物理教育

表紙

原稿種別: 表紙
2000 年 48 巻 5 号 p. Cover1-
発行日: 2000/12/01
公開日: 2017/02/10

DOIhttps://doi.org/10.20653/pesj.48.5_Cover1

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会告

原稿種別: 付録等
2000 年 48 巻 5 号 p. App1-
発行日: 2000/12/01
公開日: 2017/02/10

DOIhttps://doi.org/10.20653/pesj.48.5_App1

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目次

原稿種別: 目次
2000 年 48 巻 5 号 p. Toc1-
発行日: 2000/12/01
公開日: 2017/02/10

DOIhttps://doi.org/10.20653/pesj.48.5_Toc1

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CONTENTS

原稿種別: 目次
2000 年 48 巻 5 号 p. Toc2-
発行日: 2000/12/01
公開日: 2017/02/10

DOIhttps://doi.org/10.20653/pesj.48.5_Toc2

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北海道支部のこの1年の活動概略(北海道支部特集)

菅原陽

原稿種別: 本文
2000 年 48 巻 5 号 p. 375-376
発行日: 2000/12/01
公開日: 2017/02/10

DOIhttps://doi.org/10.20653/pesj.48.5_375

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『北海道立理科教育センターの役割と今後の課題』 : 中村隆信事業課長にきく(北海道支部特集)

吉田静男, 菅原陽, 戸嶋一成

原稿種別: 本文
2000 年 48 巻 5 号 p. 377-384
発行日: 2000/12/01
公開日: 2017/02/10

DOIhttps://doi.org/10.20653/pesj.48.5_377

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北海道支部編集部の発案で,今後,機会ある毎に,物理教育のユニークな研究をされている個人や団体を訪問し,インタビューの形でお話をお聞きすることになった。第1回目は北海道理科教育センターの中村隆信事業課長をお尋ねすることになった。理科センターのこれまでと将来展望,そして,今後進展すると思われる小中学校での授業時間数の減少に絡んでどのような授業展開が考えられるかお話頂いたので紹介する(インタビュアーは北海道支部長)。

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科学の祭典函館大会の報告(北海道支部特集)

中嶋久

原稿種別: 本文
2000 年 48 巻 5 号 p. 385-388
発行日: 2000/12/01
公開日: 2017/02/10

DOIhttps://doi.org/10.20653/pesj.48.5_385

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北海道函館市で,第2回青少年のための科学の祭典函館大会が聞かれた。科学の祭典が行われたことのない地での,立ち上げから,軌道に乗るまでの苦労も交えて,その様子を報告する。

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高等学校3年生3学期の物理教育 : 卒業課題研究発表会(北海道支部特集)

渡邊儀輝

原稿種別: 本文
2000 年 48 巻 5 号 p. 389-392
発行日: 2000/12/01
公開日: 2017/02/10

DOIhttps://doi.org/10.20653/pesj.48.5_389

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卒業後の進路が「就職」を中心とする高等学校の3年生3学期の授業は,授業時数も少なく,2学期の取り残し部分の補充など,比較的消極的な授業が多くなってしまう傾向がある。物理教育もその例外ではない。そこで,物理IAから新たに設定された「物理学の影響」の目的をふまえ,最近話題の総合的な学習との連動から,簡素にできる物理演示実験を生徒自身が準備し,他の生徒にOHPなどを駆使して説明し,レポートによって解釈を深める「課題研究とその発表会」を実施したところ,かなりの教育効果があったので,ここに報告する。

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高校教育における物理の役割について : 和音について(北海道支部特集)

藤島譲

原稿種別: 本文
2000 年 48 巻 5 号 p. 393-394
発行日: 2000/12/01
公開日: 2017/02/10

DOIhttps://doi.org/10.20653/pesj.48.5_393

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物理とは,書いて字のごとく「物(もの)の理(ことわり)」を示す教科である。しかし,今日の物理の教科書では身近な現象についてはあまり深くは追求せず,単純化された現象を数式で表すという形が多く見受けられる(1Aは違うが)。そのため,物理は難しいと敬遠されがちなのが現状である。そこで,より高校生に馴染みの深い分野:音楽のうち,和音についてより深く追求し,さらに,物理は難しいものという概念を打ち崩そうという目的で授業を展開したところ,生徒は予想以上に興味・関心を持ち,かなりの教育効果があったので,ここに報告する。

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デジタル技術を応用した教具の製作と実践(北海道支部特集)

河田淳一

原稿種別: 本文
2000 年 48 巻 5 号 p. 395-396
発行日: 2000/12/01
公開日: 2017/02/10

DOIhttps://doi.org/10.20653/pesj.48.5_395

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学校へのコンピュータの導入が進んではいるが,100%の活用がなされているかは甚だ疑問である「何でもできるコンピュータ」ということは「何もできない」の裏返しである。「何でもできる」が故に,教育においては何に使っていいのかわからないのが現実である。ワープロの訓練,表計算の演習,インターネットの体験など教育が職業訓練と化していることも事実である。現時点で生徒一人一人にコンピュータを与えては教師に集中することなしに,画面に集中することは間違いない。授業とは教室で黒板の前の教師に注目するように行われなければならない。1つの同じ情報を教室内全員が共有するのが教育の理想の姿であると考える。単独目的の道具が洗練された形になっていくように,教具も万能型ではなく「これに使う」と決めて製作するべきである。そして教師が工夫して作らなければならないという発想で,デジタル技術と電子工作を応用した教具を用いて教師に注目させる授業を行った。今回製作した2種の教具はそれぞれ赤外線通信技術と音量測定の物理的技術が生かされている。

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動画を用いた運動の学習(北海道支部特集)

大久保政俊

原稿種別: 本文
2000 年 48 巻 5 号 p. 397-400
発行日: 2000/12/01
公開日: 2017/02/10

DOIhttps://doi.org/10.20653/pesj.48.5_397

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動画を用いた運動の学習を再検討し,新たに開発したソフトによる運動の学習内容を紹介する。このソフトは表示した動画面上に自由に描画ができ,運動の軌跡などを印すことができる。また画像を合成して,ストロボと同じように,物体の像が重なった動画や静止画を作成できる。また,自分が撮った動画から新たに加工作成した動画や静止画を見せたり印刷するなど,運動の動画や静止画を授業の中でオリジナルな教材資料として活用できる。

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物体の重心移動に関する考察 : 摩擦力の問題をめぐって(北海道支部特集)

小川直久, 岡崎隆, 岡田泉, 吉田祐

原稿種別: 本文
2000 年 48 巻 5 号 p. 401-404
発行日: 2000/12/01
公開日: 2017/02/10

DOIhttps://doi.org/10.20653/pesj.48.5_401

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棒の重心を指または腕の運動によって求めるという古くから知られた方法について理論的に考察した。実験との対応及び,高校生の本問題に対する理解に関して議論した。

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レーマーによる光速度測定についての疑問(北海道支部特集)

岡崎隆, 佐藤瑞紀

原稿種別: 本文
2000 年 48 巻 5 号 p. 405-408
発行日: 2000/12/01
公開日: 2017/02/10

DOIhttps://doi.org/10.20653/pesj.48.5_405

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レーマーは木星の衛星食を観測することによって史上はじめて有限な光速度を得たとされる。この観測と光速度の導出がどのようなものであったかを辿り解説する課題に卒業研究(学士論文)として取り組んだ。木星の「衝」とその3ヶ月後の衛星食の観測が基本となることを示し,食周期の精密測定に関わる問題の存在を明らかにする。

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空気でっぽうにおける前玉の水平到達距離(北海道支部特集)

高橋成和, 小村玲子, 勝部亜矢子

原稿種別: 本文
2000 年 48 巻 5 号 p. 409-411
発行日: 2000/12/01
公開日: 2017/02/10

DOIhttps://doi.org/10.20653/pesj.48.5_409

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空気でっぽうの前玉は空気から慣性抵抗力を受けて飛ぶ。内径9mm長さ30cmの筒から発射した硬質のスポンジ玉には,その重さの130倍,ジャガイモ玉には13倍の空気抵抗力が働くことが分かった。

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学生実験の新しい試み : 北海道大学科学教育研究グループ(北海道支部特集)

吉田静男, 加藤誠也, 北村剛, 中島利夫, 大久保政俊

原稿種別: 本文
2000 年 48 巻 5 号 p. 412-416
発行日: 2000/12/01
公開日: 2017/02/10

DOIhttps://doi.org/10.20653/pesj.48.5_412

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北海道大学におけるカリキュラムのスリム化は80年代に開始したが,今日なお改革すべき点が多い。特に,講義する側が学生の学力のバックグラウンドの変化に対応できておらず,ほとんどの講義において,未消化のまま経過している学生の比率が高まっている。この状況は,北海道大学に限ったものではないが,他の大学はともかく,わが北大だけでも今後どうするか考えるべき時期がきている。この事態を解決すべく,一つの授業科目の開発を試みたので報告する。

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現場でかかえる物理教育の悩み(東北支部特集)

佐藤昌孝

原稿種別: 本文
2000 年 48 巻 5 号 p. 417-
発行日: 2000/12/01
公開日: 2017/02/10

DOIhttps://doi.org/10.20653/pesj.48.5_417

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実験における失敗を重視した指導(東北支部特集)

池田和則

原稿種別: 本文
2000 年 48 巻 5 号 p. 418-420
発行日: 2000/12/01
公開日: 2017/02/10

DOIhttps://doi.org/10.20653/pesj.48.5_418

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知識の習得効率をあげるために,授業における実験方法も偏っているのではないかとの反省に立ち,失敗を重視した実験授業を試みた。ここでは生徒自身が実験計画を立て,実験値が目標とする誤差内に収まるまで,幾度も実験方法を改良していく。この実験授業を重ねると,誤差を見積もった実験計画が立てられ,"物理実験は面白い"などの変容が見られた。

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課題研究の試み「モンキーに必ず当てるには」(東北支部特集)

工藤実

原稿種別: 本文
2000 年 48 巻 5 号 p. 420-421
発行日: 2000/12/01
公開日: 2017/02/10

DOIhttps://doi.org/10.20653/pesj.48.5_420

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本校の理数科の課題研究では,昨年より「モンキーハンティングのモンキーに弾丸を必ず当てるにはどうしたらよいか」ということを生徒に研究させています。今までの所,1,残留磁気によるサルの落下の遅れは、サルが十分に重いので問題にならない。2,弾丸はできるだけ完全に球に近い玉を使うこと。3,パイプはつなぎ目のないガラスパイプがよい。4,玉を吹き出す息は長めに吹くと良い。ということが分かりました。

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ねずみ取りを使った原子炉のモデル演示実験(東北支部特集)

木村清

原稿種別: 本文
2000 年 48 巻 5 号 p. 422-425
発行日: 2000/12/01
公開日: 2017/02/10

DOIhttps://doi.org/10.20653/pesj.48.5_422

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ねずみ取りを使った連鎖反応の演示実験を改良し,原子力の仕組みや核燃料の諸問題の理解増進に役立つ実験とストーリー,補助教材を開発した。非ブラックボックスの単純な実験ながら,原子力エネルギーに関しては幅広い展開が可能で,通常の解説ではとらえにくい部分の直感的把握に効果がある。実際に青少年のための科学の祭典などで演示し,幅広い年齢層に受け入れられた。

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大学で「入門物理学」を担当して(東北支部特集)

佐々木武

原稿種別: 本文
2000 年 48 巻 5 号 p. 426-427
発行日: 2000/12/01
公開日: 2017/02/10

DOIhttps://doi.org/10.20653/pesj.48.5_426

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「入門物理学」は,高校で物理を履修しなかった学生に対して,基礎学力向上のために開講された科目である。本稿は,高校と大学の橋渡しという観点からの実践報告である。

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「考える力・生きる力」の芽をふくらまそう(東北支部特集)

佐々木満

原稿種別: 本文
2000 年 48 巻 5 号 p. 428-429
発行日: 2000/12/01
公開日: 2017/02/10

DOIhttps://doi.org/10.20653/pesj.48.5_428

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理科離れ・活字離れ・数字嫌いなどと言われるが,果たして教育現場の各教科の指導方法に原因がるのだろうか。例えば,教師サイドの実験観察の工夫の足りなさとか。また,考える力・生きる力を育む教育の大切さもかなり以前から叫ばれ続けていることである。私達は各教科の指導者としてばかりでなく,一人の人間として全人格的に生徒に接するべきではないだろうか。社会の一員として,何を考え,どう生きているかを環境ホルモンの問題を通して生徒に示したものである。

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物理的理解を深めるために(東北支部特集)

渡辺聰明

原稿種別: 本文
2000 年 48 巻 5 号 p. 429-430
発行日: 2000/12/01
公開日: 2017/02/10

DOIhttps://doi.org/10.20653/pesj.48.5_429

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身の周りの物理的諸現象について原理の確認と理解、そしてイメージづくりの工夫をしてみた。それは、鏡の具備すべき条件、全反射現象を具体的に示すには、凸レンズの性質、色(光)の混合、レザー光源装置を利用した光の直進性、線密度の異なるつるまきバネによる波の反射・透過、手回し発電機と組み合わせて回路素子の働きを知る、こと等についてである。

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水の波なんだりかんだり-30年(東北支部特集)

堀込智之

原稿種別: 本文
2000 年 48 巻 5 号 p. 431-434
発行日: 2000/12/01
公開日: 2017/02/10

DOIhttps://doi.org/10.20653/pesj.48.5_431

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大学時代に水波の魅力に取り付かれ,高校の教師になっても生徒と一緒にそれを追求してきました。いつの間にか30年になりますが,難題を解決したときに堂々巡りの思考回路が飛躍したように感じたことや,基礎から始まった研究がより深まって環境問題にふれたり,、地域の方々の協力をいただいたりなど,今の理科教育に必要なことがたくさなったような気がします。理科教育に役立つことを願ってその体験の一端を紹介します。

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高校における科目選択制の限界(東北支部特集)

八巻俊憲

原稿種別: 本文
2000 年 48 巻 5 号 p. 435-436
発行日: 2000/12/01
公開日: 2017/02/10

DOIhttps://doi.org/10.20653/pesj.48.5_435

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高等学校の教育課程における単位数削減に伴う科目選択制をめぐって直面した問題について,勤務校の事例を報告する。学習指導要領の謳う「自由選択制」には実施上の限界がある。入学後間もない生徒にとっては,選択能力に限界がある。さらに,互いに補完的な科目を並列させて選択させる科目設定には障碍が大きい。学習者に十分な科学リテラシーが提供できない状況に危機感を感ずる。

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物理離れと補正教育(東北支部特集)

目修三

原稿種別: 本文
2000 年 48 巻 5 号 p. 437-438
発行日: 2000/12/01
公開日: 2017/02/10

DOIhttps://doi.org/10.20653/pesj.48.5_437

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今日,大学教育で要求される基礎学力と入学生か高校で学んできた科目との間に大きなミスマッチングが生じ,大学教育における補正教育の必要性が指摘されている。しかし補正教育が単なる高校教育の復習にとどまるならば事態の改善は困難であろう。八戸工業大学における入学生の高校物理の履修状況の推移を紹介し,これからの補正教育も含めた大学教育のあり方をさぐる。

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学生の基礎学力の低下(東北支部特集)

津留俊介

原稿種別: 本文
2000 年 48 巻 5 号 p. 439-
発行日: 2000/12/01
公開日: 2017/02/10

DOIhttps://doi.org/10.20653/pesj.48.5_439

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最近特に,学生の学力低下が感じられる。こんなことは当然知っているだろうと思うことさえ意外と知らないことが多い。これまでの常識が非常識にかわってしまったかのよでもある。その原因を探り,システムの変更のもたらす影響について考えてみたい。

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物理の学習で生徒達に何が不足していたか(東北支部特集)

志摩茂郎

原稿種別: 本文
2000 年 48 巻 5 号 p. 440-441
発行日: 2000/12/01
公開日: 2017/02/10

DOIhttps://doi.org/10.20653/pesj.48.5_440

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もっと豊かな情報を(東北支部特集)

鈴木秀明

原稿種別: 本文
2000 年 48 巻 5 号 p. 442-
発行日: 2000/12/01
公開日: 2017/02/10

DOIhttps://doi.org/10.20653/pesj.48.5_442

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高校物理の認識(東北支部特集)

文屋優

原稿種別: 本文
2000 年 48 巻 5 号 p. 443-444
発行日: 2000/12/01
公開日: 2017/02/10

DOIhttps://doi.org/10.20653/pesj.48.5_443

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週5日制導入,新指導要領実施間近,いじめ・不登校・中退者増加が学校現場で語られてから久しい。さらに勉強嫌いの様相が示される現状で学習嫌い,理科・数学嫌いが語られ,21世紀の日本はどうなるかと危惧する思いは日増しに強くなるばかりである。「物理は有用だと言われているが自分には程遠い教科だ」,何が近づき難くさせ,嫌いにさせるか,好きにさせる方法はどこにあるか。実験を取り入れるなら良いとか,コンピュータで計算処理が簡便にする事がよいとか。大学入試の改善が物理によい影響を与える。さらに高等学校の制度改善が高校の学習環境に良い影響を与える等の声が聞こえる。

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小学校の理科の授業をもっと楽しく(東北支部特集)

阪路裕

原稿種別: 本文
2000 年 48 巻 5 号 p. 445-
発行日: 2000/12/01
公開日: 2017/02/10

DOIhttps://doi.org/10.20653/pesj.48.5_445

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物理や自然科学に対する興味や関心は,小学校の理科の授業での,観察や実験,ものづくりなどの体験がきっかけとなって引き出されることが多い。おもしろい実験やものづくりをどんどん行って,理科の授業をもっともっと楽しいものにしていきたいものである。

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物理教育と技術教育との関連性(東北支部特集)

津川昭良, 安孫子啓

原稿種別: 本文
2000 年 48 巻 5 号 p. 446-449
発行日: 2000/12/01
公開日: 2017/02/10

DOIhttps://doi.org/10.20653/pesj.48.5_446

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学習指導要領の改訂を重ねる度に,『原理を発見し理解する』理科(物理)教育と『もの作りを通し技術を理解する』技術教育とでの明確に別れていた役割が次第に融合してきた。これに伴い,取り上げる題材によっては取り扱い方が違うだけで,共有する教具・教材が見受けられるようになっている。理科の科目選択によるが,小・中・高校の一貫した技術教育の可能性も生まれた。これらの動向に対応できる教員の資質向上の問題にも触れた。

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ある教員養成学部からの高校への要望(東北支部特集)

石川雄一郎

原稿種別: 本文
2000 年 48 巻 5 号 p. 450-451
発行日: 2000/12/01
公開日: 2017/02/10

DOIhttps://doi.org/10.20653/pesj.48.5_450

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大学受験対策によって,教員養成学部入学者の,高校での物理・化学・生物・地学の履修者数には極端なアンバランスがある。それが,理科教員の養成のうえで困難をもたらしている。高校において,二つの異なる目的をもった物理教育を実施して頂けないものか。ひとつは受験科目としての教育。他は非受験科目としての教育で,実験・観察をふんだんに取り入れながら物理を手ほどきする内容,物理好きな生徒を育成するコースである。

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新潟支部特集

原稿種別: 付録等
2000 年 48 巻 5 号 p. 452-
発行日: 2000/12/01
公開日: 2017/02/10

DOIhttps://doi.org/10.20653/pesj.48.5_452

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新潟県の物理の現状(新潟支部特集)

坂井章

原稿種別: 本文
2000 年 48 巻 5 号 p. 453-456
発行日: 2000/12/01
公開日: 2017/02/10

DOIhttps://doi.org/10.20653/pesj.48.5_453

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新潟支部は「物理教育の現状と課題」のテーマで大学,高校の各2名の会員から原稿を書いてもらった。県内大学および高校での物理教育の問題点を指摘し,あわせて問題解決の方法を模索してもらった。また,事務局として県内高校の物理専門の教員にアンケートをとり物理教員の現状の把握に努めた。

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教員養成系大学における物理教育の現状と課題(新潟支部特集)

西山保子

原稿種別: 本文
2000 年 48 巻 5 号 p. 457-462
発行日: 2000/12/01
公開日: 2017/02/10

DOIhttps://doi.org/10.20653/pesj.48.5_457

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教員養成系大学における物理教育の現状と課題を上越教育大学の場合を例として述べた。学部については,理科科目の高等学校における履修状況および大学入試センター試験の受験状況と大学教育との関係を紹介し,入試方法の検討と教育職員免許法の根本的改正の必要性を論じた。また,大学院については,現職教員の再教育およびその問題点を中心に述べた。

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理科教育・物理教育の現状に思う(新潟支部特集)

合田正毅

原稿種別: 本文
2000 年 48 巻 5 号 p. 463-466
発行日: 2000/12/01
公開日: 2017/02/10

DOIhttps://doi.org/10.20653/pesj.48.5_463

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近年特に問題となっている,児童・生徒・学生の学力低下・知力低下問題について,理科・物理を年頭に置きながら,そのよって来るところ,問題の所在,現行の対応策,なにをすべきか,等について,思うところを述べた。特に,この問題の解決には,教育の基盤整備に向けて国が本気で取り組むべき課題が多いこと,又大学の果たすべき役割も大きいこと,等を述べた。

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物理選択者の数を増やす(新潟支部特集)

市橋浩

原稿種別: 本文
2000 年 48 巻 5 号 p. 467-469
発行日: 2000/12/01
公開日: 2017/02/10

DOIhttps://doi.org/10.20653/pesj.48.5_467

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物理選択者の減少が話題に上る。一生懸命に物理を学習した生徒が,大学入試センター試験を受けるが,それが難しいものであればその後の学年の選択者は抑えられる。他教科の教員の物理を見る目は厳しい。物理の問題がどのように「難しい」ものになっているかを考える必要がある。物理を学習した生徒が良い感想を持ち,後輩や周囲の人に物理の学習を勧めてくれれば,物理選択者は自然に増えていくはずだ。

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物理における中高一貫教育の利点と問題点 : 津南地区の理科実践研究をふまえて(新潟支部特集)

長谷川雅一

原稿種別: 本文
2000 年 48 巻 5 号 p. 469-472
発行日: 2000/12/01
公開日: 2017/02/10

DOIhttps://doi.org/10.20653/pesj.48.5_469

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津南地区では新潟県の中高一貫教育実践研究校の一つとして平成10年度から取り組みを進めてきた。理科教科の実践結果をまとめると,物理に於ける中高一貫教育の特長としては,6年間を見通した指導体制,複数教員の指導,異年齢間の交流,学校独自の特色ある教育が可能であることなどがあげられる。「ゆとり」の教育となるかは疑問であるが,公立の中高一貫教育の果たす役割を今後とも考えていく必要がある。

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Information

原稿種別: 付録等
2000 年 48 巻 5 号 p. 473-
発行日: 2000/12/01
公開日: 2017/02/10

DOIhttps://doi.org/10.20653/pesj.48.5_473

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原稿種別: 付録等
2000 年 48 巻 5 号 p. 475-
発行日: 2000/12/01
公開日: 2017/02/10

DOIhttps://doi.org/10.20653/pesj.48.5_475_1

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奥付

原稿種別: 付録等
2000 年 48 巻 5 号 p. 475-
発行日: 2000/12/01
公開日: 2017/02/10

DOIhttps://doi.org/10.20653/pesj.48.5_475_2

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裏表紙

原稿種別: 表紙
2000 年 48 巻 5 号 p. Cover2-
発行日: 2000/12/01
公開日: 2017/02/10

DOIhttps://doi.org/10.20653/pesj.48.5_Cover2

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