日本写真学会誌
Online ISSN : 1884-5932
Print ISSN : 0369-5662
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75 巻 , 5 号
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特集:文化財の写真を撮る
一般論文
  • 耿 競, 清水 浩勝, 青木 直和, 小林 裕幸
    75 巻 (2012) 5 号 p. 389-395
    公開日: 2013/10/23
    ジャーナル フリー
    明暗情報の入出力特性である調子再現は画像の世界ではシステムに最適なものが提案されてきている.一方,絵画の世界では調子の定量化が難しく,調子再現といった考え方自体が議論されてきていない.筆者らは前報においては,ノンフォトリアリスティックレンダリングにより線画を作成し,その画像の調子再現をコントロールし,主観評価を行うことで,線画という絵画に最適な調子再現曲線を求めたが,本研究ではノンフォトリアリスティックレンダリングにより,最も油絵に近いと評価された画像を作成し,前報と同様な方法で油絵の最適な調子再現について調べた.その結果,写真や線画に比べ,油絵ではローキーな画像はより暗く,ハイキーな画像はより明るい画像が最適とされることがわかった.油絵として受け入れられる画像は,最適な調子再現の写真よりクロマが大きいが,その大きさは風景とポートレートでは大きく異なった.風景では20前後の大きなクロマがないと油絵と受け入れられないが,ポートレートでは10前後の低いクロマでないと受け入れられない.
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  • 山本 昇志, 山内 拓也, 矢部 国俊, 小島 伸俊, 山内 泰樹, 延原 肇, 久米 裕二, 内山 高夫, 宇和 伸明, 向田 茂, 津村 ...
    75 巻 (2012) 5 号 p. 396-407
    公開日: 2013/10/23
    ジャーナル フリー
    我々は習熟者の注目点の位置座標を検出して,画像修正の手順や調整量を定量化することに取り組んでいる.作業者の注目点は形状や陰影などの画像の構成要素に対して敏感で,作業に応じてその位置が変化すると考えられる.そこで本論文では画像の修正作業の操作量と注目点の変化を同時に測定するシステムを構築し,習熟者と素人の注目点を比較することで,画像の構成要素や修正手法との関連を調査した.対象を顔画像に限定して行った実験において,習熟者は傷や顎のたるみ,浮き出た血管などの不自然な部分に注目することが素人との大きな違いであった.一方,肌色の調整作業を課した場合には,素人がほとんど肌色領域だけに注目しているのに対して,習熟者は周囲の衣服や光の反射などと対比しながら肌色を調整していることが明らかになった.このような不自然な部分や対比点を探索する場合において,注目点の位置は重要な情報であることが明らかとなった.
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  • 久下 謙一, 宮里 尚宏, 安田 仲宏, 小平 聡, 熊谷 宏
    75 巻 (2012) 5 号 p. 408-415
    公開日: 2013/10/23
    ジャーナル フリー
    銀塩写真感光材料への放射線露出では,銀原子のサイズが小さくて現像不可能な亜潜像核が多数形成され,銀クラスターの分散による感度の低下が起こりやすい.この亜潜像核を再編成して感度を上昇させるのを目的として,低温赤色光後露光補力の効果を調べた.重粒子線を照射した写真フィルムに,照射後-30°Cの低温で670 nmの赤色光を長時間露光すると,飛跡のグレインデンシティが増加した.この作用は潜像が赤色光露光で退行するHerschel効果と類似しており,亜潜像核が赤色光を吸収すると銀原子の電子がハロゲン化銀の伝導帯へ励起されるが,この励起電子を他の亜潜像核が捕獲して銀原子を形成し,現像可能な潜像核に成長する.赤色光露光を-30°Cの低温で行うことにより,化学増感中心の持つ赤色光感度が抑えられた.亜潜像核が形成されやすいエネルギーロスの小さい荷電粒子の照射や,現像力の弱い現像液を用いたときなど,グレインデンシティが小さい場合であるほど大きな補力効果が得られた.
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技術レポート
2012年度(一社)日本写真学会秋季研究発表会講演要旨
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