哲学

事実と価値

竹尾治一郎

1973 年 1973 巻 23 号 p. 1-19
発行日: 1973/05/01
公開日: 2009/07/23

DOIhttps://doi.org/10.11439/philosophy1952.1973.1

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比較哲学の諸問題

その意義と方法

峰島旭雄

1973 年 1973 巻 23 号 p. 20-36
発行日: 1973/05/01
公開日: 2009/07/23

DOIhttps://doi.org/10.11439/philosophy1952.1973.20

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現代における宗教

宗教はこれからも生命をもちつづけるか

平下欣一

1973 年 1973 巻 23 号 p. 37-50
発行日: 1973/05/01
公開日: 2009/07/23

DOIhttps://doi.org/10.11439/philosophy1952.1973.37

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「現代における宗教」について論ずるに当っては、まず「現代」をいかなる時代と考えるか、また「宗教」のいわば本質をどう考えるかについて、一応の私見を述べておくことが、議論のすれちがいを避けるために有用であろう。この私見そのものが論難の対象となるにしてもである。その際、私は宗教についてそれが単に感情的なものでも知的なものでなく全人格的なことがらであることを指摘するが、次いでそのことが宗教を非合理主義的・超理性的として解釈するのでないことを明らかにしたい。そして最後に国家と宗教との関係を.わが国の場合に限って考察し、無関心とも見える宗教的寛容が、わが国の思想史において準備されていたという特殊性を指摘し、今後の文化において宗教の占める役割を論じたい。

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現代と宗教

田丸徳善

1973 年 1973 巻 23 号 p. 51-63
発行日: 1973/05/01
公開日: 2009/07/23

DOIhttps://doi.org/10.11439/philosophy1952.1973.51

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現代における神の問題

小川圭治

1973 年 1973 巻 23 号 p. 64-72
発行日: 1973/05/01
公開日: 2009/07/23

DOIhttps://doi.org/10.11439/philosophy1952.1973.64

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「明確さ」について

哲学と言語分析

佐藤徹郎

1973 年 1973 巻 23 号 p. 73-84
発行日: 1973/05/01
公開日: 2009/07/23

DOIhttps://doi.org/10.11439/philosophy1952.1973.73

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問題概念としての意味

藤田晋吾

1973 年 1973 巻 23 号 p. 85-96
発行日: 1973/05/01
公開日: 2010/05/07

DOIhttps://doi.org/10.11439/philosophy1952.1973.85

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言語における語の〈意味〉、一般に記号の〈意味〉とは何かという問題は、種々の仕方で答えられようけれども、そもそも何故〈意味〉が問題となるのかということが予め了解されていないと、的はずれの議論をひき出すことにもなりかねない。しかし私には、今日の言語論の洪水のなかで、そもそも何故〈意味〉が問題なのかに関して、この予備了解が充分明確にとりつけられているようには思えない。
〈意味〉が何故に問題概念なのか、私がそれに問題を感じるのは、つぎの点においてである。つまり、科学的諸概念が有しているところの意味が、科学理論によって説明さるべきものとして現われてこないで、かえって科学的認識の前提要件となっているように見えるということ、換言すれば、〈意味〉が所与たる性格をもった “現象” としてではなく、認識主観たる “私” の作用 (act) と不可分の相関関係にある何かとして、科学に対して先駆性をもち、それゆえ、科学がそれを説明しようとすれば、悪循環にひき込まれるかも知れぬという危惧をいだかせるものに見えるという点においてである。そして〈意味〉のこのような存在の仕方が、まさにそのゆえに、科学の不完全性を露見せしめるのではないかという点においてである。
〈意味〉が哲学的問題として現われてくる場面は、むろん上述のような場合だけではないが、さし当ってこの小論ではその点に一つの問題があることを承認して貰えるような議論を、〈意味〉の心理学的定義を批判するという形で抉り出してみたい。そして、ここで〈意味〉の心理学的定義というのは、ラッセルの場合を指している。またそれの批判としてはヴィトゲンシュタインをとりあげる。
予め粗略な論点提示を行なうなら、ほぼつぎのようになろう。もし〈意味〉が “心的” なものであるなら、そしてそれが “心的状態 ” とか “心的現象” とかいう具合に規定しうるものであるなら、それは、心理学的・生理学的に特定される諸条件の結果たる、記述され描写さるべき対象としての“状態” ないし“現象”として説明されることになる。それゆえ上述の科学に対して先駆性を有するものとしての、科学の不完全性を示すものとしての〈意味〉の問題は、一向に落着しない。したがって私には、〈意味〉の心理学的定義は、〈意味〉がどうでもよい問題である場面で与えられているように思われる。
そこで、ラッセルの場合を検討してみよう。

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「沈黙」と「言語」

キルケゴールにおいて

河上正秀

1973 年 1973 巻 23 号 p. 97-110
発行日: 1973/05/01
公開日: 2009/07/23

DOIhttps://doi.org/10.11439/philosophy1952.1973.97

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ヘーゲル哲学の成立について

フィヒテ・シェリング哲学との連関から

戸田洋樹

1973 年 1973 巻 23 号 p. 111-124
発行日: 1973/05/01
公開日: 2009/07/23

DOIhttps://doi.org/10.11439/philosophy1952.1973.111

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カントの範疇の先験的演繹

林昌道

1973 年 1973 巻 23 号 p. 125-136
発行日: 1973/05/01
公開日: 2009/07/23

DOIhttps://doi.org/10.11439/philosophy1952.1973.125

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この小論は、カントの範疇の先験的演繹の前提並びにその遂行の仕方を明らかにし、そしてカントの範疇の先験的演繹に検討を加えることを目的とする。

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ヒンダークスのカント「触発論」の解釈とその批評

岩田淳二

1973 年 1973 巻 23 号 p. 137-149
発行日: 1973/05/01
公開日: 2010/05/07

DOIhttps://doi.org/10.11439/philosophy1952.1973.137

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経験主義的還元論の貧困

中村行秀

1973 年 1973 巻 23 号 p. 150-161
発行日: 1973/05/01
公開日: 2009/07/23

DOIhttps://doi.org/10.11439/philosophy1952.1973.150

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「すべての綜合的知識は経験から生ずる。それゆえ、経験にかぎられる」という立場を広い意味での経験論と区別して、経験主義と呼んでおくことにする。この立場によれば、われわれの直接経験に与えられたもの(the given, datum)は何かと問い、それによって人問の知識を構成することが哲学の中心的問題となる。したがって、経験主義は認識を直接経験の所与へ還元しようとする還元主義(Reductionism)となる。このような経験主義的還元論は.一七世紀のロック以来のイギリス経験論の伝統とマッハ主義及び論理実証主義を経て、今日わが国の大森荘蔵氏にいたるまで、さまざまな形態において展開されてきている。本稿の目的はそれら還元論の諸形態の展開を素描し、その帰結の意味するものを批判的に解明することである。

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新情念論序説

長谷川三千子

1973 年 1973 巻 23 号 p. 162-173
発行日: 1973/05/01
公開日: 2009/07/23

DOIhttps://doi.org/10.11439/philosophy1952.1973.162

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第32回大会研究発表要旨

福居純, 野本和幸, 国分幸, 鷲田小弥太, 大平伍郎

1973 年 1973 巻 23 号 p. 174-182
発行日: 1973/05/01
公開日: 2009/07/23

DOIhttps://doi.org/10.11439/philosophy1952.1973.174

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第五回国際中世哲学会議

松本正夫

1973 年 1973 巻 23 号 p. 183-184
発行日: 1973/05/01
公開日: 2009/07/23

DOIhttps://doi.org/10.11439/philosophy1952.1973.183

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第二回ライプニツ国際会議

園田義道

1973 年 1973 巻 23 号 p. 185-186
発行日: 1973/05/01
公開日: 2009/07/23

DOIhttps://doi.org/10.11439/philosophy1952.1973.185

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大森荘蔵『言語・知覚・世界』

藤村龍雄

1973 年 1973 巻 23 号 p. 187-191
発行日: 1973/05/01
公開日: 2009/07/23

DOIhttps://doi.org/10.11439/philosophy1952.1973.187

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ドイツ民主共和国の哲学界について

芝田進午

1973 年 1973 巻 23 号 p. 192-200
発行日: 1973/05/01
公開日: 2009/07/23

DOIhttps://doi.org/10.11439/philosophy1952.1973.192

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