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塚脇 章生, 蓼沼 芳保, 佐藤 由紀子, 根岸 勝寿, 田口 良江, 前川 晃子, 永井 澄子, 武下 秀子, 黒田 征二, 明神 愛輝, ...
セッションID: 1A1-NFC1a-1
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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認知症の予防回復を支援する手法として、「ふれあい共想法」を開発、提供、実践してきた。これまでは主として認知症の症状のない一般高齢者を対象に展開していたが、認知機能が低下した、あるいは低下のリスクの高い高齢者への適用可能性を明らかにすることを目的として、介護福祉施設での実践を試みた。介護福祉施設での実践の結果から明らかになった、一般高齢者対象とは異なる考慮すべきポイントのいくつかを報告する。
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永田 映子
セッションID: 1A1-NFC1a-2
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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コンパクトデジタルカメラによって高齢者でも手軽に写真を撮影でき、さらに写真をコラージュすることで思った以上のイメージが表現される。カラフルな台紙は写真をひきたて、作品にコメントを書いてその時の思いを表現することも可能であることから、セラピー効果も期待できる。これらの写真を使った自己表現がもたらす効果は、高齢期であっても大きいものがあることについて論じる。
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大島 千佳, 中山 功一, 安田 清, 伊藤 直樹, 西本 一志, 細井 尚人, 奥村 浩
セッションID: 1A1-NFC1a-3
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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我々は、軽中度の認知症者が自分の成長を楽しみながら取り組める演奏支援システムと、重度の認知症者の精神的な症状からくる常同行動を静めることを目的とした半自動伴奏システムの開発を行っている。本発表ではそれぞれのシステムのデモ映像とともに今後の展開や解決すべき課題について論じる。
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坂井田 瑠衣, 小林 郁夫, 荻田 彰子, 諏訪 正樹
セッションID: 1A1-NFC1a-5
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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議論や会話の「場」が活性化するには、その参加者各々の貢献が不可欠である。しかしその場において、いかに参加者が影響を及ぼしているかを可視化することは難しく、またその貢献を向上させる手法は明らかでない。そこで、場の活性化への貢献を参加者自身でリアルタイムに計測し評価することで、議論や会話において重視すべき着眼点の開拓を促し、場を活性化させる役回りの自己開拓を図るための手法を提案する。
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杉原 太郎, 藤波 努
セッションID: 1A2-NFC1b-1
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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高齢になるに従って罹患するリスクが高まる病に認知症がある.認知症介護をICTなどの技術を利用して支援する研究は,世界的に見ても初期段階である.本稿では,世界的に高齢者社会へと向かっている状況であり,今後ますます重要性が高まるであろうこの分野における技術動向分析を行い,含意を提示する.分析には,学術論文のみならず,計算機科学分野で重要なプロシーディングも用いる.
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山崎 竜二, 西尾 修一, 小川 浩平, 石黒 浩, 幸田 健介, 松村 耕平, 藤波 努, 寺井 紀裕
セッションID: 1A2-NFC1b-10
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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高齢者の社会的孤立が問題化し、対人交流発展の支援が求められる。距離の制約を取り払い幅広い世代の交流を促すため、遠隔操作ロボットを用いて問題発見を目的にフィールド実験を進めた。テレノイドを小学校に導入して調査を行い、介護施設で高齢者の反応を探った。子ども同士では操作者の積極性が増して意見が受け入れられ易く触れられる感覚の訴えもあり、高齢者では言動の活性化の傾向が見られた。双方の受容の要件を検討する。
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大武 美保子, 大谷 昂, 小泉 智史, 吉川 雅博, 松本 吉央, 三宅 なほみ
セッションID: 1A2-NFC1b-11
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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高齢者の認知機能維持向上を目的として開発した会話支援手法、共想法は、これまで人間が司会進行を務めてきた。将来、遠方の介護施設や公共施設にロボットを置いて、遠隔操作で共想法の司会をすることができるか可能性を確かめることを目的として、高齢者が遠隔操作するロボットが司会を務め、高齢者同士のグループ会話を支援する実験を行った。ロボットが司会することで明らかになった、司会が持つ役割や要件について報告する。
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橋田 浩一, 澤井 雅彦, 和泉 憲明
セッションID: 1A2-NFC1b-2
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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われわれは、社会全体と融合した科学研究(人々の日常の生活や業務を通じて定常的に生み出される電子データを用いた仮説検証サイクルによる真理の解明と公共的価値の創造)という意味でのソーシャルeサイエンスという概念を提唱している。その応用として、高齢者が自分の日常生活行動のデータを蓄積することを容易にし、家族がそのデータを用いて遠隔からの見守りや介入により認知症の予防等を図る可能性を論ずる。
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鈴木 拓央, 上瀬 雄太, 中内 靖
セッションID: 1A2-NFC1b-3
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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近年、医療費を削減するためにセルフ・メディケーションが推奨されており、我々は毎日適切な時期に適切な量の薬を服用し、健康状態を自ら良好に保つ行動が認知症の予防に役立つと考えた。しかし、認知力の低下に伴い誤服薬(飲み忘れや飲み重ねなど)を発生するリスクが高まるため、カメラやコンピュータを内蔵したインテリジェント薬箱を用いて誤服薬の前兆を検知し、本人やその介護者に通知するシステムを開発した。
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飯島 勝矢, 亀山 裕美, 秋下 雅弘, 大内 尉義, 柳元 伸太郎, 今井 靖, 矢作 直樹, ロペズ ギヨーム, 酒造 正樹, 山田 一 ...
セッションID: 1A2-NFC1b-4
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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高齢化が進む中で高齢者認知症患者の管理が大きな問題である。また、認知症は高血圧も含めた生活習慣病との関連も注目されていることから、より幅広い病態把握が必要である。今回、我々はもの忘れを主訴とする高齢入院患者を対象に、カフを必要としないウェアラブル血圧センサーを用いて、様々な負荷による血圧短期変動を検討した。認知機能レベルとそれを背景としたストレス感受性の観点からこの血圧センサーの有用性を報告する。
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加藤 昇平, 遠藤 英俊, 鈴木 祐太, 山口 由衣, 小林 朗子, 小島 敏昭, 井上 正雄, 村田 好行, 伊藤 英則
セッションID: 1A2-NFC1b-5
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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我々は,認知症の早期発見・診断の支援を実現するために,高齢者に対して極めて簡便で非侵襲な認知機能障害のスクリーニングシステムを研究開発している.先行研究に加え近赤外分光法(NIRS)に基づくタスク実行時の脳機能計測に着手した.本稿では,認知症の専門医療機関にて採取した臨床データを用いて健常・軽度認知症・アルツハイマー型認知症の3群を判別推定するベイジアン・クラシファイアを提案する.
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藤波 努, 杉原 太郎, 山崎 竜二, 高塚 亮三, 寺井 紀裕
セッションID: 1A2-NFC1b-6
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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認知症を患う高齢者の増加に伴い介護者不足が懸念されている。人工知能技術は問題解決に貢献できるはずだが、人間性が最重要視される介護では技術導入に際して倫理、制度、人権の三点を配慮する必要がある。すなわち、機器利用が人間の尊厳を損なわないこと、すべての人が等しく適切な介護を受けられること、そして介護を受ける人の意思が尊重されることである。本論ではこれらの問題を人工知能技術との関わりから考察する。
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伊藤 安海, 久保田 怜, 根本 哲也, 松浦 弘幸
セッションID: 1A2-NFC1b-7
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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本研究では、これまでに数多く観察してきた高齢者のドライビングシミュレータ不適応事例を参考に、高齢者のドライビングシミュレータへの適応に特化した運転課題を開発し、適応課題を実施した場合と実施しなかった場合における運転能力検査結果を比較することで、その有用性を検討した。
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中野 有紀子, 比企野 純太, 安田 清
セッションID: 1A2-NFC1b-8
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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認知症患者は年々増加傾向にあり,介護者の不足は深刻である.本研究では,認知症患者の状況認識を改善し,コミュニケーションを通して精神的に安定した時間を継続することによる介護者の負担軽減目指し,アニメーションエージェントによる認知症患者のための語りかけシステムを実装した.本稿では,システムの機能について述べるとともに,病院での認知症患者への実証実験について報告し,語りかけエージェントの有用性を示す.
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吉川 雅博, 脇田 優仁, 松本 吉央
セッションID: 1A2-NFC1b-9
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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産業技術総合研究所では,人に酷似したアンドロイドと呼ばれるロボットを用いた,医療福祉分野への応用について研究を行っている.本発表では,開発したアンドロイド,および病院の診察室での高齢者とのコミュニケーションの実験結果を紹介するとともに,コミュニケーションの観点から高齢者支援を行う可能性について議論する.
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竹中 毅, 石垣 司, 本村 陽一
セッションID: 1B1-2
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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小売りや外食など多くのサービス産業では,顧客の来店行動や購買行動の予測が非常に重要な課題となっている.本発表では,実サービスで得られる大規模なID付き,IDなしPOSデータと天候情報,カレンダー情報などを用いた実用的な需要予測モデルを提案し,生活者のライフスタイルの多様性に着目した需要予測技術にの必要性について議論する.
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山口 晃弘, 角田 啓介, 菱山 玲子
セッションID: 1B1-4
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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言語サービス基盤である言語グリッドに接続された多言語ゲーミングシミュレーション(Langrid Gaming)においては,用例対訳を用いることで言語の壁を乗り越えることが可能である.本研究では,Langrid Gamingの実験結果から交渉プロトコルを抽出し,プロトコルからの用例作成手法を導入することで,Langrid Gamingにおけるコミュニケーションの多様化を試みる.
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徳永 秀和
セッションID: 1B2-NFC3-1
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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Web検索支援やWebマイニングのシステムを研究・開発するためには,WebAPI,形態素解析,データマイニングツール,可視化ツールやGUIを統合する必要がある。現在するこれらのツールを統合するにはSOAP,JSONやJNIなど様々なインターフェースを利用しなければならない。今回は,Web検索支援システムをJavaScript,java,MeCabとRを用いて作成する方法について発表する。
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砂山 渡, 高間 康史, Bollegala Danushka, 西原 陽子, 徳永 秀和, 串間 宗夫, 松下 光範
セッションID: 1B2-NFC3-10
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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テキストマイニング処理を用いた,雑多な目的のすべてに対応できる統合環境を構築するためには,より多くのツールを集められ,多くのユーザのニーズに応えられる仕様をもつことが必要と考えられる.本発表では,統合環境,ならびに統合環境の中で動作するモジュールの仕様について述べるとともに,多くの人の積極的なモジュールの構築と環境の使用を促すためのロードマップを示す.
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西海 俊秀, 高間 康史
セッションID: 1B2-NFC3-2
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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本稿では,検索エンジンの検索結果ページにおいて閲覧すべきページを選択する手がかりとなる情報を,インテリジェントアイコンを用いて提示する手法を提案し,有効性について考察する.インテリジェントアイコンは,オブジェクトが持つ複数属性を省スペースで可視化することができ,ファイル管理などで有効性が示されている.本稿では,Web検索の手がかりとして有効な特徴について検討し,インテリジェントアイコンを生成する.
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串間 宗夫, 荒木 賢二, 鈴木 斎王, 荒木 早苗, 仁鎌 照絵
セッションID: 1B2-NFC3-3
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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宮崎大学医学部附属病院の電子カルテに蓄積された胃癌患者の看護記録と経過記録を、テキストマイニング技法を用いて病状経過や治療行為に関する知識についての特徴的な語彙間の関係として抽出を試みた。 この結果、本手法から有用な病状経過に関連する語彙の発見が可能であり、抽出された語彙が簡潔に胃癌患者の電子カルテテキストデータの内容を要約し、病状を特徴づける重要な語彙となることが明らかとなった。
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宮原 和也, 砂山 渡
セッションID: 1B2-NFC3-4
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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従来の日本人学生の英語学習においては暗記が主体であるため,英語を話す際に日本語に訳す作業を挟んでしまい,英語をスムーズに話せない傾向にある.そこで,暗記学習により正解を導けることだけを主体とした学習システムではなく,他人の英文法に関する感覚を参考にしながら,英文法の感覚を掴むことが出来て,かつ楽しく英文法を学習することにより,心からスムーズに英語が話せるような学習システムを提案する.
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西原 陽子, 大澤 幸生
セッションID: 1B2-NFC3-5
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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創造活動では、創造物に持たせる価値を考える際、グループのコミュニケーションを通じ考えていくことがある。既存研究においては、創造物の価値を考える際に、質問や批判の発言形式が効果を発揮することが確認されて来た。一方で、どの質問や批判が創造物の価値を高めたかを定量的に評価する手法は余り研究が進められていない。そこで本研究では、創造物の価値を高めることに貢献した発言を定量的に評価する方法を提案する。
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伊藤 彩, 西原 陽子, 大澤 幸生
セッションID: 1B2-NFC3-6
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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人が文書化されたデータに接する時、新発見・新価値が生まれることがある。既存研究ではアノテーション付与により文章の内容理解が進むことがわかっている。しかしアノテーション自体の煩雑さは未解決で、また文章内の注目すべき箇所を提示する手法は研究が進められていない。本研究では文章内で書き手の意見が反映されている箇所の自動抽出手法を提案し、より高効率的に書き手の意見に集約される文章内容理解の支援を目指す。
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濱岡 秀平, 砂山 渡
セッションID: 1B2-NFC3-8
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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近年,Web上には多くの電子掲示板が存在し様々な意見のやりとりが盛んに行われている.電子掲示板内には雰囲気が発生しており,多くのユーザは雰囲気の悪い部分を避けて閲覧したいと考える.しかし,ユーザが雰囲気の良し悪しを同定するには,実際に掲示板を閲覧しなければならない.そこで,雰囲気の良し悪しを定義し,電子掲示板内の雰囲気の良し悪しおよび変化を同定しユーザの閲覧支援を行うインタフェースを提案する.
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田中 和広, 蓮井 大樹, 松下 光範
セッションID: 1B2-NFC3-9
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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データ分析の過程では、分析対象のデータを様々な切り口で見たり、複数のデータを見比べたりするなどの試行錯誤を行うことで、データに関する理解を深めたり、新たな分析の視点に気づいたりする。本研究の目的は、このような試行錯誤を円滑に行えるデータ分析支援システムの実現である。本稿では、その足掛かりとして様々な時系列データのブラウジングを容易に行うためのインタフェースを提案する。
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本村 陽一, 竹中 毅, 石垣 司
セッションID: 1B3-1
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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店舗の来店人数や売上予測はサービス産業における過剰リソースの縮小や生産性の向上のために重要な課題である。天候や地域性などの多様な要因による変動に対応するために、ベースとなるモデルに対して常に何らかの残差が生じるが、この残差に対して従来の正規分布ではなく、ベイジアンネットによる条件付分布を適用することでベースモデルの連続値に対して補正を行う手法を提案し、需要予測の高精度化を達成した結果を示す。
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石垣 司, 竹中 毅, 本村 陽一
セッションID: 1B3-2
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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小売サービス業において日々の来店人数の予測は、商品の発注や従業員の配置などのために重要な課題の一つである。本発表では、流通量販店で得られた大規模ID-POSデータと顧客アンケートデータを用いて生成された潜在顧客カテゴリ層別の来店人数予測モデルについて述べる。潜在顧客カテゴリ毎の来店日傾向に特徴がある店舗では、本モデルにより来店人数予測の精度が向上できることを報告する。
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福原 翔, 角田 啓介, 菱山 玲子
セッションID: 1B3-3
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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本研究では,留学生のための大学内多言語FAQs サイトを拡張し,質問(クエリ)や用例対訳活用し回答を作成提示するシステムを提案する.このシステムでは特に,用例対訳を適切に利用できない場合において,用例対訳から抽出したキーワードマップをユーザに提示しクエリ作成と修正を支援すると共に,クエリと用例対訳から管理者の回答作成を支援する.本研究では被験者実験により,このシステムの評価結果について報告する.
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三浦 佳世
セッションID: 1C1-OS4a-1
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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漫画において運動する対象の運動方向、様態、速度感を有効に伝える手法としてモーションラインがある。多くの場合、オノマトペ(擬音語、擬態語)を伴う。しかし、実際には、速度感に関して言えば、オノマトペがその印象を規定していることを、ME法に基づく重回帰分析によって示す。速度感など、時間に関わる表現においては、言語の聴覚情報が絵画の視覚情報よりも優位性をもって統合されると考えられる。
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甲田 春樹, 佐藤 宏介
セッションID: 1C1-OS4a-2
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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オノマトペはその形態が様々に変化し、単語の意味は会話の文脈等に応じて変化する。また発話時の音程•音量等の特徴量は、収録環境や話者の状態•属性に依存するため、表現意図を一義的に対応づける事は難しい。 本稿ではライン状のアニメーションを被験者に提示し、その印象をオノマトペで発話させる事で、アニメーションのデザインパラメータの変化とオノマトペの変化の対応関係について検討を行った。
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松下 光範, 今岡 夏海
セッションID: 1C1-OS4a-3
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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近年、ディジタル端末の発展・普及により電子化されたコミックを読む人が増加している。従来の紙媒体のコミックと異なり、ディジタル媒体では動的な表現が可能である。しかし電子書籍のこのような特徴を生かした表現方法や生成方法については十分な検討が進んでいない。そこで本研究では、ディジタルコミックのための新たな表現方法の確立を目指し、コミックのオノマトペにユーザが動きを付与できるツールを提案する。
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杉山 雄紀, 近藤 敏之
セッションID: 1C1-OS4a-4
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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本研究では我々が他者の情動状態をどのような非言語的ふるまいから読み取っているのか,さらには,ある情動を表現すると同定されたふるまいには他者との間に共通理解がみられるのかという点について,歩行ロボットシミュレータのパラメータを調節し「ビクビク」「テクテク」などのオノマトペを表現する動作を設計させる課題により調査した.また設計された動作のバイオロジカルモーションから何が共通理解の鍵であるかを同定した.
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小松 孝徳, 秋山 広美, 清河 幸子
セッションID: 1C2-OS4b-1
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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オノマトペとは擬音語・擬態語などの総称であり,感覚的で直感的な表現を可能とするコトバである.このようなオノマトペに関する特徴的な使用法として,何かを表現したいけれどもうまく言語化して表現できない時に多用してしまうことが挙げられる.そこで筆者らはオノマトペの印象を客観的に数値化することで,ユーザの表現支援を行うシステムが実現できると考えた.本発表では,その数値化方法に関する検討について報告する.
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石橋 賢, 宮田 一乘
セッションID: 1C2-OS4b-10
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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感情を表すオノマトペを用いた画像への感情情報記録手法を提案する.提案手法は,写真撮影時にオノマトペを付加することで,感情情報を画像に埋め込むことを目的とする.その利点として,僅かに異なる意味を持つ感情を記録できることが挙げられる.また,画像検索用画像にオノマトペを用いた画像を利用することで,記憶の一部として感情だけが残っていた場合でも,オノマトペを検索キーとした画像検索が可能になると期待できる.
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吉池 佑太, 有田 悠, De Silva Ravindra, 岡田 美智男
セッションID: 1C2-OS4b-11
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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本研究では、人と人との原初的なコミュニケーションに焦点を当てたコミュニケーションメディア(TongTongPhone)を提案する。TongTongPhoneとは、指先で「トントン」と叩く行為が心的状態を表すものであると捉え、その心的状態をオノマトペで表現し、ユーザ同士で共有するメディアである。本発表では、コンセプト及びシステム概要、ユニバーサルインタフェースに向けた展望について述べる。
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神原 啓介, 塚田 浩二
セッションID: 1C2-OS4b-12
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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「きらきら」「もこもこ」「びよ〜ん」といったオノマトペを声に出すことで,そのオノマトペに応じた線を描いたり,エフェクトをかけることのできるペイントシステム「オノマトペン」を開発している.オノマトペは物の微妙な質感や状態,動きを感覚的な言葉で表現できるという特徴を持つ.このオノマトペをユーザーインタフェースに採り入れることで,従来のボタンを使ったUIに比べ,より感覚的で楽しく絵を描くことができる.
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清水 祐一郎, 坂本 真樹
セッションID: 1C2-OS4b-2
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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本研究では音象徴的意味に着目したオノマトペ表現の創作支援として,オノマトペ生成とイメージ判定の二つのシステムを開発した.オノマトペ生成では,ユーザのイメージに適合した音韻形態をもつ新奇性のあるオノマトペ表現を生成する.イメージ判定では,ユーザが任意に発案したオノマトペ表現について音韻形態に基づき客観的なイメージ評価を行う.本システムで,斬新かつ表したいイメージに即したオノマトペの創作が可能となる.
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加納 政芳, 戸本 裕太郎, 中村 剛士, 小松 孝徳
セッションID: 1C2-OS4b-3
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
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本稿では,オノマトペが持つ音響的な特徴を用いて,オノマトペの類似関係を2 次元平面上に表現することを提案する.具体的には,ニューラルネットワークの恒等写像学習によって,多次元オノマトペ特徴を2次元に圧縮し,その空間内でのオノマトペの配置からオノマトペ間の類似性を判断・推測できるようにする.提案手法の有効性をアンケート調査によって確認した結果,「従来の辞書よりも理解しやすい」などの評価を得た.
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山川 暢英, 北原 鉄朗, 高橋 徹, 尾形 哲也, 奥乃 博
セッションID: 1C2-OS4b-4
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
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計算機に擬音語という音知覚を抽象化した記号を介して環境音を認識させる技術は,計算機と人間間で感覚の共有を実現し,学習や対話に応用可能である.従来法ではその抽象化プロセスが音声のそれと異なるにも関わらず,音声用の特徴量だけが使用された.そこで,本研究では人間の聴取音と擬音語との音響的関係性に着目し,心理音響の知見から音素レベルで別々の音響特徴量を使用した.従来法と認識正解率を比較した結果を報告する.
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渡邊 淳司, 加納 有梨沙, 清水 祐一郎, 早川 智彦, 松井 茂, 坂本 真樹
セッションID: 1C2-OS4b-5
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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これまで筆者らは,オノマトペの分布図を使用した触り心地の分類手法を提案してきた.本研究では,その分布図から示唆された,触り心地を表すオノマトペの音韻と触覚の感性的判断の関係性について調べた.被験者に様々な触素材に触れてもらい,各素材の手触りをオノマトペで表現してもらうとともに,同じ素材に対して快・不快の判断をしてもらった.これにより手触りの快・不快の違いとオノマトペの音韻の関係性を特定した.
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橋本 喜代太, 竹内 和広
セッションID: 1C2-OS4b-6
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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オノマトペは主観的評価を示すのによく使われるが、例えば「つるつる」が床、肌いずれを形容するかで評価が逆転するように、ジャンルや文脈で感性極性値が異なってくる。このため、オノマトペを評価指標として利用する際、その感性極性値をどう決定するかが問題となる。本発表は感性極性値が類似する表現は共起しやすいことに着目し、機械学習によるジャンル、文脈に応じた感性極性値推定手法を提案し、その妥当性を示す。
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黒澤 義明, 竹澤 寿幸
セッションID: 1C2-OS4b-7
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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人間の感情に関連したオノマトペ,すなわち擬情語の分類・可視化を対象とする.この処理に自己組織化マップSOMを用いる.そして,確率的潜在意味解析pLSAを用い,言語コーパスからベクトル表現への縮約効果の検討を行う.擬情語は,オノマトペの中でも音や見た目に依拠していないため,より感情的・感覚的であり伝達が非常に難しい.このため,視覚化による手法は,擬情語に対する有効な伝達手段となると考えられる.
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宇野 良子, 鍜治 伸裕, 大海 悠太, 池上 高志, 喜連川 優
セッションID: 1C2-OS4b-8
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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本発表では、認知実験と言語分析を行い、オノマトペによって質感や感情をどれだけ他者と共有しているのかを探る。まず、人工触覚生成装置を用い、被験者がオノマトペのイメージをどの程度他者と共有しているのかを調べた。次にウェブコーパスの言語データを統語解析し、各オノマトペの動詞との共起がどれだけ制限されているかを調査した。そして、その結果が他者とのオノマトペの意味共有度と関係するかどうかを考察した。
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平田 佐智子, 澤井 大樹, 藤井 弘樹, 喜多 伸一
セッションID: 1C2-OS4b-9
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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オノマトペは「とんとん・しーん」などの擬音語・擬態語の総称であり、その形態的定義の困難さ、および新造サイクルの速さから、既存の大規模データからの検索が難しいとされている。本研究では、Twitterユーザーにオノマトペを使用した文を投稿してもらい、それらを収集・整頓し、オノマトペ辞書を作成するコンテンツを提案する。Twitterの使用により新近性の高い、かつダイナミックな辞書の作成が可能となる。
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山岡 歩, 猪口 明博, 鷲尾 隆
セッションID: 1D1-2in
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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人間関係ネットワークは人が頂点,関係が辺であるグラフで表現でき,人がネットワークに参加,脱退することで頂点や辺が増減する.遺伝子とその相互作用からなる遺伝子ネットワークも同様で,このネットワークの変化はグラフ系列で表現できる.我々は複数のグラフ系列からの頻出部分系列マイニング手法GTRACEを提案した.本論文では単一のグラフ系列からの頻出部分系列マイニング手法を提案し,性能評価の結果を報告する.
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阿部 秀尚, 津本 周作
セッションID: 1D1-3
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
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本稿では,用語の用法変化に注目する時系列テキストマイニング手法によって生成された類似用語群の語彙体系内での距離について比較を示す.時間経過に伴って変化する用語の用法について,これを計量化する指標を基に時系列パターンを生成する.次に,時系列パターンによって得られる用法変化が類似した用語群について,階層構造によって体系化された語彙群での距離を基に意味上の類似性との関連について議論する.
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石川 雄基, 佐藤 真, 堀 浩一, 赤石 美奈
セッションID: 1D1-4in
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
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あるトピックと別のトピックの連関を探るためのアイデア発想支援システムを提案する。本システムでは、異なる2つのトピックを連結する可能性を持つ新たなトピックを文書群から推定する。宇宙開発というトピックと社会の利益というトピックを結び付ける予想外のトピックを発見する実験例を示す。
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宮澤 幸希, 三浦 英朗, 菊池 英明, 馬塚 れい子
セッションID: 1D2-1
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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健常な乳児は生後一年以内に母国語の音韻を獲得する。乳児は周囲の成人の言語入力に基づいた学習を行っていると考えられるが、詳細なメカニズムは明らかになっていない。そこで我々では、自然な連続音声の入力と、ヒトの認知能力を模擬したニューラルネットワークモデルによる音韻体系範疇化のシミュレーションを行っている。本研究では、母音と子音を音声の動的特徴に基づいて同一のモデルで取り扱う手法について報告する。
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東原 真希, 伊藤 貴之
セッションID: 1D3-1in
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
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階層型データは身近に存在するデータ構造であり,その可視化には多くの視点から研究が進められている.しかし,階層型データでも葉ノードが複数の親を持つデータ(無閉路有向グラフ:DAG)の可視化にはまだ議論の余地が多い.本報告では,大規模階層型データの可視化の一手法「平安京ビュー」をDAGの可視化のために拡張する試みを述べる.また,その具体的な描画手法と,その画面配置手法について検討する.
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