物理教育

表紙

原稿種別: 表紙
2002 年 50 巻 4 号 p. Cover1-
発行日: 2002/09/15
公開日: 2017/02/10

DOIhttps://doi.org/10.20653/pesj.50.4_Cover1

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会告

原稿種別: 付録等
2002 年 50 巻 4 号 p. App1-
発行日: 2002/09/15
公開日: 2017/02/10

DOIhttps://doi.org/10.20653/pesj.50.4_App1

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目次

原稿種別: 目次
2002 年 50 巻 4 号 p. Toc1-
発行日: 2002/09/15
公開日: 2017/02/10

DOIhttps://doi.org/10.20653/pesj.50.4_Toc1

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CONTENTS

原稿種別: 目次
2002 年 50 巻 4 号 p. Toc2-
発行日: 2002/09/15
公開日: 2017/02/10

DOIhttps://doi.org/10.20653/pesj.50.4_Toc2

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教育学部1年生のPC使用経験に関する実態調査

井上直已, 大倉宏之, 重岡廣男, 楠賢司

原稿種別: 本文
2002 年 50 巻 4 号 p. 219-224
発行日: 2002/09/15
公開日: 2017/02/10

DOIhttps://doi.org/10.20653/pesj.50.4_219

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教育現場へのIT(情報技術)普及に伴い,静岡大学教育学部では平成2年度よりコンピュータ活用を含む物理学実験が行われている。また,平成12年度より静岡大学の全ての1年生に対して,情報系の共通科目として「情報処理入門」が開講されている。こうした状況の中,学生のPC(パーソナルコンピュータ)についての知識や関心などは千差万別であり,その度合いを知ることは重要と考えられる。そこで,教育学部技術部では教育学部1年生のPCとの係わりを把握するために,アンケート調査を実施したので,その調査結果を報告する。

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銀鏡を使った電流と磁界の実験

矢野淳滋

原稿種別: 本文
2002 年 50 巻 4 号 p. 225-227
発行日: 2002/09/15
公開日: 2017/02/10

DOIhttps://doi.org/10.20653/pesj.50.4_225

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高校の演示実験で金属のホール効果を演示するために鏡の銀幕を利用し,界磁としては小さいネオジム磁石を使うことにした。単一乾電池で鏡の銀幕に数Aの電流を流してみると数百μVの電圧が発生するが,定性的な演示では電圧の方向さえ分かればよいので,ホール起電力をオペアンプで増幅して電流と起電力の方向のみをLEDで指示させるようにした。ホール素子の大きさを適当にすればホール起電力の方向と同時に素子が磁界から力を受けて動く方向も分かり,素子を磁界中で動かしたときに発生する誘導起電力の方向も指示させることができる。

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電子天秤を用いた誘電率および透磁率の測定

米田隆恒

原稿種別: 本文
2002 年 50 巻 4 号 p. 228-231
発行日: 2002/09/15
公開日: 2017/02/10

DOIhttps://doi.org/10.20653/pesj.50.4_228

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精度0.1mgwの電子天秤を用いて,クーロンの法則,平行平板コンデンサーの極板間の力,平行電流間の力に関する諸公式を検証した。また,これらの測定値をもとに,空気の誘電率と透磁率を計算し,電磁波の速さを求めた。以上の生徒実験を通して,電磁気学の歴史の一部分を生徒は追体験することができた。

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中国と日本の学生のもつ科学のイメージの比較

村井護晏, 周尚文, 王螂

原稿種別: 本文
2002 年 50 巻 4 号 p. 232-236
発行日: 2002/09/15
公開日: 2017/02/10

DOIhttps://doi.org/10.20653/pesj.50.4_232

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日本の若者の科学技術離れが指摘され,随分時間がたつ。これらのことも考慮され今日の教育改革も進められてきたものと思うが,しかし,それに拍車をかけ,大学生が分数の計算ができないと指摘もされた。これではハイテク日本の名前も返上しなければならないとの不安も強い。そこで,開放政策によって,科学技術を駆使した,安価なしかも優秀なハイテク生産物の拠点になりつつある中国と日本の学生の科学のイメージを比較することによって,何らかの新しい知見を得られないかと調査,分析をおこなった。調査はSD法を使った。

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電気伝導率と熱伝導率のデータ群とボルツマン定数

田中俊一, 西村治彦

原稿種別: 本文
2002 年 50 巻 4 号 p. 237-242
発行日: 2002/09/15
公開日: 2017/02/10

DOIhttps://doi.org/10.20653/pesj.50.4_237

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現在,従来の実験・観察課題の再構成だけではなく,理科および自然科学への興味・関心を生徒や学生にもたせるための新たなタイプの課題設定と工失を迫られている。そのような学習スタイルとして実験結果のデータと理論的な知識との結び付けを図る作業課題が考えられる。本稿では,金属の電気伝導率および熱伝導率のデータ群に着目し,このようなアプローチの可能性について具体的に検討する。

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物理量の測定の意味 : 物理教育と算数・数学教育の接点

小林幸夫

原稿種別: 本文
2002 年 50 巻 4 号 p. 243-247
発行日: 2002/09/15
公開日: 2017/02/10

DOIhttps://doi.org/10.20653/pesj.50.4_243

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現行の物理教育とはちがって,かんたんなフラクタル図形を通じて,物理量の概念を見直す。測定の意味に立ち戻って,量と数値が異なる概念であることを理解する。さらに,数値=物理量/単位という関係式が,形の学習と結びついている事情を考える。物理量=数値×単位の関係式を,単なる書き方の規則とは考えずに,測定の意味を通して理解することが肝要である。中学,高校,大学のどの段階でも,形の調べ方と測定の概念を同じ視点で扱う項目を導入することを提案する。

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ばねはどのようにのびるのかII

江沼直樹

原稿種別: 本文
2002 年 50 巻 4 号 p. 248-249
発行日: 2002/09/15
公開日: 2017/02/10

DOIhttps://doi.org/10.20653/pesj.50.4_248

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コイル状になっている物体に力を加えると,回転しながら伸び縮みする。ばねがのびるときの回転の向きが,巻き数が増える向きであるか減る向きであるかは,ばねを構成する素材の断面形状に依存する。同じ素材においても伸び縮み時の回転の向きが変化するということは,生徒に意外性を与え,興味関心を喚起する探究活動にテーマになり得る。

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色とりどりの浮沈子(私の工夫)

柿原聖治

原稿種別: 本文
2002 年 50 巻 4 号 p. 250-
発行日: 2002/09/15
公開日: 2017/02/10

DOIhttps://doi.org/10.20653/pesj.50.4_250

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浮沈子として,駒込ピペットに使われているゴムキャップを用いる。特にシリコン製のものは5色あり,色とりどりで生徒の興味を引き付けられる。半透明で中の空気(水位)が見えるので,浮沈子の原理を理解させやすい。水に色を付けたり,色付きクリップを使うと,さらにカラフルなものができる。

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富山一高に戸田一郎先生を訪ねる(実験室訪問)

広井禎

原稿種別: 本文
2002 年 50 巻 4 号 p. 251-252
発行日: 2002/09/15
公開日: 2017/02/10

DOIhttps://doi.org/10.20653/pesj.50.4_251

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まいぎりで火を起こし,エジソン電球,霜箱などの教材化をした戸田一郎先生が2002年3月に定年を迎える。戸田先生は実験開発ですぐれた実績を挙げたが,実験室の維持・管理でも傑出している。私たちは,戸田先生が定年になる1か月前の2月に,学校を訪問して,2日にわたって実験室を見学させていただいた。

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ノーベル賞受賞者たち(1)レントゲン

西尾成子

原稿種別: 本文
2002 年 50 巻 4 号 p. 253-258
発行日: 2002/09/15
公開日: 2017/02/10

DOIhttps://doi.org/10.20653/pesj.50.4_253

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ノーベル賞は,スウェーデン生まれのアルフレッド・ノーベルの遺志に基づいて創設された。1901年第1回の物理学賞受賞者はレントゲンであった。レントゲンは,1895年,希薄気体放電(真空放電)と陰極線の研究をしているときに,エックス線を発見した。この発見は現代物理学の幕開けを告げるものとなった。

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2002年度第11回今春の物理入試問題についての懇談会報告 : 入試検討委員会(入試懇談会担当)(委員会報告)

小野啓一, 井上賢, 鈴木亨, 広井禎, 井上健, 増子寛, 吉澤純夫, 宮田規夫, 桑原爾, 濱本悟志, 真梶克彦, ...

原稿種別: 本文
2002 年 50 巻 4 号 p. 259-261
発行日: 2002/09/15
公開日: 2017/02/10

DOIhttps://doi.org/10.20653/pesj.50.4_259

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入試検討委員会(入試懇談会担当)では,2002年5月25日(土)14:00から17:30まで,東京大学駒場キャンパス16号館119室において,11回目の「今春の物理入試問題についての懇談会」を開催した。ここ数年,会の運営も少しずつより良い形を取れるようになり,昨今の大学人の教育へ向ける意識の高揚と相挨って,高校-大学間の意志疎通度も向上し,今回も率直で有意義な情報交換がなされたように思う。特に,大学からの出席者諸氏が積極的に意見表示や課題の提示を行う場面が増え,今後の継続発展が望まれる状況と思われる。

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現行課程における高校での「物理+生物」履修状況調査 : 入試検討委員会(委員会報告)

兵頭俊夫, 広井禎, 小野啓一, 増子寛, 鈴木亨, 井上賢

原稿種別: 本文
2002 年 50 巻 4 号 p. 262-264
発行日: 2002/09/15
公開日: 2017/02/10

DOIhttps://doi.org/10.20653/pesj.50.4_262

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日本物理学会第57回年次大会シンポジウム : 高校と大学の接続改善の取組み(学会報告)

大野栄三

原稿種別: 本文
2002 年 50 巻 4 号 p. 265-273
発行日: 2002/09/15
公開日: 2017/02/10

DOIhttps://doi.org/10.20653/pesj.50.4_265

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日本物理学会第57回年次大会(2002年3月24日〜27日,立命館大学びわこ・くさつキャンパス)において,物理教育分科会のシンポジウム「高校と大学の接続改善の取組み」が開催された。講演者は,吉澤雅幸氏(東北大理),鈴木直氏(阪大理),左巻健男氏(京都工繊大),山田善春氏(大阪市立高)であった。以下は,4氏の講演を筆者(大野栄三)の文責でまとめたものである。

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共同企画シンポジウム「物理オリンピックを考える」概要報告 : 日本物理学会第57回年次大会物理教育分科(日本物理教育学会と共催)(学会報告)

喜多誠, 田中忠芳, 毛塚博史

原稿種別: 本文
2002 年 50 巻 4 号 p. 274-276
発行日: 2002/09/15
公開日: 2017/02/10

DOIhttps://doi.org/10.20653/pesj.50.4_274

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2002年3月24-27日に立命館大学びわこ・くさつキャンパスで開催された日本物理学会第57回年次大会において,3月27日午前,応用物理学会会場(東海大学湘南キャンパス)と日本物理学会会場とを高速デジタル回線テレビ会議システムで結び,「物理オリンピックを考える」という主題で,日本物理学会物理教育分科・応用物理学会応用物理教育分科会・日本物理教育学会の共同企画シンポジウムが開催された。立命館大学会場の座長は,前半が田中忠芳(鹿児島高等予備校),後半が波田野彰氏(帝京平成大情報),東海大学会場の座長は,前半・後半とも岡島茂樹氏(中部大工)がつとめた。物理オリンピックに関する各講演の後,さまざまな観点から,活発な意見交換が行われた。

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2002年度評議員会の報告(学会報告)

[記載なし]

原稿種別: 本文
2002 年 50 巻 4 号 p. 277-278
発行日: 2002/09/15
公開日: 2017/02/10

DOIhttps://doi.org/10.20653/pesj.50.4_277

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本年度の評議員会は8月11日(日)16:15-19:30,東京学芸大学20周年記念館で行われた。出席者は23人,また,事前に文書だけで意見をいただいたのは6人であった。理事会からの検討課題は,本年度は本会の50周年であり,中・長期に見通したうえで「これからの学会活動のあり方」について検討するということであった。これに対して,現実が厳しいだけに,現実の諸問題に触れつつ,この課題について意見交換を行った。ここでは,そこで交わされた主な意見を紹介して,評議員会の報告としたい。

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教科書検定に関する意見書(学会報告)

[記載なし]

原稿種別: 本文
2002 年 50 巻 4 号 p. 279-281
発行日: 2002/09/15
公開日: 2017/02/10

DOIhttps://doi.org/10.20653/pesj.50.4_279

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Information

原稿種別: 付録等
2002 年 50 巻 4 号 p. 282-285
発行日: 2002/09/15
公開日: 2017/02/10

DOIhttps://doi.org/10.20653/pesj.50.4_282

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訂正記事

原稿種別: 文献目録等
2002 年 50 巻 4 号 p. 286-
発行日: 2002/09/15
公開日: 2017/02/10

DOIhttps://doi.org/10.20653/pesj.50.4_286_1

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編集後記

原稿種別: 文献目録等
2002 年 50 巻 4 号 p. 286-
発行日: 2002/09/15
公開日: 2017/02/10

DOIhttps://doi.org/10.20653/pesj.50.4_286_2

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奥付

原稿種別: 付録等
2002 年 50 巻 4 号 p. 287-
発行日: 2002/09/15
公開日: 2017/02/10

DOIhttps://doi.org/10.20653/pesj.50.4_287

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裏表紙

原稿種別: 表紙
2002 年 50 巻 4 号 p. Cover2-
発行日: 2002/09/15
公開日: 2017/02/10

DOIhttps://doi.org/10.20653/pesj.50.4_Cover2

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