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榊 剛史, 松尾 豊, 石塚 満
セッションID: 1A1-1
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/07
会議録・要旨集
フリー
論文集合を分析することで、その論文集合持つ傾向や特徴を抽出する研究は数多く存在する。それらの多くは、ある1時点における静的な情報を分析するものである。しかし論文集合は動的に変化していくものであり、ある分野の特徴や傾向がそのような動的な変化から受ける影響は少なくない。そこで、本研究では論文集合を時系列に沿った分析を行い、論文集合の変化やその特徴を捉えることを目指す。さらにその変化や特徴に対して各論文が与えている影響を分析することで、キーとなっている論文を発見したい。
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楊 静宏, 川原 正広, 五味 壮平, 新貝 鉚蔵
セッションID: 1A1-2
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/07
会議録・要旨集
フリー
人間乱数とは人間が作る乱数列のことである。人間が作る乱数については、その性質、構造、病気との関係、脳機能との関連など、様々な研究がなされてきた。本研究では、人間が作り出す乱数の性質がその生成方法によりどのように影響を受けるかを考察する。
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小林 大祐, 松村 真宏, 石塚 満
セッションID: 1A1-3
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/07
会議録・要旨集
フリー
ユーザからの質問にユーザが答える知識検索サイトでは、サイトの質を高めるために不適切な質問や回答を減らすことが重要である。また、フィルタリングのコストや人により異なる基準も問題である。本研究では人手でフィルタリングされた投稿から、フィルタリングの際に暗黙的に用いられる分類知識を表出化し、フィルタリングの自動化と分類知識の共有を試みる。
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友部 博教, 長尾 確
セッションID: 1A1-4
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/07
会議録・要旨集
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本研究では、実世界の会議に関するコンテンツやメタデータを取得・解析することによって、会議の構成要素間の意味関係を表すディスカッションオントロジーの構築を行う。そしてディスカッションオントロジーに基づき、会議における重要コンテンツや重要議論の発見ならびに会議参加者の行動解析・支援を行う。
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栗林 滝, 高橋 由雅
セッションID: 1A2-1
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/07
会議録・要旨集
フリー
本研究では、Non-terminal Vertex Graph(NTG)を利用して作成した知識ベースから、活性未知化合物が持つNTGに注目し、これをプローブとした事例ベース推論に基づく活性クラスの推定を試みた。
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和田 貴久, 大野 博之, 稲積 宏誠
セッションID: 1A2-2
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/07
会議録・要旨集
フリー
グラフ構造データにCl-GBI法を適用し、特徴的な部分構造を抽出する。その部分構造によってグラフを定量的に特徴づけ、新しいグラフ間の類似度を定義し、クラスタリングに利用する手法を提案する。
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ターミエ アレックサンドル, 鷲尾 隆, 樋口 知之, 玉田 嘉紀, 井元 清哉, 大原 剛三, 元田 浩
セッションID: 1A2-3
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/07
会議録・要旨集
フリー
本研究ではバイオインフォマティクスのデータから飽和頻出木をマイニングすることを試みる。対象データの構造はDAGなので、我々のツリーマイニングアルゴリズムDryadeをDAGに適用可能なように改良した。実験でこの効果を確かめる。
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高林 健登, Nguyen Phu Chien, 大原 剛三, 元田 浩, 鷲尾 隆
セッションID: 1A2-4
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/07
会議録・要旨集
フリー
グラフ構造データから特徴的なパターンを抽出するCl-GBI(Chunkingless Graph-Based Induction)法において,事前に与える部分パターンを制約として探索を制御し,これを含む(含まない)特徴的なパターンを効率的に抽出する手法を提案する.
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大川原 雄也, 大囿 忠親, 伊藤 孝行, 新谷 虎松
セッションID: 1A3-1
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/07
会議録・要旨集
フリー
ニュース記事を対象にした,クラスモデルおよびトリガーモデルを用いた特徴語抽出について提案する.抽出処理は,クラスモデルによって作成されたクラスおよびトリガーモデルによって得られた記事間の依存関係を用いて行われる.単語をクラス分けすることで,特徴語の関連語を同じクラスの語群から抽出できる可能性がある.
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植松 幸生, 片岡 良治, 大和田 勇人
セッションID: 1A3-2
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/07
会議録・要旨集
フリー
近年Web上には人物に関する情報や,画像が大量に配信されている.また,これらの情報を対象として人物に関するキーワード抽出や,関係を抽出する研究が盛んに行われている.本研究ではWeb上にある画像を手がかりに人物の関係を抽出する方法を提案する.
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川口 敏広
セッションID: 1A3-3
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/07
会議録・要旨集
フリー
本論文では,Support Vector Machineを用いてWeblogからレビュー記事を抽出し,新聞記事を訓練データとして用いてレビュー記事から意見文を抽出する方法を提案する.
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森 純一郎, 辻下 卓見, 松尾 豊, 石塚 満
セッションID: 1A3-4
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/07
会議録・要旨集
フリー
本研究では,あるエンティティとエンティティ(人物と組織,人物と地名,人物と人物など)の間の関係をあらわすような情報をWeb上からキーワードとして自動的に抽出する手法を提案する.出現する文脈が類似しているエンティティペアは類似した関係を持っているというのが手法の基本的な考え方である.この仮定に基づき文脈間の類似性によりエンティティペアのクラスタリングを行い,クラスターからエンティティ間の関係をラベルとして抽出をおこなう.関係を持つエンティティをそれぞれRDFにおける主語と述語とすると,関係の情報はRDFの目的語にあたるものでありトリプルを自動的に抽出ことに相当する.抽出された関係情報は,セマンティックウェブにおけるメタデータの自動生成,情報検索や質問応答などへ利用ができる.
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折原 大, 塚田 大介, 内海 彰
セッションID: 1A3-5
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/07
会議録・要旨集
フリー
本研究では、Webページに特有のHTMLタグの頻度、位置、連なりといった情報を用いたクラスタリング手法を提案する。さらに、tf・idfによる内容に基づくクラスタリング手法と組み合わせた手法を提案する。これらの提案する手法とtf・idfによるクラスタリング手法との比較実験を行なった。
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柏村 洋平, 上野 敦志, 辰巳 昭治
セッションID: 1B1-1
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/07
会議録・要旨集
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ロボットサッカーのような複雑な環境においては、個々のロボットが周りのロボットの動きに合わせて自律的に役割を決定する事が重要である。本研究では、感情ベースの手法を発展させ、自発的な役割獲得を実現する。
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水澤 雅高, 栗原 正仁
セッションID: 1B1-2
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/07
会議録・要旨集
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実時間探索アルゴリズムの標準的なベンチマーク問題となっている迷路問題において、障害物密度に応じた問題の難易度を評価する2種類の指標を導入し、実時間探索アルゴリズムの性能との関連性について議論する。
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黒田 直樹, 横尾 真, 岩崎 敦
セッションID: 1B1-3
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/07
会議録・要旨集
フリー
本研究では,公開鍵暗号を用いて制約を表現することにより,エージェントの持つ個人情報を漏洩することなく,エージェント間の制約を満足する解を得るセキュア分散制約充足アルゴリズムを計算機上に実装し,評価を行う.
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籔 悠一, 横尾 真, 岩崎 敦
セッションID: 1B1-4
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/07
会議録・要旨集
フリー
本論文ではマルチエージェント部分観測可能マルコフ過程において,ナッシュ均衡となるプランを構築する従来アルゴリズムを改良し,各エージェントでエラーが生じることを考慮した摂動完全均衡に基づくアルゴリズムを提案する.
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篠田 有史, 領家 美奈, 寺野 隆雄, 中森 義輝
セッションID: 1B2-1
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/07
会議録・要旨集
フリー
本研究では,ビジネスゲームの一つであるベーカリーゲームを題材に,エージェントモデルを利用してゲームの実施を支援する方法を提案する.ゲームのログデータにゲームデザイナの経営戦略を用いるエージェントを加えてゆくことで,ゲームの設定に対する知見が得られることを示す.
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松本 光弘, 福井 健一, 森山 甲一, 栗原 聡, 沼尾 正行
セッションID: 1B2-2
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/07
会議録・要旨集
フリー
人工市場の共通テストベッドであるU-Mart上で、競争相手より大きな利益を得るように、価格の昇降を過去の価格昇降系列からQ学習により予測し、その結果に基づき行動するエージェントを作成した。
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大田 直樹, 丸小野 公己, 岩崎 敦, 横尾 真
セッションID: 1B2-3
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/07
会議録・要旨集
フリー
匿名の開環境下において適用可能な解概念として匿名操作不可能コアが提案されているが,その記述量はエージェントの数に対して指数的となる.本研究では,入力となる特性関数が簡略に記述可能な場合に,出力となる解を簡略に記述する方法を示す.
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松尾 徳朗, 伊藤 孝行, Day Robert, 新谷 虎松
セッションID: 1B2-4
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/07
会議録・要旨集
フリー
本稿では,架空名義入札者をオークションにおける効用の変化に注目して発見する手法に基づいた不正入札に頑健なオークションメカニズムを提案するとともに,メカニズムの有効性を示すために評価実験結果を示す.
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磯崎 隆司
セッションID: 1B3-1
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/07
会議録・要旨集
フリー
ユーザの振舞いからユーザの価値観を半教師付き学習するBayesian Networkを用いたエージェントアーキテクチャを考案し、これをユーザ個々の価値観を反映した重要電子メールの推定タスクに適用して有効性を確認した。
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中田 豊久, 金井 秀明, 國藤 進
セッションID: 1B3-2
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/07
会議録・要旨集
フリー
ベイジアンネットワークによる確率推論機構を持った,実世界での立ち読み行為(ブラウジング)を支援するシステムを提案する.ベイジアンネットワークは,人の知識と計算機による自動抽出された知識とを統合するための知識表現として,また,システム運用時に推論を行うことができる,という2つの目的で使用する.
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高橋 昌生, 小笠原 真吾, 山本 晃義, 野田 五十樹, 岡 夏樹
セッションID: 1B3-3
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/07
会議録・要旨集
フリー
本研究ではRoboCup Soccer Simulator環境を用いて、プレイヤエージェントの行動を他の優秀なチームの行動のログファイルから模倣学習により獲得させる。
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大村 英史, 片上 大輔, 新田 克己
セッションID: 1B3-4
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/07
会議録・要旨集
フリー
本稿では,複数の相手とコミュニケーションをとるようなマルチタスクに適応する手法を提案する.提案手法は複数の学習器を用意しそれぞれのタスクから得られる学習結果をクラスタリングする.クラスタ内の学習結果をまとめ,その値をそれぞれの学習器に戻す.戻された値と学習によって得た値を融合することで行為の選択を行う.
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関口 亮一, マッキン ケネスジェームス
セッションID: 1B3-5
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/07
会議録・要旨集
フリー
衛星から受信したMODISデータ(地球広域観測用光学データ)をマルチエージェントを用いて解析を行う。エージェントによる協調学習を用いることにより解析の速度や精度を上げることを目的とする。
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他者の推定レベルに合わせた行動決定方式の選択
長田 悠吾, 石川 悟, 大森 隆司, 森川 幸治
セッションID: 1B4-2
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/07
会議録・要旨集
フリー
他者と自己が相互に相手意図を推定して行動決定する協調タスクで,「推定の推定」という高次レベルを想定し,他者の推定レベルに合わることで円滑な協調行動を可能にする自己行動決定モデルを提案する
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木藤 浩之, 栗原 正仁
セッションID: 1B4-4
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/07
会議録・要旨集
フリー
議論には,社会的意思決定,合意形成の手段という側面がある.本研究では,エージェントが議論における対立的状況から互いの意向を取り入れ,合意を達成する議論方法の提案とその実装を行う.
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Development of Genetic Algorithms with Systematic Sampling
柴田 圭一郎
セッションID: 1C1-1
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/07
会議録・要旨集
フリー
高次元関数において高精度の解を探索することが可能な実数値型の遺伝的アルゴリズムを改良し、局所最適解への収束を防止する手法を開発した。本手法は低分散列を用いて解空間を系統的にサンプリングする機能を特長としている。
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中島 克人, 竹内 宏誠
セッションID: 1C1-2
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/07
会議録・要旨集
フリー
最適化問題への遺伝的アルゴリズムの適用時に有効な交差方法が明らかでない場合が多い。そこで、各個体に交差方法の属性を持たせ、交差時に片親の属性に従って交差方法を決定し、かつ、それを子に継承する方法を提案し、評価した。
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田中 正造, 外山 勝彦, 宮尾 克
セッションID: 1C1-3
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/07
会議録・要旨集
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mRNAを鋳型にしてDNAの遺伝情報の複製をおこなうレトロポゾンのメカニズムをセントラルドグマに適用した遺伝的プログラミングを提案する.
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筒井 茂義
セッションID: 1C1-5
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/07
会議録・要旨集
フリー
フェロモンを介したアリ(以下,エージェントと呼ぶ)の群行動にヒントを得たACO (Ant Colony Optimization) は,新しいメタヒューリスティックの一つとして近年多くの研究がなされ,各種の組み合わせ最適化問題に応用されている.本発表では,「カニングアント」と呼ぶエージェントを用いたCAS(Cunning Ant System)と呼ぶ新しいACOのモデルを提案し,このモデルが従来のACOよりも優れた性能を有することを示す.
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1/f Noise in Universal Cellular Automaton Rule 110
蜷川 繁
セッションID: 1C1-6
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/07
会議録・要旨集
フリー
単純(1次元2状態3近傍)セルオートマトンの中で唯一,計算万能性をもつことが証明されているルール110が,1/fゆらぎという特異な振る舞いをしていることがわかった.これらのことから,1/fゆらぎと計算万能性の間には何らかの関連があることが予想される.
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山本 剛, 仲川 淳, 坂根 裕, 坂根 信一, 桐山 伸也, 竹林 洋一
セッションID: 1C2-1
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/07
会議録・要旨集
フリー
映像や音声で記録された幼児の行動を経年的に観察・閲覧できるシステムを実装し,幼児の行動に意図が表出する過程に注目して長期間の分析を行った.本稿では,得られた幼児のコモンセンス獲得に関する知見について述べる.
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笠見 朋彦, 辻 亮, 桐山 伸也, 堀内 裕晃, 竹林 洋一, 北澤 茂良
セッションID: 1C2-2
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/07
会議録・要旨集
フリー
本研究では人間の言語発達過程をモデル化することを目的とし、幼児教室における幼児の発話を観察している。幼児発話の音響的分析により、幼児発話の主に表現に着目した発達過程について観察をする。
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木治 潤一, 折原 良平, 内平 直志
セッションID: 1C2-3
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/07
会議録・要旨集
フリー
情報理解の齟齬は社会問題となりうる.齟齬の発生を,領域に依存しない脳の情報処理能力の制約に基づく情報理解様式により説明する.対応する状態遷移モデルを構築し,迷路探索問題を題材に様式の妥当性を検証する.
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井上 治郎, 原田 利宣
セッションID: 1D1-1
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/07
会議録・要旨集
フリー
アニメーションや映画などの映像コンテンツ中の造形物は、CGによってモデリングされることが多い。しかし、それらの造形は作家の感性に委ねられたり、単に実物を計測して制作されることが多く、その制作に多大な労力を有する。そこで、本研究では自然造形物や工芸品における曲面が、どのような視覚言語とその組み合わせによって表されるかを明らかにし、それらをデジタルアーカイブ化することを目的とした。まず、曲面における曲率線を抽出するシステムを開発した。次に、そのシステムを用いて、様々な曲面の曲率線を抽出し、その性質分析を行った。その結果、各曲面の性質を明らかにし、デジタルアーカイブ化の糸口をつかむことができた。
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SICサーバーにおける対象に合わせた描画最適化の可能性
笠尾 敦司, べ ジンソク
セッションID: 1D1-2
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/07
会議録・要旨集
フリー
イラストの描き方の種類ともに電子メールの添付書類としてjpg画像を送ると、指示されたイラスト的表現を写真に加えて返送するSICサーバーを試験的に運用している。このサーバー利用に関して、送る写真に合わせた描き方の最適な手法を選択することは利用者にとっては難しいタスクである。また、一般にどのような対応関係があるかも、明確にされていない。筆者らはこれらの関係を明確にするため、線画の線の性質と描かれる対象との関係を探るため、被験者を集めて感性的な実験を行い、その関係を探った。
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CrestMuse プロジェクトの「価値」創出視点からの紹介
片寄 晴弘, 後藤 真孝
セッションID: 1D1-4
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/07
会議録・要旨集
フリー
CREST「デジタルメディア領域」2005年度採択テーマ「時系列メディアのデザイン転写技術の開発(略称 CrestMuse プロジェクト)では,メディアアートやデザインの成立前提である共通了解性と音楽に代表される時系列メディアの認知特性に着目し,既存事例中のデザインの転写によってコンテンツ制作を支援する方式の開発に取り組んでいる.本講演では,CrestMuse プロジェクトの3つの目標設定「デザイン支援」「能動的芸術鑑賞」「新エンタテインメント」とその展開を「価値」の創出という視点から紹介する.
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河原 英紀, 豊田 健一, 片寄 晴弘
セッションID: 1D1-5
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/07
会議録・要旨集
フリー
高品質な音声モーフィングを可能とする音声分析変換合成技術STRAIGHTは,演奏事例間の演奏者の個人性,歌い回し等の表現の操作に応用されており,演奏デザイン支援のための強力なツールとなり得る。ここでは,事例間の物理パラメタをそのまま補間するのではなく,それぞれのパラメタを個別に操作する部分モーフィングや,二つ以上の事例のモーフィングを可能とする多重モーフィングなどの拡張について説明し,異なる演奏家の間での演奏スタイルの転写などへの応用のための枠組みを提案する。会場では,これらの方法による演奏表現の転写をデモンストーレートする予定である。
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Software tools for expressive music performance
平賀 瑠美, Roberto Bresin, 片寄 晴弘
セッションID: 1D2-1
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/07
会議録・要旨集
フリー
演奏生成システムをコンテスト形式で評価する試みRencon の結果は2005年9月にInternational Computer Music Conference のパネルセッション "Software Tools for Expressive Music Performance" において発表された.本発表ではRencon 2005 についてパネルセッションの様子を含め述べる.
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鎌田 洋輔, 宮田 一乘
セッションID: 1D2-2
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/07
会議録・要旨集
フリー
日本の伝統的な着物模様には,その独特の柄,色彩表現に魅了されるものが多々ある.しかし,その表現には高度なデザインセンスが必要であり,熟練した着物職人でしか描けないのが現状である.近年,着物模様は,洋服や鞄の柄に用いられており,模様の価値そのものが見直されてきている.以上のような背景から,本研究では,着物模様の暗黙的な規則性をシステムとして形式知化し,誰にでも簡単に模様を生成できるデザイン支援システムの実現を目指す.ここで,対象とする着物模様は「加賀友禅」とし,その中でも植物を題材とした模様にテーマを限定する.
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荒木 円博, 大野 宏司, 則竹 茂年
セッションID: 1D2-3
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/07
会議録・要旨集
フリー
複数の評価対象に対するデザイン評価を行う場合、限られた時間内でそれぞれの評価対象を識別でき、かつできるだけ少数のデザイン評価用語を選ぶ必要がある。われわれは本目的のために、実際の評価に先立ってインターネットアンケートにより評価対象と同じ範疇の画像を多数のデザイン評価用語で評価を行い、その結果に基づいてデザイン評価用語を選択する技術を開発している。今回は選択技術と外観デザインを対象とした実施例について報告する。
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平田 圭二, 東条 敏
セッションID: 1D2-4
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/07
会議録・要旨集
フリー
音楽理論により楽曲間に半順序を定義導入することで,楽曲を要素とする束を構成することができる(楽曲構造束).楽曲の修正・加工は,その束上の演算を組み合わせることで実現される.実際にこの枠組みに沿って楽曲に演算を適用するシステムを構築しようとすると様々な課題が生じてくる.(1)subsumption, meet, joinだけでは演算の表現力が不足する.(2)楽曲を知識表現する際の"精度"に関する曖昧さが生じる.(3)音楽的に意味の楽曲に制約する必要がある,等である.これらの課題に対し,相対擬補元を導入するなどの対応策を提案し議論する.
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日常生活環境における人間行動理解の研究基盤
本村 陽一
セッションID: 1D3-1
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/07
会議録・要旨集
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情報技術が日常に十分浸透し、生活空間において様々な機能を果たすものになっている。しかし、現在もシステムが人間の行動を理解することはなお難しく、実用的な技術は深い理解よりも端的に判断できるものに限られている。しかし、設計者が想定できない子どもの行動による事故を防いだり、高齢者や介護を必要とする弱者に対する支援を代替したり、運転手と強調して車を制御するためには、状況依存性の高い人間の行動や意図を包括的に理解し、その上で人と協調してシステムが最適に動作することが必要である。これは人工知能の本質的な問題に対するチャレンジである。そこで多様な生活環境で利用者に密着して機能する知能システムを実現するために、我々は人間の多様な生活環境、行動と意図などを深く理解し、モデル化することを目指す。これは広い視点と多くの研究の蓄積が必要であり、我々は今回人間の生活環境おける人工知能技術の深化のための開かれた共同研究スキームを提案する。特定のアプリケーションや技術から問題をモデル化するのではなく、そうした研究を個々に進めながらも、人間と生活環境の視点から状態空間や観測可能なデータを網羅的にマッピングし、それを様々な機能実現、アプリケーション設計のために活用するものとして情報を共有する活動を展開する。具体的にはリソースの管理と、研究コミュニティの整備、情報交換である。技術を実現するための研究課題、例えば各種のセンサ技術と分析・活用技術などについても、背景の異なる研究者が情報交換や連携が取れるよう、日常生活環境の観点でそのリソースを整理、共有できるオープンなものとする。また研究者だけでなく、広く社会との接点を探り、現在の技術レベルで提供可能なシーズと、実用上強く必要とされるニーズについても人間の生活環境の視点からマッチングをはかる。生活環境としては室内から屋外、病院内、公共施設、移動中、車内など実用性の高い環境を具体的に設定しながら、その範囲も徐々に拡大していく。つまりアプリケーションとシーズ研究、観測・分析・活用といった技術的な軸や研究分野の軸、環境の軸などからなるマトリックスを埋めていく活動である。これを広く人類共有のリソースとするため、オープンソフトウェアになぞらえて、オープンライフマトリックスと呼び、5年間でこの知的資産の創造、蓄積、活用、普及を目指す。
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加藤 恒昭, 松下 光範
セッションID: 1D3-2
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/07
会議録・要旨集
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内容:情報の理解とそれへのアクセスを支援するシステムを構築する基盤技術を構築する.これは利用者の関心に基づいて,多量の情報をその意味内容の理解を通じて洗練・再構成する広い意味での言語理解技術と,それへのインタラクティブなアクセスを可能とするためのインタフェース構築技術を対象とする.例えば,多量のテキスト集合やマルチメディア文書集合へのアクセスにおいて,利用者の関心が与えられると,(1)その関心に関連する部分を抽出し,それらを情報内容の単位に基づいて再構成し,(2)再構成された情報内容の概観を可能とし,必要部分へのアクセスを容易にするための視覚的な情報を提示し,利用者のインタラクティブな情報アクセスを支援する.(1)は,現状の情報検索,情報抽出,自動要約を,意味理解・文章理解の観点を含めることで見直し,(2)はその意味理解に基づく可視化技術によって実現する.
実現のプラン:初期の研究対象として,特定の事柄に関する時々刻々の状況や統計量の変化への関心を扱う.これらの情報を動向情報として整理すると同時に時点時点の状況とその変化を視覚的に表示することで,その概要の迅速な理解を可能とする共に,適当な時点のより詳細な情報へのアクセスを容易にする.例えば,人口動向への関心では,その動向を簡潔な文章とグラフ等の視覚的情報で提示すると同時に,人口が減少に転じた時点等,利用者の関心のある時点の情報に容易にアクセスする手段を提供する.このような動向情報を中心とした文章内容の可視化を,組織,意見(ある事柄への賛成,反対)等様々な意味的な軸に基づく視覚的空間に拡大していくことで,様々な情報の知的編纂と可視化を可能としてゆく.
社会への貢献:情報洪水という言葉が既に古びたものと感じられるほど,情報過多は日常的な状況となり,社会はそれへの対応を迫られている.一方で,豊富な情報の存在はそれを利用する適切な手段が提供されれば歓迎すべき状況である.既存の情報を知的に編纂し,理解を容易にするとともにそれへの簡明なアクセス手段を提供することで,情報洪水を望ましい状況へと一転させることを目指してる.また,情報格差もその指摘があって久しいが,容易な情報アクセスを可能とするインタフェースの実現はこの問題の解消にも有効である.
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AI研究成果の社会の諸問題への適用の試み
神成 淳司
セッションID: 1E1-1
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/07
会議録・要旨集
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本稿では,人工知能分野の研究成果やその知見の,現実社会における諸問題や課題への適用に着目し,その際に考慮すべき課題や既存の問題点について検討する.
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桑田 喜隆, 高橋 一成, 白樫 和明, 有村 忠朗, 藤本 浩
セッションID: 1E1-2
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/07
会議録・要旨集
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オフィスでのコラボレーションを支援するため、RFIDによる人の位置把握および屋内のセンサを活用した基盤システムを試作した。本稿では試作システムの概要と実証実験による評価結果を述べる。
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吉田 茂樹, 神成 淳司
セッションID: 1E1-3
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/07
会議録・要旨集
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海外拠点を有する製造業分野の中小企業における、高品質のインターネット電話等を用いた知識共有効果について具体的事例に基づき検証する。
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神戸 雅一, 桑田 善隆, 山本 修一郎
セッションID: 1E1-4
発行日: 2006年
公開日: 2006/12/07
会議録・要旨集
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FIDシステムを知的インフラとして分析し、運用する際に課題となるプライバシ保護に関する知識について、技術面・社会面の課題を整理し考察する。
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