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渥美 雅保
セッションID: 2F1-R-10-3
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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注意が向けられた前景物体とその後景物体からなるコンテキスト,及び前景物体に対するカテゴリラベルが与えられて,ラベル付き物体カテゴリ分類木とコンテキスト毎の物体の共起構造を半教師付きで増分的に学習する「コンテキストを伴う確率潜在コンポーネント木手法」について述べる.また,それら分類木と共起構造を用いた物体認識手法について述べ,いくつかの画像セットを用いた実験により提案手法の性能を評価する.
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平山 高嗣, 間瀬 健二, 武田 一哉
セッションID: 2F1-R-10-4
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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人の内的状態は外的刺激によって無意識的に引き出され,それを反映した行動が反応として現れる.本研究では,自動車運転状況において,周辺車状況の変化に対する運転者注視行動の反応タイミングについて運転集中状態と注意散漫状態における差異を分析する.追い抜き車を外的刺激として注目したところ,通常走行時(集中状態)は楽曲検索走行時(散漫状態)に比べ,有意に早く注視反応が起こることを確認した.
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堤 富士雄, 立田 穣
セッションID: 2F1-R-10-5
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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気候変動や将来の地球温暖化が、沿岸生態系の多様性や水産資源に及ぼす影響を明らかにするために、網による捕獲やダイバーによる目視調査による魚類の生息量調査が行われている。これら従来の調査法を補うため、デジタル画像機器により水中撮影した記録画像から魚類の生息量を自動計測する画像処理手法を考案した。
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矢島 尚人, 井上 聡
セッションID: 2F1-R-10-6
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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本研究はジェスチャ識別のための特徴点自動抽出システムであり、複雑な手指形状であっても単眼単視点で得られた画像データから指先からのみ特徴点自動抽出する。与えられたデータに対してガボールフィルタによる分散表現、機械学習を用いる事で指先から特徴点抽出を可能にした。
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中条 俊大, 堀 浩一, 赤石 美奈
セッションID: 2F1-R-10-7
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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本研究では、RFIDを用いたタンブリング衛星の姿勢推定について、対象衛星に取り付けられたRFIDタグが想定位置からずれていることを想定し、そのタグのずれをも推定することを考える。シミュレーションを重ねてデータを取ることで推定器が判断を誤る傾向を分析し、それをもとに最尤モデル決定の工夫することでモデル推定の精度を高める。
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西村 悟史, 笹嶋 宗彦, 來村 徳信, 平尾 明美, 服部 兼敏, 高岡 良行, 溝口 理一郎
セッションID: 2I1-R-4-1
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
フリー
病院内では看護手順を記述した看護手順書が作成され,新人看護師教育にも用いられている.そのような手順書に記述された知識を表現するためのモデルとして筆者らはCHARMを提案している.本稿では,CHARMの新人看護師教育への応用に向けた取り組みについて記載する.
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南谷 祥之, 廣安 知之, 三木 光範, 横内 久猛, 吉見 真聡
セッションID: 2I1-R-4-2
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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本研究では,各医療機関が分散ファイルシステムを構築し,それらを連携させた医用画像保存通信システム(PACS)を提案する.対象とする医用画像DICOMは,データ量の大きな実画像データと患者情報等のメタデータから構成されている.本システムは各医療機関がこのメタデータから構成されるデータベースを保持する一方、外部に分散的に存在するデータベースから検索を可能にするシステムである.
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石川 翔吾, 桐山 伸也, 竹林 洋一
セッションID: 2I1-R-4-3
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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子どもが問題に直面して知識を獲得して学習し発達していくことと同様に, 高齢者も加齢の中で新しい知識の獲得が起こる. 本発表では,高齢者の退化の過程やメカニズムを理解するための 子どもの発達研究で構築したマルチモーダル行動コーパスを活用した退化分析のアプローチについて述べる.
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小川 泰右, 池田 満, 鈴木 斎王, 荒木 賢二
セッションID: 2I1-R-4-5
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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医療サービスは,医学的な問題だけでなく,患者家族に与える影響,提供側の労務問題など,幅広い問題を想定して設計される.そこには,解消したい医学的問題だけでなく,医療者ごとの価値観や病院ごとの事情などが曖昧性のある問題群が想定されている.本発表では,サービス設計で想定される多様な問題をオントロジー化し,それを基礎に医療サービス内容の差異から,医療者の暗黙的な問題の想定(価値観)を顕在化する手法を示す.
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錦織 達也, 百瀬 正光
セッションID: 2I1-R-4-6
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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近年,タブレット端末を用いた電子ドキュメントの利用を前提とする作業風景が多く見られる. こうした場面において作業熟練の度合い等により作業効率に差異が生じるという問題がある. この問題の解決策として,タブレット端末の操作ログ収集および解析による行動分析と, ソーシャルジェスチャを用いて,暗黙知を共有する仕組みを組み合わせる事で作業の効率化を実現する業務支援システムを提案する.
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日向野 達郎, 増田 英孝, 山田 剛一, 清田 陽司, 中川 裕志
セッションID: 2I1-R-4-7
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
フリー
Web上で閲覧することができる文献検索サイトはそれぞれ独立した機関が提供しているので各々のメタデータの対応付けがなされていない。そのため、網羅的に文献を探しているユーザにとっては、複数のサイトで検索を繰り返す必要があり、手間がかかってしまう。そこで本研究では、MediaWikiを用いることによって、複数の文献検索サイトのメタデータを容易に対応付けることを可能にする枠組みを提案している。
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西島 玄真, 西村 悟史, 來村 徳信, 笹嶋 宗彦, 松村 泰志, 武田 理宏, 溝口 理一郎
セッションID: 2I1-R-4-8
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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筆者らは,医療分野におけるプロセス知識の共有と再利用性の向上を目指して,その記述のために設計分野で用いられている機能的知識枠組みを利用した知識表現モデルCHARMを提案している.本稿では,診療のスケジュール表であるクリニカルパスをCHARMで記述可能であることを述べ,これらを用いた医療情報基盤の構築に向けた提案を行う.
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郷古 学, 小林 祐一, 金 天海
セッションID: 2K1-R-11-1
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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ロボットによる頑健な物体識別を実現するためには,ロボット自身が,識別対象となる物体の特徴を抽出するために能動的に動くこと(探索行動)が重要となる.本研究では,強化学習により物体識別のための探索行動を獲得可能な能動知覚モデルを提案し,移動ロボットを用いたシミュレーションにより,提案モデルの有効性の検証を行った.
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大貫 泰弘, 真部 雄介, 菅原 研次
セッションID: 2K1-R-11-2
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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情報化社会の発展とともにユビキタスなサービス,例えばGPSなどの位置情報を利用したサービスが増加してきている.しかしユビキタスなサービスでは必ずしも絶対的な位置情報が必要なだけでなく相対的な位置情報が必要である場合もある.そこで本研究では加速度センサー,光センサー,超音波センサー,EOPD(光距離)センサー,タッチセンサーを用いて物体の接触関係を取得する手法を提案し,各センサーの有効性を検証する.
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曽我 紗知子, 小林 一郎
セッションID: 2K1-R-11-3
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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実世界における作業は複数の問題を含んでいることが多く、ロボットにおいても、複雑な課題を遂行するためには、多目的の問題を合理的に解決する必要がある。近年、進化計算において、多目的最適化問題が盛んに研究されている。本研究では、多目的最適化問題をロボットコントローラの行動学習に取り入れて、多目的問題とされる課題に対するロボットの行動学習について考察を行う。
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金子 貴美, 小林 一郎
セッションID: 2K1-R-11-4
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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本研究では、ロボットが既に得た行動知識を他の環境においても再利用可能にする手法の構築を目的とする。ロボットの既得知識を他の環境に転用可能にするために、知識の可読と分離が容易であることが必要となる。そのため、ロボットの学習メカニズムにファジィクラシファイアシステムを用い、学習環境の部分毎に知識の適用を可能にする。部分毎に適用可能にした知識を連結することで既に得た知識が再利用可能かどうかを検討する。
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大本 義正, 齊賀 弘泰, 西田 豊明
セッションID: 2K1-R-11-5
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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ロボットを用いた遠隔地コミュニケーションにおいては、身体構造や認識の違いを埋めるために、操作者に熟練を求められることが多い。本研究では、操作者の認識および身体動作と実世界情報の整合性をとるように、ロボット自身が半自律的に動作を生成するテレプレゼンスシステムを提案する。基本的な身体動作の半自律生成を実装して検討したところ、操作者の主観評価およびタスク遂行上の表現生成の頻度において有用性を確認できた。
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高橋 将太, 赤石 美奈, 堀 浩一
セッションID: 2K1-R-11-6
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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本稿では運動が線形システムで表現できるUAVについて、そのパラメータの推定法を提案する。線形システムのパラメータ推定にはカルマンフィルタ、カルマンフィルタで得られた状態量からEMアルゴリズムを用いて最尤推定を行い、そのモデリングには時変ガウスモデルを適用する。提案手法は特に突風など外乱が変化する環境において、従来の手法よりもより精度よくパラメータを推定することが可能である。
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三平 悠磨, 赤石 美奈, 堀 浩一
セッションID: 2K1-R-11-7
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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本研究では、自己位置を推定することのできない空中機及び陸上機を用いて、既知のマーカ位置から未知のマーカの位置を推定するシステムを提案する。実験に利用した空中機及び陸上機は一般に玩具として販売されているものであり、このような安価な機器を用いてもミッションを達成できることを示す。また、マーカの配置法や測定順序を変えることによって、提案するシステムによる位置推定の誤差を最小にする方法も提案する。
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藤田 真浩, 長尾 貴正, 石川 翔吾, 竹林 洋一
セッションID: 2L1-R-12-1
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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人間の思考を説明する際には、意識、感情、意図といった抽象的なスーツケースワードを用いることが多い。しかし、それらが何であるかを表現することは困難であり、学生にとってはなおさらである。そこで、筆者らはEmotion Machineの内容を図として可視化することによって、抽象的な言葉の理解と共有を図った。本発表では、筆者らが可視化させるまでのプロセスを紹介すると共に、その効果の検討を行う。
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大月 みなみ, 秋吉 政徳, 鮫島 正樹
セッションID: 2L1-R-12-2
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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ソフトウェア開発のプロジェクトマネージャは、工程管理での状況判断をもとに残業指示や進捗レビューといった種々のオペレーションを行う必要があり、このような能力育成にシミュレータを利用することを試みる。この際に、学習者の行ったオペレーション結果を他のオペレーションエージェントプログラムの結果とともに比較評価するための決定木を生成し、それをもとにした改善オペレーションの作成方式について述べる。
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本庄 智也, 秋吉 政徳, 鮫島 正樹
セッションID: 2L1-R-12-3
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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ソフトウェア開発のプロジェクトマネージャは、工程管理での状況判断をもとに残業指示や進捗レビューといった種々のオペレーションを行う必要があり、このような能力育成にシミュレータを利用することを試みる。この際に、学習者の行った種々のプロジェクトモデルに対するオペレーション結果を規範オペレーションによる結果との比較をもとに学習者オペレーションの傾向を同定し、問題個所に関する質問生成方式について述べる。
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吉澤 小百合, 國上 真章, 高橋 聡, 吉川 厚, 寺野 隆雄
セッションID: 2L1-R-12-4
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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外国語の作文教育において,読者が理解し易くなるような改善策や修正を提示したり評価したりすることは指導者にとって多大な労力を要する。本研究では,Pict-Net Abstractionという新しい作文教育支援法を提案し,その有効性の検証を行う。ピクトグラム・ネットワークを利用し,学習者同士が互いの作文を可視化要約することにより,作文者の意図と読者の理解の乖離を比較し,論旨の曖昧さや多義性を検出する。
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林 雄介, 溝口 理一郎
セッションID: 2L1-R-12-5
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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本発表では,筆者らが開発したOMNIBUSオントロジーそれに基づくオーサリングシステム SMARTIESを東京都中学校社会科教育研究会における現場の教師の授業設計に適用した結果 から,その効果と課題について考察する.
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笠井 俊信, 益川 弘如, 永野 和男, 溝口 理一郎
セッションID: 2L1-R-12-6
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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我々は特定の教科に依存しない授業設計支援システムFIMA-Lightを開発してきた。このFIMA-Lightは,教授・学習理論や実践から抽出された知識を記述したOMNIBUSオントロジーを活用し,設計された授業からその設計意図を自動解釈して提示する。この提示によって教師のより深い思考を促し,教師自身がより良い授業への改善方法に気付くことを期待する。
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福島 雄太, 田島 直嗣, 中山 功一
セッションID: 2L1-R-12-7
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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筆者らは,野球やテニスといった球技において,適切なスイングを自動でアドバイスするコーチングシステムの開発を目指している.本稿では,加速度センサや重心位置計測装置,モーションキャプチャシステムなどを用いて,スイングデータを取得するシステムを作成した.また,当該球技の上級者の視点から,取得したデータの分析を行った.それらの結果から,コーチングに有効であるデータについて議論した.
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梅津 孝信, 東 卓弥, 平嶋 宗, 竹内 章
セッションID: 2L1-R-12-8
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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カードゲームのルール記述に用いられる日本語表現を整理し,それらを計算機で実行可能な自作のインタプリタ言語と結びつけることによって,用意された日本語語句の組み合わせによるカードゲームルールの入力から,Web上で動作する学習用ゲーム環境を生成するオーサリングシステムを開発した.このオーサリングシステムについてと,その使用実験について報告する.
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原 健一郎
セッションID: 2M2-1
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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既存の人工生命の多くは何らかの人工知能(AI)を搭載しているが、そのAIでどの程度複雑な生命が模擬できるか限界が決まってしまう可能性がある。 そこで、物理法則のような基本的なルールから複雑なAIを実現し、様々な環境要素が絡み合うことでより複雑な生命を模擬する手法を提案する。 提案の第一段階として、多数の機械式論理回路を、GPGPUを利用した重力・弾力等が働く仮想世界の中で動作させた。
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大澤 博隆, 尾形 正泰, 小池 京太郎, 今井 倫太
セッションID: 2M2-2
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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人間は、他者を感じる擬人化要素を環境中の区画から検出することで、発生源を特定できない情報があたかもその区画から発せられたかのように解釈してしまう。この、擬人化による情報局所化を介すると、会話における指示語の起点を任意の場所に移動することができ、音声対話における表現を拡張できる。本研究では全方位台車を使った空間への姿勢付与、ユーザの身体部位の擬人化表現などを介し、情報局所化が拡張する対話例を示す。
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忽滑谷 春佳, 坂井田 瑠衣, 諏訪 正樹
セッションID: 2M2-3
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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身体知の学習において学習者の理解促進を主眼においた支援手法が数多く提案されてきた.しかし学習者を受動的にさせる手法は結果的に育成を妨げる.そこで本研究では看護師のコミュニケーション学習手法「プロセスレコード」に着想を得て,学習者にメタ認知的内省を促す記録様式を提案する.学習者が自らの振舞いをメタ認知することで,学びの支援のみならず獲得した知の顕在化を支援する.
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小林 優佳, 山本 大介, 田崎 豪, 山地 雄土, 土井 美和子
セッションID: 2M2-4
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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日本では高齢者が急増し、孤独死や認知症治療が問題となっている。これらの問題に対処するため、我々は高齢者とコミュニケーションを行う対話インタフェースの研究開発に取り組んでいる。病院スタッフ・患者間の対話を参考に、質問・コメント、というパターンの繰り返しで対話を行うシステムを構築し、病院内で通行者に話しかける実験を行ったところ、定期的に訪れる患者も見られ、コミュニケーションの活性化が確認できた。
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城戸 將徳, 伊藤 秀昭, 福本 尚生, 和久屋 寛, 古川 達也
セッションID: 2M2-5
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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本研究では,心理学・医学分野においてヒトの発達の度合いを調べるために用いられている発達尺度の各種の課題を,ヒトと同じように行うことができるロボットを段階的に作成する。以前の研究で,「眼前で動く物体を追視する(生後1ヶ月レベル)」,あるいは「首の運動を伴って追視する(3ヶ月レベル)」という課題を行うロボットを作成したが,本稿では「腕の運動誘発(4ヶ月レベル)」という課題を行わせた結果を報告する。
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門屋 徹, 伊藤 秀昭, 福本 尚生, 和久屋 寛, 古川 達也
セッションID: 2M2-6
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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見まねはロボットに動作を教示する上で有効な手段である。しかし,ヒューマノイドロボットに教示者の動作をそのまま再現させると転倒してしまう危険性がある。転倒しない動作を生成する方法として目標ZMP制御や床反力制御を用いたものなどがあるが,本稿では動力学シミュレータと動的計画法を用いて最適なモータ出力を決定するシステムを構築し,小型ヒューマノイドロボットに見まねを行わせた結果を報告する。
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清河 幸子, 小松 孝徳
セッションID: 2N1-OS-8c-1
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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小松・秋山・清河 (準備中) は,日本語の音のイメージを「キレ・俊敏さ」「柔らかさ・丸み」「躍動感」「大きさ・安定感」の4次元で捉え,XYXY型のオノマトペの印象を,構成要素である各音の次元値の組み合わせにより表現する方法を提案している。本研究では,歩行動作を表現する際に用いられるオノマトペを題材として,上記の手法の妥当性を検討した。
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坂本 真樹, 小野 正理, 清水 祐一郎
セッションID: 2N1-OS-8c-2
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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病気の症状はしばしば「ずきずき」といったオノマトペで直感的に表現される.痛みの強さに比べ,痛みの質は定量化が難しいとされてきた.痛みの量と質の両者を表現できるオノマトペは,電子化されてきた医療への導入が期待される.本研究では,オノマトペの音韻特性と医療用尺度の印象評価値の関係を特定する被験者実験によりデータベースを作成し,オノマトペによって表される症状を定量的に推定し出力するシステムを作成した.
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宇野 良子, Marocco Davide, Nolfi Stefano, 池上 高志
セッションID: 2N1-OS-8c-3
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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私達はオノマトペの他品詞との共起の偏りの言語学的分析や、触覚ディスプレイによる感覚構成の実験を通じ、オノマトペの「言語らしさ」の欠如は、音象徴性に加え、相互作用(「意味の共有」等)に関わるとした。本発表では、計算機シミュレーションで、ロボット間のシグナルの交換の変遷を見る。環境の情報が不確定になり、シグナルが環境やロボットの身体運動から切り離されるのを音象徴が失われる過程として分析する。
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清水 祐一郎, 坂本 真樹
セッションID: 2N1-OS-8c-4
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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本研究ではオノマトペイメージ評価システムと,オノマトペ生成システムからなる,オノマトペの創作支援システムを開発した.イメージ評価システムは音象徴的意味に着目し,ユーザが任意に創作した日本語オノマトペ表現の定量的なイメージ評価を行う.オノマトペ生成システムはイメージ評価システムの印象評価手法を応用し,ユーザの入力したイメージ評価値に適合する日本語オノマトペ表現を,遺伝的アルゴリズムを用いて生成する.
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秋田 喜美, 中村 聡史, 小松 孝徳, 平田 佐智子
セッションID: 2N1-OS-8c-5
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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オノマトペは「巻き込み性」の高い談話を好むとされる。ところが、関連研究は主に未記述言語の質的観察であり、この仮説は検証の余地を残す。そこで本研究は大規模コーパスを用い、日本語オノマトペの語用論的機能を考察する。一つの発見として、オノマトペは一般語よりTwitterにおける返信での使用率が高いことを報告する。この結果は、明確な発話相手を欲するという、オノマトペのインタラクション性の現れと取れる。
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五味 壮平
セッションID: 2P1-OS-9b-1
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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twitter、Facebook、mixi、そして地域SNSなどのソーシャルメディアが 普及してから数年がたち、それぞれ社会の中で浸透・定着しつつある。 その中で各サービス上で生じるコミュニケーションのあり方にもかなり 明確な差異が見られる。 本講演では、これらのサービスが採用しているアーキテクチャ とそこで生じるコミュニケーションのあり方の関係について考察する。
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相原 健郎, 小柴 等, 門倉 博之, 峰﨑 大輔, 金山 明煥
セッションID: 2P1-OS-9b-2
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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筆者らは、利用端末や行動に制約の多い街なかなどでの状況下において、ユーザの行動変容(本来の目的外の行動)を誘起するコンテンツの抽出等に関するモデルの提案を行ってきた。 本発表では、2009年より展開してきている街なかでの体験向上と街の魅力を維持・向上させるための情報サービスの概要とそこでの提案モデルの実証について述べるとともに、ユーザ個々に対し行動を誘引する「仕掛け」に関する考察を行う。
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浦上 咲恵, 諏訪 正樹
セッションID: 2P1-OS-9b-3
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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サウンドスケープとは生活者を中心とした音風景を指す。しかし現状では、主役であるはずの生活者はBGMなど他者による環境への 仕掛けに満足し、自分と環境とのインタラクションが生む音に耳を傾けずにいる。本論文は歩く行為により生まれる足音に着目する.筆者が生活の場で の足音へのメタ認知を積極的に行うケーススタディを基に,生活者と環境のインタラクションによる新しいサウンドスケープデザインのあり方を論じ る。
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原 野枝, 諏訪 正樹
セッションID: 2P1-OS-9b-4
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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ある空間や生活の中で、シーンに見合った音楽を流すことは、場の雰囲気の質を高め、その場での様々なパフォーマンスを向上させると考えられる。本研究では、筆者が聴取者となり、楽曲ごとに感じ取った特徴や印象をメタ認知しデータベース化した上で、場の雰囲気をメタ認知し、音楽データベースに照合するという手法を試みる。これは、音楽の持つ要素が場の要素の一部となることを意味し、一種のサウンドスケープ・デザインである。
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諏訪 正樹, 加藤 文俊
セッションID: 2P1-OS-9b-6
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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まち歩きの楽しさを語り,伝えるのは難しい.我々は,東京のまちを歩き,コミュニティの成り立ちに関して想いを馳せ行動した軌跡から,まちを語るための「型ことば」をカード(現在49枚)化した.型ことばに該当する場所を地図に記すと,型ことばが集中するエリアがある.そこで,型ことばの重ね合わせでそのまちを語る物語を4編執筆した.まち観帖は型ことば集と物語の総称であり,まちを観て語り伝える媒体として機能する
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川上 浩司
セッションID: 2P1-OS-9b-7
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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ユーザの能動性や気付きを誘発するなど、不便には益がある。キーボードの刻印を無くして敢えて視覚フィードバックを無くす不便は、知覚─行動サイクルからカップリングへと誘う。不便の益を新たなシステムに実装するアイデアの多くは、ユーザに発見や工夫を許し、自己肯定感を醸成させる仕掛けである。この「許す」から「誘う」に転じる仕掛けはないか、不便益研究の側からは、仕掛学に期待するところ、大である。
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金 涛, Marco Cuturi, 山本 章博
セッションID: 3B1-R-2-1
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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We propose a new distance between text documents that builds upon two techniques. We first represent each document in a database as a histogram of topics using the Latent Dirichlet Allocation (LDA) topic model. We then compare two documents by computing the earth mover's distance between their respective topic histograms. The Earth Mover's Distance parameter, which is in that case a metric matrix between topics, is estimated using Ground Metric Learning. We carry out experiments on different text databases that illustrate the interest of our approach.
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中尾 寛郎, 猪口 明博, 鷲尾 隆, 岡田 孝
セッションID: 3B1-R-2-2
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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グラフの分類問題はグラフマイニング研究の中で,主要な問題である.SVMを用いて,グラフを分類するには,グラフカーネルが必要であるが,SPECカーネルはグラフのスペクトルとInterlace定理に基づいて定義されたカーネルの1つである.SPECカーネルは,大きなグラフを扱う場合,実装上,算術オーバーフローを起こす欠点を持つ.本研究では,SPECカーネルの算術オーバーフローの回避計算方法を提案する.
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木村 大翼, 鹿島 久嗣
セッションID: 3B1-R-2-3
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
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カーネル法は木構造データに対する有望な学習手法であり木構造の有用な情報を捉え るために様々な木カーネルが提案されてきた。本論文では木構造の垂直方向の構造に 基づいた木カーネルに着目する。この木カーネルは木構造に対する拡張接尾辞配列 を用いて入力サイズの線形時間で計算が可能であるが、さらに本論文では予測時に おける計算がサポートベクトルの数に依存せずに高速に行うことが可能であることを示す。
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大堀 裕一, 廣安 知之, 横内 久猛
セッションID: 3B1-R-2-4
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
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本研究では,従来の2値分類学習法では正確なクラスの判断ができないクラス分離困難なデータを,判断可能領域と不可能領域に分離する手法の提案を行う.まず,最もクラスとの関係性の高い特徴量の選択を行う.次に,選択された特徴量空間内で,判断可能領域と不可能領域に分離する学習データの組み合わせを探索する最適化問題を解く手法である.数値実験の結果,正確な判断が可能な部分空間の導出が確認できた.
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十河 泰弘, 植野 剛, 河原 吉伸, 鷲尾 隆
セッションID: 3B1-R-2-5
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
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専門家によるラベル付けは多大な時間を要するため,それを必要とするデータの多くが,少数のラベルあり事例と大多数のラベルなし事例で構成されている.近年,機械学習の分野では,そのようなデータを活用する能動学習と呼ばれる手法が盛んに研究されている.本研究では,Density power divergenceを用いて外れ値を含むような現実のデータに対してもロバストに動作する能動学習手法の提案を行う.
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梶野 洸, 坪井 祐太, 佐藤 一誠, 鹿島 久嗣
セッションID: 3B1-R-2-6
発行日: 2012年
公開日: 2018/07/30
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教師付き学習における教師データをクラウドソーシングを利用して作成する試みが広まっている.このようなデータは信頼性が低いため,真の教師データの推定や,このデータを用いた識別器の学習に関する研究が行われているが,真の教師データが一部存在する場合の研究は行われていない.本研究ではクラウドソーシングで得られた教師データと真の教師データを併用して直接識別器を構成する手法を提案し,その性能を検証する.
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