ガラス容器内に圧縮された気体が,電磁弁を開閉した際に行う断熱(膨張)過程と,それにひきつづく定積過程における圧力と温度変化を,圧力センサと熱電対温度計を用い測定し,得られた値をAD変換してパソコンに入力した.今回試みたこの測定方法により,断熱・定積過程における圧力と温度変化が,ディスプレー上で画像として観察できる.また,断熱過程のデータをlog P-log Tグラフにすることによりポアソンの法則(Poisson's law).TP^<(1-γ)/γ>=一定の関係から比熱比γを直接求めることができた,そして,定積過程のデータからシャルルの法則(Charles' law),P/T=一定,つまり近似的に準静的過程の適用する状態を求めることができた.
抄録全体を表示