日本写真学会誌
Online ISSN : 1884-5932
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66 巻, 3 号
選択された号の論文の9件中1~9を表示しています
  • 2003 年 66 巻 3 号 p. 215-241
    発行日: 2003/06/25
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
  • 加藤 得三, 原田 義仁, 久間 賢治, 杉森 正己
    2003 年 66 巻 3 号 p. 242-246
    発行日: 2003/06/25
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
    我々は, 35mmフルサイズ1110万画素CMOSセンサーを搭載した, プロ仕様のデジタルー眼レフカメラ, EOS-1Dsを開発した.本稿では, 銀塩フィルムとは異なる, CMOSセンサー及び周辺処理技術と, ハイエンドデジタルカメラの画作りについての技術開発を報告する.
  • 小松崎 博, 小林 清隆, 長 倫生
    2003 年 66 巻 3 号 p. 247-251
    発行日: 2003/06/25
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
    デジタル写真が普及している中でも銀塩写真の画質に対する信頼は依然大きいと考える.
    銀塩写真の写りの良さを更に引き出し, ユーザーの期待に十分に答えるカメラの開発が今後も重要である.SilviF2.8はこの考えに基づき開発した製品である.開発目標を決めた経緯と技術開発の詳細について解説する.
  • 野村 博, 江口 勝
    2003 年 66 巻 3 号 p. 252-255
    発行日: 2003/06/25
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
    近年, コンパクトカメラの高変倍化への技術開発が進んできた.一方, デジタルカメラ普及が加速度的に伸びている状況では, 特徴のあるコンパクトカメラの製品開発が不可欠である.我々は高精度な切替群機構と小型な光学系を開発することに成功し, 超広角24mmを包括する4.4倍ズームレンズを搭載したエスピオ24EWを実用化した.
  • 白石 明
    2003 年 66 巻 3 号 p. 256-261
    発行日: 2003/06/25
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
    現在のカメラは, AF, AE, 自動巻き上げ, 巻き戻しなどを備え, 高度に自動化されてきている.しかしながら, 自動化のレベルはどんなシーンでも撮影者の意図を十分に反映しているとまでは必ずしも言えず, フォーカスロックやAEロックが必要となる場面もある.本報では, これらの操作を自動化して撮影に専念できるカメラとして提案したカピオス160AのエリアAFの開発を振り返り, その企画・開発の背景と技術開発の詳細について報告する.
  • 河合 清, 三牧 靖典, 山領 貞行, 槙野 克美
    2003 年 66 巻 3 号 p. 263-268
    発行日: 2003/06/25
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
    銀塩フィルムの高感度, 高画質, 広いラチチュードといった特徴は, 感度の異なるハロゲン化銀粒子が3次元的配列しているという撮像システムそのものから発生する本質的なものである.しかも, ハロゲン化銀乳剤技術は今後も進歩していくことが可能である.従つて, これらの技術を取り入れて映画用フィルムを継続的に開発することで, 映画制作システムを何ら変更することなく, 更に高画質な映画表現が可能となっていく.本報告では, このような映画撮影における銀塩フィルムの特徴をデジタル撮影と比較議論し, 銀塩の特徴を最大限追求したフィルムの開発例とそこに用いられている技術を概説する.
  • 田口 勝行
    2003 年 66 巻 3 号 p. 269-273
    発行日: 2003/06/25
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
    映画が誕生して100年, 放送が始まって50年が経過し, 各種パッケージメディア, ウェブ等のストリーミングメディアの登場等, 新しい時代を迎えようとしている.
    メディアが多様化する中でワンソースマルチユースの必要性が高まっており, コンテンツのディジタル化が重要な技術になって来ている.コンテンツ制作には全世界的に “フィルム” が好まれており, 多くのコンテンツはフィルムで制作されてきた.
    フィルムの優れている点は
    1) 完結映像である, 2) 可変速撮影が可能である, 3) ラティチュードが広い等が挙げられる.
    Panasonicはフィルムライクなディジタルカメラ“Viaricam”を開発した.本論文ではフィルムライクなディジタルカメラに関する新技術と新規な撮影手法の提案について述べる.
  • 木村 栄二
    2003 年 66 巻 3 号 p. 274-279
    発行日: 2003/06/25
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
    デジタルシネマは撮影から映写まで各工程, 全てにデジタル技術が使われている.撮影と映写の部分のみ注目されているが, セキュリティ, 圧縮, 配信, カラーマネージメントなど徐々にシステムが整ってきた.デジタルシネマの現状を報告する.
  • 木村 秩
    2003 年 66 巻 3 号 p. 280-284
    発行日: 2003/06/25
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
    映像のデジタル処理技術やプロジェクターによるデジタルシネマ, ホームシアターへの展開が映画産業に及ぼす影響は近年益々大きくなって来ている.それは今まで培ってきたフィルム映画産業からの脱皮と言うよりは映像産業全体の拡大を意味するものではないだろうか.加速する映像のデジタル処理と特殊撮影への応用, 映像編集の高速化, 有線無線を問はず映像配信への関心の高まり, コンテンツとしての映像共有の同時性等々デジタルシネマを中心とした話題は枚挙に暇が無い.ここでは, それらの中でも頓に脚光を浴びつつあるプロジェクターの進化とその担い手としての表示素子について述べるそしてフィルムの持っハイクオリティな映像の実現手段として一番近くに位置するD-ILATM素子を中心に解説する.D-ILATMは日本ビクターが1998年独自に開発した反射型液晶素子であり.一般にL-COS (Liquid Crystal On Silicon) と言われている素了の一種である.D-ILATMは無機系配向膜を採用, 垂直配向液晶と相俟って高コントラストを確保すると同時に高信頼性をも実現しておりデジタルシネマ用として最も将来性のある素子の一つである.
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