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佐藤 崇徳, 岡田 将吾, 新田 克己
セッションID: 2E1-1
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
フリー
本研究では,3 人以上の論者を想定した議論の司会者を支援することで,議論を円滑に進めるためのシステム,議論ナビゲーションシステムを提案する. このシステムで必要となる要素として,一つは議論を解析しどのように議論を進めるべきか判断する司会技術,もう一つは解析結果をシステムのユーザである司会者が納得するように視覚化することがある.以上の司会技術と視覚化の機能について説明する.
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吉澤 小百合, 寺野 隆雄, 吉川 厚
セッションID: 2E1-2
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
フリー
論理的な英作文を書く力を向上させるための訓練を,日本人がおかしやすい誤りや不適切な論理構成を含む文章を利用して行うことは有用である。論理的に書かせる手段として効果的であるとされるピアリヴュー活動の中でこれまでに指摘された問題点を分析することにより,論理的な作文指導に必要な要素を考察し,英作文技術向上のための効果的な問題作成支援システムの構築を試みる。
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古澤 悠, 杉木 優太, 菱山 玲子
セッションID: 2E2-1
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
フリー
Webサービス数の増加に伴い,ユーザは目的に合ったサービスを適切に選択する必要性に迫られている.本研究ではWebサービスを選定する際の要素として,従来から用いられてきたQoSに加え,ユーザが過去に使用したサービスの評判データを用いることで,各ユーザのニーズに合ったWebサービスを推薦するエージェントを作成した.実験の結果,本研究の手法は評価の高いWebサービスを適切に推薦する性能を示した.
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楢崎 修二
セッションID: 2E2-2
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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Webシステムでのユーザビリティを改善する手法としてサーバの複製によるアクセスの高速化や頻度の高いページ間遷移の情報を元にした先読みなどがある。しかし、前者の手法はアクセス履歴を分散させるため、後者の手法を用いるためには履歴情報の集約が必要となる。本研究では、Bloomフィルタの利用に注目し、集約に必要な情報量を削減し、効率よく有効なページ間の遷移情報を構成する手法について発表する。
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森尻 惇宜史, 片山 太一, 宇津呂 武仁, 河田 容英, 福原 知宏
セッションID: 2E2-3in
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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スプログの検出において,アフィリエイトIDを用いて自動収集したスプログおよび人手で収集した非スプログを訓練データとして機械学習手法を適用することにより,アフィリエイトIDおよびHTML構造の類似性の二種類の手がかりを併用しても検出が容易でないスプログの検出を行う方式を提案する.さらに,HTML構造の類似性を併用することにより適合率を改善する方式を提案する.
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柳本 豪一, 吉岡 理文
セッションID: 2E2-4
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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ソーシャルブックマークデータをグラフとして表現する際に、ユーザごとに異なるタグの語彙を考慮して、Webページの関連性を求める手法を提案する。具体的には、(1)ユーザごとにWebページの類似度を定義し、(2)各ユーザの評価を統合し、Webページ全体をグラフで表現する。
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原 聡, 鷲尾 隆
セッションID: 2E3-1
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
フリー
ガウシアングラフィカルモデルは確率変数間の従属性を表現する基礎的なモデルである.本発表では,複数のデータセットを生成するグラフィカルモデルが共通の部分構造を有するという仮定のもと,構造推定を同時に行う手法を提案する.提案手法はGraphical Lassoの自然な拡張となっており,座標降下法とLassoの組み合わせにより効率的に解を得ることができる.既存手法との比較実験結果についても報告する.
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橋谷 祐司, 山本 章博
セッションID: 2E3-3
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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本発表では論理を用いた新たなグラフィカルモデルを提案する.論理を用いたグラフィカルモデルにはマルコフロジックネットワークやベイジアンロジックなどが提案されているが,これらは論理における推論プロセスを十分に表現しているとは言えない.本発表では,論理における推論プロセスを明確にできるようなグラフィカルモデルを提案し,いくつかの性質を報告する.
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甲谷 優, 岩田 具治, 内山 俊郎, 藤村 考
セッションID: 2E3-4in
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
フリー
1 つのアカウントの複数人のユーザによる共有を考慮することにより推薦システムの精度を改善するための手法を提案する.複数人が1 つのアカウントを共有している場合,各アカウントの購買履歴から個々人の嗜好を推定することができなくなり,結果として推薦システムの精度が低下してしまう.そこで我々は,トピックモデルを基にアカウントを共有する潜在ユーザ毎の購買行動をモデル化し,このモデルに基づいて推薦を行う.
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田代 竜也, 清水 昌平, 鷲尾 隆
セッションID: 2E3-5
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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定常な多変数時系列データにARMAモデルを適用し、過去変数からの影響を解析する手法はよく知られている。近年、ARMAモデルと構造方程式を組み合わせることで同時変数間の影響も説明可能としたARMA-LiNGAMモデルが提案された。本論文ではデータの非ガウス性を利用したARMA-LiNGAMモデルの推定手法を説明し、従来の推定手法の問題点を指摘したうえでその問題点を解決する推定手法を提案する。
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稲積 孝紀, 鷲尾 隆, 清水 昌平, 鈴木 譲, 山本 章博, 河原 吉伸
セッションID: 2E3-6
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
フリー
近年、大量の観測データからそのデータがどのような生成過程によって生成されたかを知りたいというニーズが高まっている。そして最近、データが連続変数の場合はデータの非正規性を利用することで生成過程を同定できる場合があることがわかってきた。本発表ではデータが二値変数の場合における新しいデータ生成過程のモデルBSAM (Boolean Skew Acyclic Model)とその推定アルゴリズムを提案する。
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岡田 昌也, 佐藤 理史, 駒谷 和範
セッションID: 2F1-1
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
フリー
本研究では、英語ウィキペディアを日本語で引くためのインタフェースを作成した。本インタフェースは、入力されたタームを英訳して英語ウィキペディアの見出し語を探し出す機能をもつ。タームの翻訳には、昨年提案した、大規模訳語候補集合を利用した翻訳の枠組みを用い、大規模訳語候補集合として英語ウィキペディアの全見出し語(約700万語)を用いる。
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多川 勇介, 相原 康弘, 王 慧俊, 南 裕也, 並河 大地, 金子 雅志, 山口 高平
セッションID: 2F1-2in
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
フリー
飲食店検索において、口コミ情報を分析し定量データを7P、印象語を5Dに対応させ、印象語と定量データのマッピングを行うことで感覚的な検索を可能にする事について述べる。
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横野 光, 長谷川 隆明, 菊井 玄一郎, 奥村 学
セッションID: 2F1-3
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
フリー
質問応答サイトでは1つの質問に対して複数のユーザが回答することがあるが,回答が多くなると全体像の把握が困難になる.そこで本研究ではスレッドの内容理解のための発言間の関係の同定手法を提案する.関係には推移律のような複数の関係間で成立する制約が考えられるため,提案手法ではこれらを考慮しスレッド全体の発言間の関係を同時に推定する.性能評価のために実際のデータを用いた実験を行い,提案手法の有効性を示す.
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田中 陽子, 廣嶋 伸章, 別所 克人, 小池 義昌, 片岡 良治
セッションID: 2F1-4
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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情報検索において,性別や年代,家族構成等のユーザ属性や安い商品を買いたいといった趣向等によって着眼点が異なるにもかかわらず,異なるユーザが同じクエリで検索した場合,どのユーザにも同じ検索結果のスニペットが提示されるという問題がある.そこで,本研究では,本文に対する忠実性とクエリとの関連性に加え,着眼点による選好性を考慮することにより,ユーザの着眼点に応じた最適なスニペットを生成する技術を提案する.
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鈴木 信雄, 津田 和彦
セッションID: 2F2-1
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
フリー
質問回答サイトでは、多数の発言者が同じサイト上で発言するため,質問者からの意図とは異なる意味の無い発言が繰り返されることがある.著者らは,人間の自己中心性を質問回答サイトの発言から抽出し,それに基づいて発言の意思疎通のズレを抽出することを試みてきた.本稿では,これまで対象としていなかった2発言以下の短い対話に着目し,意思疎通のズレを抽出する手法を提案する.
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岡本 昌之, 渡辺 奈夕子, 長野 伸一, 長 健太, 川村 隆浩
セッションID: 2F2-2in
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
フリー
近年,PCやモバイル端末で様々なセンサ情報を取得,付加できる環境が整うと同時にライフログ取得の試みが多数行われている.既存手法の大きな課題の1つに,記録されたライフログの可読性の問題がある. 本発表では,オフィスワークを対象として可読性の高いライフログを生成するために,センサ情報から得られる状況と端末の操作履歴から得られるテキスト情報を用いてラベルとなるキーワードを抽出する手法を提案する.
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田中 翔平, 岡崎 直観, 石塚 満
セッションID: 2F2-4
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
フリー
本発表では,Wikipediaからの含意関係の知識を自動獲得する手法を報告する.Wikipediaにはエンティティに関する記事に加え,エンティティのカテゴリ情報やその階層構造,エンティティの参照リンクなどの豊富な情報が含まれる.本研究では,これらの情報を活用し,エンティティ間をつなぐ言語パターンを命題とみなし,命題間の含意関係,及び含意関係が成立するための必要条件を自動的に導出する.
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渡辺 尚吾, 乾 孝司, 山本 幹雄
セッションID: 2F3-1
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
フリー
我々は,一般のオープンなウェブ空間,特にブログ空間内のデータから, レビューサイトと同様な内容,すなわち商品ごとに構造化されたレビュー情報を自動抽出する研究を行っている.今回は,ブログ記事と商品を紐付けするために,言語処理技術によって,ブログ記事から商品を表す表現を自動抽出する手法を提案する.提案手法では,商品のカテゴリ情報を利用することで,機械学習に必要な教師データを自動収集し,学習に用いる.
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佐藤 真, 赤石 美奈, 堀 浩一
セッションID: 2F3-2
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
フリー
ストーリー生成を支援するためのトピックブリッジング手法を提案する。 トピックブリッジングはユーザの指定したスタートとゴールのドキュメントに対して、それらのトピックをつなげるブリッジに相当するドキュメントを推薦し、ストーリーの骨格となるようなドキュメントの連鎖を生成するものである。 実験を通して提案手法の評価とストーリー生成の指針を示す。
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西野 正彬, 安田 宜仁, 小林 透
セッションID: 2F3-3
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
フリー
集合拡張とは,ある集合に含まれる少数のアイテムが入力として与えられたときに,その集合に含まれる他のアイテムを列挙する問題である.本稿では,ZDDを用いて集合拡張を効率的に計算する手法を提案する.手法の特徴は,アイ テム集合を少数のシンボルによる組み合わせ集合としてZDD上にコンパクトに表現する点と,ZDD上で定義される集合演算を効果的に利用して解を求める点にある.
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坂梨 優, 小林 一郎
セッションID: 2F4-1
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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同じ事象であっても観察者の視点の違いにより,報告される内容が異なる.このように一つの情報源のみによる観察対象の報告ではその情報源の影響を受けた報告に偏る可能性が存在する.そこで,本研究では,同一の事象に対して報告している文書を分析し,それぞれの情報源の情報伝達の差異を比較することにより,情報源の姿勢に左右されない解釈を可能にする.ニュース記事を分析することにより,新聞社間の報道の差異を比較する.
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久保田 敦, 横野 光, 高村 大也, 奥村 学
セッションID: 2F4-2
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
フリー
本研究ではジャンル毎の特徴を用いた日本語テキストの文書校正手法を提案する。 提案手法では,既存手法で使用される文脈情報の特徴以外に,内容語に情報を付加 することで難易度や文体を考慮した校正を行う。 その結果,文脈情報のみでは解決できない訓練データに未出現の語に対する問題等に対して,付加した情報を用いて解決できることを示す。
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西口 純代
セッションID: 2F4-3
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
フリー
In Combinatory Categorial Grammar (Steedman 1996, 2000), questions and focused sentences have been considered to be categories of S. I claim that these types of sentences should be functions from a sentence to another sentence in view of their semantics. I analyze Japanese sentence-final particles as verum focus operators or question markers whose categories are S\(S\S).
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中原 孝信, 矢田 勝俊
セッションID: 2G1-1
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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本研究では,買い物時間の長さから顧客のクラスタリングを行い,クラスタ毎に高額顧客と非高額顧客を定義する.そして,2つの顧客集合を識別するために,スーパーマーケットの動線データを用いて売場の訪問順序の違いを示した系列パターンを抽出する.最終的に,抽出したパターンを用いて判別モデルを構築し,高額顧客と非高額顧客を特徴づける明示的で有用な巡回経路を発見し,顧客の買い物に関する知見を得ることが目的である.
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毛利 貴之, 杉町 勇和, 東藤 大樹, 岩崎 敦, 横尾 真
セッションID: 2G1-2
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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社会的に望ましい結果をもたらすオークション方式(メカニズム)を自動設計する手法を自動メカニズムデザイン(AMD)と呼ぶ.AMDは最適化手法を用いており,目的関数・制約条件に応じた最適なメカニズムのデータを出力する.しかし,そのデータから実際にメカニズムのルールを発見するには,人手だと大変な手間と時間がかかる.そこで本論文では,AMDが出力したデータから効率的にルールを抽出する手法を提案する.
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榊 剛史, 松尾 豊
セッションID: 2G1-3
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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近年、ソーシャルメディアの爆発的な普及に伴い、ネット上に流通するクチコミの量は増え続けており、その種類も多様化している。本研究では、それらのネット上のクチコミに人物目撃情報が多数含まれていることに着目し、位置情報と共にそれらをリアルタイムに抽出・提示するシステムを試作した。本システムにより、ソーシャルメディアからのリアルタイムイベントの抽出の可能性を検証する
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糸谷 拓人
セッションID: 2G1-4
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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本研究では,データマイニング手法の一つである頻出部分木マイニングを用いて,自然言語で表現された議論をマイニングする方法を提案する.具体的には,各議論の結論を親とし,その前提条件を子とする形式の木を構築し,SLEUTHと呼ばれる頻出部分木マイニングアルゴリズムを適用する.この時同じ内容を示すノードに同じラベルを付けることで,はじめて議論のマイニングが可能になる.
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Qixin Liu, 河原 吉伸, 鷲尾 隆
セッションID: 2G1-5
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
フリー
In a costumers' network obtained, for example, from social networks, modeling influences among buyers is useful to estimate a buyer's decision to buy an item. This kind of influences is sometimes modeled with submodular functions and the problem of finding the marketing strategies to offer items to buyers that maximize the revenues of other buyers can be formulated as submodular maximization. In this paper, we address the problem of enumerating optimal and near-optimal solutions (strategies) to this problem and investigate numerically with real social network data.
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櫻井 茂明, 牧野 恭子, 鈴木 裕之, 正岡 良規
セッションID: 2G2-1
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
フリー
本論文では、評価対象に関連した数値時系列データとテキスト時系列データからなる複合時系列データに基づいて、評価対象をランキングする方法を提案する。提案法においては、数値時系列データの変化率及びテキスト時系列データから抽出される表現の占有率に着目することにより、評価対象をランキングする。提案法の効果を、株価情報及びニュースヘッドラインに基づいた複合時系列データに適用し、その効果を検証する。
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Marina Demeshko, 鷲尾 隆, 河原 吉伸, 清水 昌平
セッションID: 2G2-2
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
フリー
A physical system can be represented by autoregressive and moving average (ARMA) model in discrete time domain, which can determine system's parameters. We extend the ARMA model to an ARMA-LiNGM model which is a canonical form to represent the physical system. We further analyze the relationships between the ARMA-LiNGM model and a CTARMA model which is another canonical form in continuous time domain. As the consequence, we provide the relations between the coefficients of the two models.
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杉村 博, 松本 一教
セッションID: 2G2-3
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
フリー
本論文では複数の時系列データから特徴的な形を抽出するシステムについて提案する. 時系列データは金融,医療,工業センサなどで幅広く登場し,1つのデータベースに複数の 類似した時系列データが各観測者や各対象物に対して計測されて蓄積される. 提案するシステムではこのような複数の時系列データからそれぞれの特徴的なパタンを抽出する. 本論文では提案する手法の概要と実験結果について報告する.
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田川 貴章, 矢入 健久, 高田 昇, 山口 由仁
セッションID: 2G2-4
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
フリー
宇宙機の異常検知システムで,従来の混合確率主成分分析(MPPCA)を用いた手法だと学習したクラスタのどれにも属さない異常データの検知は行えたが,クラスタ間の遷移パタンの異常は検知できないというのが現状である.そこで本研究では隠れセミマルコフモデル(HSMMs)をMPPCAに適用することで遷移パタン,遷移時間も考慮した異常検知システムを提案し,宇宙機の実データへ適用することでその有用性を示した.
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白井 康之, 櫻井 祐子, 鶴間 浩二, 小山 聡
セッションID: 2G3-1
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
フリー
ネットショッピングにおける商品説明文は,ユーザが商品を検索する際の最も重要な情報である.ユーザから見た商品へのアクセスは,出現する単語種類だけでなく,文章の構造や構成,係り受け構造等によっても大きな影響を受けると考えられる.本研究では,商品説明文とユーザの商品評価結果に基づき,どのような商品説明を構成することがユーザのアクセス頻度や満足度を高めるか,分析によって明らかにすることを目的とする.
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大柴 亮, 岩沼 宏治, 山本 泰生
セッションID: 2G3-2
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
フリー
本研究では、単一で長大な系列データベースから有用系列パターンを抽出マイニングすることを目的として、情報量基準とそれを補完する新たな系列評価尺度について考察を行う. また提案尺度の有用性を検証するために,抽出マイニングシステムを実装し,新聞記事コーパスを用いて評価実験を行ったので,その結果を報告する.
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伊藤 秀志, 岩沼 宏治, 山本 泰生
セッションID: 2G3-3
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
フリー
多重データストリームにおいてアイテムが一時的にバースト的に出現する場合,頻出部分系列を抽出するためには,オンライン型アルゴリズムであっても大量のメモリを要する.本研究では,一定量のメモリしか利用できない仮定の下で,誤差や損失を一部許しながらも頻出部分系列をオンラインで抽出し,バースト時に抽出が不完全となってしまっても,時間経過により完全性を自律的に回復することができるアルゴリズムを提案する.
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大滝 啓介, 山本 章博
セッションID: 2G3-4
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
フリー
各地に分散され蓄積されたデータに対して,各サイトの情報を他に漏らすことなくデータ全体から知識を 発見する手法は,プライバシー保護マイニングとよばれている.本研究ではトランザクションデータベースからの, プライバシー保護を考慮した頻出パターンの発見を対象とし,飽和パターンとZDDに着目する.ZDDで表現したデータとZDD演算を利用して頻出飽和パターンを発見するための手法を提案する.
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稲場 大樹, 福井 健一, 佐藤 一永, 水崎 純一郎, 沼尾 正行
セッションID: 2G3-5in
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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本研究では、実数値空間上において頻出パターンが最もよく抽出できるように、階層型クラスタリングの結果を基にして適応的にラベル付けを行いパターンを抽出する手法を考案した。本手法の性能評価を行い、さらに、燃料電池の損傷試験データに対して適用し、実データに対しても有効であると示した。
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鶴田 哲章, 原口 誠
セッションID: 2G3-6
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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2つのデータベースを比較し,1つのデータベースで顕在化しつつあるパターンを検出するシステムを目指す.顕在化しつつあるパターンとは,頻出パターンではなく,パターンの必然性(モデュラリティ)が古いデータベースと比較し,問題のデータベースで増加するものをさす.本研究では,必然性を表す正の成分と,それを阻害する負の成分に対して制約を課したパターン枚挙手法を提案し,その有効性について実験的に検証する.
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湯浅 辰丸, 鳥海 不二夫, 石井 健一郎
セッションID: 2H1-OS18-1
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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GARCH効果は金融市場の混乱要因を説明する重要な要素であるが,発生メカニズムに関する決定的な理論や実証結果は未だに示されてはいない.それは市場参加者の情報構造が発生要因であることが示唆されているが,偶然にもたらされた発見であり,発生メカニズムを特定するための充分な検証には至っていない.本研究では,人工市場を用いて市場参加や市場の条件をコントロールすることにより,その発生メカニズムの特定を目指す.
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松井 和宏, 佐藤 晴夫
セッションID: 2H1-OS18-2
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
フリー
金融市場における自動取引戦略を探索するためには、 訓練時とテスト時で探索空間の形状が変化する問題に適切に対応する必要がある。 著者らはこの問題に対して、GAにおける個体評価に近傍評価法を 導入している。本研究では、この近傍評価法をさらに発展させるために、 探索空間中での近傍形状の拡張、及び近傍探索の高速化を検討する。 実験の結果、提案手法が良好な結果を示すことを確認した。
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松井 宏樹, 林 慶樹, 野田 五十樹
セッションID: 2H1-OS18-3
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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株取引における執行戦略の一つである出来高加重平均に基づく分割発注(VWAP)では,執行の基準となる一日の出来高の推移(ボリュームカーブ)を推定することが執行リスクの低減のために重要である. 本研究では,野田の提案する機械学習における再帰的ステップサイズパラメータ調整法(RASP)により,前日までのボリュームカーブから当日のボリュームカーブの推定を試みる.
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松井 藤五郎, 後藤 卓, 和泉 潔, 陳 昱
セッションID: 2H1-OS18-4
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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複利型強化学習は,複利のリターンに基づいて強化学習を行う枠組みであり,ファイナンスへの応用に適している. 本論文では,複利型強化学習を国債銘柄を選択する問題へ適用し,その結果を報告する. 具体的には,国債銘柄選択問題を債務不履行(デフォルト)確率と利回りに基づいてバンディット問題として定式化する方法について述べ,複利型Q学習をこの問題に適用した実験結果を報告する.
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和泉 潔, 池田 翔, 石田 智也, 中嶋 啓浩, 松井 藤五郎, 吉田 稔, 中川 裕志, 本多 隆虎
セッションID: 2H1-OS18-6
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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本研究では,新聞記事データを用いた業種別株価指数の分析の新たな手法を提案した.本手法を用いて,2009年の1 年間を対象に外挿予測精度を評価した結果,予測精度の目標とした52%を超えた業種は,19 業種中11業種(57.8%) であった.また,予測正答率は時期・業種によって予測正答率の季節性が見られた.これにより,期間毎のテキストマイニングによる予測の信頼度を測る指標になることが期待できる.
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吉田 稔, 中川 裕志, 石田 智也, 中嶋 啓浩, 松井 藤五郎, 和泉 潔, 池田 翔, 本多 隆虎
セッションID: 2H1-OS18-7
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
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ある銘柄の取引高の上昇・下降を予測するために、関連するニュース記事の見出しを利用する手法について検討する。
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諏訪 博彦, 梅原 英一, 太田 敏澄
セッションID: 2H1-OS18-8in
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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本研究の目的は、株式掲示板におけるアノマリーを発見すること、株式掲示板の投稿内容より株式リターンを説明するファクターを作成することである。形態素解析と主成分分析を用いて投稿内容を分析することで、新たなファクターの作成を行っている。結果、株式掲示板におけるアノマリーが存在している可能性があること、主成分得点を利用した新たなファクターが存在することを確認している。
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三木 光範, 吉井 拓郎, 廣安 知之, 吉見 真聡, 米本 洋幸
セッションID: 2H2-2
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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オフィス環境を改善する研究の一つとして,我々は個々のオフィスワーカの要求に応じた光の明るさを提供する知的照明システムの研究を行っている.本研究では机上面に照度センサを設置せずに外光分布近似モデルを基に新たな知的照明システムの制御手法を提案する.実オフィスを模擬した環境で実験を行い,外光の環境の変化にも対応し,ユーザの希望する照度を最小限のエネルギーで実現できることを示した.
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井上 哲也, 山田 大輔, 桑田 喜隆
セッションID: 2H2-4
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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近年、システムの大規模化や仮想化技術の発展に伴い、データセンタにおけるシステムの集約化が進み、運用環境が大幅に複雑化してきている。運用品質の向上と運用担当者の負担軽減の重要度は益々増しており、運用自動化技術が注目されている。本稿では、データセンタ運用業務における運用担当者の対応を運用ルールとしてモデル化し、運用業務を自動化するシステムを提案する。
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中北 正武音, 小野田 崇
セッションID: 2H2-5
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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非侵入型モニタリング実現のため,ある時点間の高調波特性の変化と各電気機器の高調波特性とを比較することで,各電気機器のオン/オフ状態を推定する方法を提案する.本研究では,推定対象外の電気機器が動作するなどのノイズが多い状況での提案方法の性能について検討した結果を報告する.
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福原 知宏, 三輪 洋靖, 本村 陽一
セッションID: 2H2-6
発行日: 2011年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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高齢者介護施設における従業員作業プロセスの可視化について報告する.筆者らはサービス業における業務プロセスの理解と改善を目的とし,業務プロセスに係るデータの収集と可視化ツール開発を行っている.今回,高齢者介護施設における従業員の1日の業務(作業)に焦点を当て,タイムスタディ調査を行った. 得られたデータの可視化により,各職種に特徴的な作業プロセスを確認した.調査の概要と分析結果について報告する.
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