必要になる.その一つの方法としてモアレを利用してみた.それはバネを格子とみなし,バネの前面に,バネの平衡時と同間隔の格子を置き,この2つの格子によるモアレを作る方法である.この時生ずるモアレは縦波の変位を横波表示したものと一致する.このモアレを利用することにより,生徒の縦波への理解を深めることができる.
  • 中島 春雄, 宮台 朝直, 山本 玉樹, 佐藤 久志
    原稿種別: 本文
    1980 年 28 巻 2 号 p. 56-58
    発行日: 1980/05/15
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    近年身体障害者の大学入学者が増加している.とくに理科系の場合,実験・実習を実施させる上で障害の程度によってはさまざまな工夫が必要とされる.われわれが昭和52年度の物理実験で体験した障害者の例を紹介したい.ここでは,車椅子に座ったままで,しかも右手がほとんど使用できない学生が行った教養物理実験について,1)事前に行った装置・器具の開発・改修,2)実際に実験を行った際の問題点,反省などを報告する.
  • 津留 俊介, 高内 良広
    原稿種別: 本文
    1980 年 28 巻 2 号 p. 59-61
    発行日: 1980/05/15
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    ドップラー効果の検証法として,可聴音をだす音源を音速の10%近い速度まで回転させ,直線運動とみなせる小区間の信号をサンプリングし,カウンターで速度と周波数を測定する方法を試みた。得られた結果は理論とよく一致することがわかった.
  • 矢野 淳滋
    原稿種別: 本文
    1980 年 28 巻 2 号 p. 62-65
    発行日: 1980/05/15
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    高校物理で電磁波の指導に各種のダイオードや火花を使用した発振器が使われているが,この段階の生徒にとってダイオードや火花によって発振する原理を理解することが困難なため,電磁波そのものを理解するための大きい障害となっている.正,負に帯電した細長い導体を互に接触させると,クーロン力により電気振動が発生し,電磁波が放射される.この方法は高校生には最も単純で理解しやすい発振方法であり,機構的にも簡単で製作も容易であるので,高校物理の実験用として適当であることが明らかになった.
  • 中原 一成, 田中 潔, 大滝 英治
    原稿種別: 本文
    1980 年 28 巻 2 号 p. 66-70
    発行日: 1980/05/15
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    流体の運動はほとんど数学的手法によって説明されているが,直感的にとらえにくい面がある。流体の運動をイメージとしてとらえ理解するためには流れを目に見える形にすることが効果的である.著者らは数値計算という手法を用いて粘性流体の運動を可視化することを試みた'今回の数値計算は,ナビエ・ストークスの方程式を定常形ではなく時間依存のままで解いている.水平壁面上に垂直にたてた平板状の障害物周辺の流線の時間変化,速度分布や渦度分布をレイノルズ数20,170と1700の場合について算出した.流線や渦度分布は,レイノルズ数が20と170の場合にはよく似た傾向を示したが,レイノルズ数が1700の場合には,慣性項の影響が効いて,得られた解は振動し流線図を作図することはできなかった.実際に数値計算を行う場合に必要な考え方とかパラメータはできるだけ示した.
  • 菰田 潔
    原稿種別: 本文
    1980 年 28 巻 2 号 p. 71-73
    発行日: 1980/05/15
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    突放した台車を静止台車に追突連結させ,その運動を記録タイマにとって運動量保存を検証する従来の実験では,単に保存法則の検証にとどまって,衝突時の力の測定までふれていない.また作用・反作用は静力学のなかで取扱われることが多く,力のつりあいと混同したり,その性質を理解させにくい難点がある.そこで,本稿実験は,従来の追突実験を改善して,外力を台車に作用させた状態のもとで追突を行わせ,タイマの記録から力を分析し,台車に作用した内力(作用・反作用力)と外力をとらえ,それらの区別を一層鮮明に対比させて理解させようと試みた.さらに質点系に対しても考察を発展させる.
  • 小林 英二
    原稿種別: 本文
    1980 年 28 巻 2 号 p. 74-80
    発行日: 1980/05/15
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    物理Iの授業で,多くの生徒が初めて蹟くところが「瞬間の速さ」である.その学習の理解を困難にしているのは,微分概念の難かしさによるものと思われる.そこで,従来の,平均の速さ→瞬間の速さ,という指導の流れを変えて,瞬間の速さ(グラフ)→平均の速さ→瞬間の速さ(代数),という流れによって指導したところ,かなりの成果が得られたので報告する.
  • 須藤 喜久男
    原稿種別: 本文
    1980 年 28 巻 2 号 p. 81-83
    発行日: 1980/05/15
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    MOS入力型オペアンプを用いた超高入力抵抗電圧計は,静電気実験に非常に重宝なものであるが,その鋭敏さゆえにかえって摩擦電気など高電圧の実験には不向きである.その場合,入力の正負端子間に高抵抗を接続すれば,計器を損傷する心配もなく,帯電体の正負を迅速に判定することができる.このとき電圧計の針の振れる様子は,磁石とコイルの電磁誘導によく似ている.これは,静電誘導の過渡現象によるものである.
  • 藤島 一満
    原稿種別: 本文
    1980 年 28 巻 2 号 p. 84-89
    発行日: 1980/05/15
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    小中学校の理科や算数の教科書を調べてみておどろいたことは,初等的な力学概念や数学概念を指導するときに登場するシーソー教具(シーソーの模型)で,教科書などに例示されているものはすべて,児童・生徒にとって非常に扱いにくい,きわめて不安定なつりあいになるものばかりであったということである.つりあいの体験や理解は,初等教育上きわめて重要なものであると考えるものであるが,その指導に使われる教具が,こんな不安定なものであってよいのだろうか.そこで,教具として役立つシーソーの設計を行なってみたのであるが,その中には単なる教具の製作ということだけでなく,高校や大学の一般物理教育の上で十分話題となり得る事がらを含んでいることも分った.今日,物理教育も大衆化し,そのためのさまざまな工夫がなされているのであるが,身近かな遊具の設計もその一つの方途ともなり得るのではないかと考え,あえて投稿した次第である.
  • 物理教育用語委員会
    原稿種別: 本文
    1980 年 28 巻 2 号 p. 90-95
    発行日: 1980/05/15
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • [記載なし]
    原稿種別: 本文
    1980 年 28 巻 2 号 p. 96-108
    発行日: 1980/05/15
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • [記載なし]
    原稿種別: 本文
    1980 年 28 巻 2 号 p. 109-112
    発行日: 1980/05/15
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 田中 直行
    原稿種別: 本文
    1980 年 28 巻 2 号 p. 113-115
    発行日: 1980/05/15
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1980 年 28 巻 2 号 p. 116-119
    発行日: 1980/05/15
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1980 年 28 巻 2 号 p. 119-
    発行日: 1980/05/15
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1980 年 28 巻 2 号 p. 120-
    発行日: 1980/05/15
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1980 年 28 巻 2 号 p. Cover2-
    発行日: 1980/05/15
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1980 年 28 巻 2 号 p. Cover3-
    発行日: 1980/05/15
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
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