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伊藤 栄俊, 鈴木 智也, 丹羽 佑輔, 大囿 忠親, 新谷 虎松
セッションID: 1E3-2
発行日: 2017年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
フリー
本研究では,我々が開発している実世界型電子付箋システムMahocaにおける,関連情報を提示する推薦機構の試作する.ブレインストーミングのコンテキストにもとづいた情報推薦は重要である.ブレインストーミングのコンテキストを取得することは難しい.そこで,過去のブレインストーミング事例を参考にする.本研究では,少ないブレインストーミング事例から関連情報を推薦するアルゴリズムの検討を行う.
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真辺 諒, 長尾 哲志, 安藤 一秋
セッションID: 1E3-3
発行日: 2017年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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本研究では,オンラインショップで購入できない土産情報をブログや掲示板,Twitterなどから自動抽出し,リアルタイム性や話題性を活かした様々な情報をユーザに提示するシステムの構築を目指している.本稿では,Twitterに焦点を当て,土産に関するツイートのバースト現象を分析し,そこで注目されている土産情報を調査することで,Twitterの有用性について考察する.
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田爪 聡, 榊 剛史, 坂田 一郎, 森 純一郎, 大知 正直
セッションID: 1E3-4
発行日: 2017年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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twitterを用いたマーケティング解析は広く行われているが、投稿数や感情分析が主流であり、テキストの内容に着目した解析は十分に行われていないのが現状である。そこで、本研究ではtwitterから得られたテキストデータに対しトピックモデル解析を行い、トピックの時間ごとの移り変わりを調べた。またそこから各トピックに関する投稿数を推定することで、各アニメーション作品の売り上げ予測の精度向上が確認された。
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Huiyong LI, Tomiyuki TSUCHIYA, Daiki SUEHIRO, Yuta TANIGUCHI, Atsushi ...
セッションID: 1F1-OS-26a-1
発行日: 2017年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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Computer-assisted language learning (CALL) is often used as an approach to foreign language teaching and learning in higher education. The CALL course is offered at a national university in Japan to allow freshman students to perform self-regulated learning with e-learning materials for the purpose of developing language skills such as grammar, listening and reading. The self-regulated learning is an active, constructive process, and therefore it is important to investigate the details of learning behaviors. From the huge logs in current CALL course, the individual differences of learning processes were analyzed, and the behavioral patterns and preferences of the students in the learning processes was identified. Using of visualizations, it is easy to help learners and instructors understand and discover patterns in data. A visual learning support system for the freshman students is proposed. The system focuses on the self-regulated learning processes. It could provide the students with individual details of their learning activities to promote self-monitoring, and provide teachers with visual cues of all students' learning activities to make an appropriate supervision or evaluation.
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小暮 悟, 杉山 匠, 野口 靖浩, 小西 達裕, 伊東 幸宏
セッションID: 1F1-OS-26a-2
発行日: 2017年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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我々はプログラミング演習時の学生の迷いを検出することを目的としてプログラムの編集履歴やコンパイル,実行時のログを自動収集する環境を構築し,実際のプログラミング講義演習に適用した.このシステムは各演習時の学生の迷いを検出し,その結果を学生自身の振り返り学習,教師の机間巡視支援,教師の講義設計支援に利用できる.本研究では特に3番目の講義設計に本システムをどのよう利用できるか検討したので報告する.
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内藤 純平, 馬場 雪乃, 鹿島 久嗣, 高木 丈智, 布野 卓也
セッションID: 1F1-OS-26a-3
発行日: 2017年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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本研究では、未就学の幼児を対象に学習データの分析を行い、学習を継続する幼児のデータに現れる特徴を見て、学習を継続する幼児を予測できるか実験的に調べる。その中で、学習の評価点数の時間変化を利用したクラスタリングの結果に予測能力があることを述べる。
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柏原 昭博, 柿沼 保宏, 太田 光一
セッションID: 1F1-OS-26a-4
発行日: 2017年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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初等教育から高等教育に至るまで,Webを調べ学習に活用する試みが盛んになっている.しかし,どのように学習項目について網羅的・体系的に調べ,知識を得るのかは明確になっていない.本研究では,Web調べ学習プロセスをモデル化するとともに,モデル通りの学びを実行し,段階的にスキルアップを図ることを可能とする環境としてWebのマイクロワールドをデザインした.
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安田 有希, 田和辻 可昌, 松居 辰則
セッションID: 1F1-OS-26a-5
発行日: 2017年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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人間の問題解決プロセスの改善において,失敗経験は重要な働きをする.具体的には,失敗経験の知識化を行うことで,転移可能な問題解決方略を構築している.ところが,反省活動がどのようにして実現されているのかは明らかではない.本研究ではこの反省活動を表現する認知モデルを,メタ認知的活動に着目して構築する.さらに,本モデルを食事推薦エージェントに実装することで,エージェントにおける反省機能の有効性を検証する.
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山元 翔, 平嶋 宗
セッションID: 1F2-OS-26b-1
発行日: 2017年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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授業内容を概念マップ化し、そのノードとリンクを分解、学習者に与え、組み立てさせるキットビルド方式の概念マップがシステムベースで活用されている。しかし適切にモデル化された学習・分析手法は、システムを用いなくとも授業として実現可能であると考えられる。本研究では紙ベースでのキットビルド概念マップの大学講義での利用とその学習結果の分析可能範囲について述べ、システムの必要性について考察する。
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松居 辰則, 田和辻 可昌
セッションID: 1F2-OS-26b-2
発行日: 2017年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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学習時における学習者の行動履歴から心的状態を推定することは,知的メンタリングシステム構築において重要な課題である.我々はこれまで,学習者のマルチモーダルな生体情報と心的状態との関連性に対する形式化を試みてきた.本研究では,機械学習の手法を用いて,学習時における学習者の生体情報および教師の発話に対する心的状態推定の可能性を検討する.
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林 雄介, 平嶋 宗
セッションID: 1F2-OS-26b-3
発行日: 2017年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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学習活動における思考を学習対象の情報構造の操作として表現できるとする立場から様々な学習支援システムを開発し,実験的・実践的に利用し,その効果が実証している.本発表ではそこで得られたデータを利用して,長期スパンの学習行動履歴データや事前事後テストなどによるシステム利用前後の学習者の変化の分析ではなく,システムを利用した学習中の思考や判断の変化の分析としてのラーニングアナリティクスを提案する.
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平嶋 宗
セッションID: 1F3-1
発行日: 2017年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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一般的な演習問題をComputational Thinkingスキルを必要とする問題へ変換・再定義する方法と,再定義された問題の解決を外在化した活動として行うことを可能にする学習環境の設計・開発について述べる.思考を情報構造に対する操作として表現できるとする立場から,これを情報構造オープンアプローチと呼ぶ.さらに,この学習環境から得られるプロセスデータの分析についても述べる.
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北村 拓也, 長谷 浩成, 前田 一誠, 林 雄介, 平嶋 宗
セッションID: 1F3-2
発行日: 2017年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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論理の構造を三角ロジックモデルとして表現し,それを操作可能にした演習システムを設計・開発した.対象とする論理構造を三段論法とすることで,自動診断を実現している.本研究では,学ぶ対象を情報の構造として表現し,その表現に基づくタスク設計,学習者による構造の操作としてのタスク解決,システムによる学習者の操作と結果の診断・フィードバックを実現しており,これを情報構造オープンアプローチと呼んでいる.
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松本 慎平, 石井 元規, 林 雄介, 平嶋 宗
セッションID: 1F3-3
発行日: 2017年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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著者らは,書かせること以外のプログラミング学習活動を「考えること」とし,学習の狙いに応じてフレームを用意することで,学習者の学習活動や理解過程を教授者及び学習者自身が評価できるようにしたいと考えている.この考えに基づき,著者らはこれまで,「書かせない」プログラミング学習支援システムの開発を進めてきた.本稿では,これらプログラミング学習支援システムの詳細を明らかにすることを目的とする.
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岩井 健吾, 林 雄介, 松本 慎平, 平嶋 宗
セッションID: 1F3-4
発行日: 2017年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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算数文章題を対象とした作問プロセスシミュレータの設計と発散的作問課題への応用について述べる.発散的作問課題は,問題の構造自体を変更することによって問題の深い理解を学習者に対して促進させる課題であり,作問プロセスシミュレータの応用の一つとして実現されるものである.作問プロセスシミュレータは,その発散的作問課題における診断機能としての役割を果たしている.
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岩根 秀直, 横野 光, 岩ヶ谷 崇, 五十嵐 健夫
セッションID: 1F3-5
発行日: 2017年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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大学入学試験の物理の問題では,発生する物理現象に関する問題や物理的な知識を問う問題などの様々な形式の問いが出題される.我々は物体の運動に関する問題に対して、物理シミュレータを用いて解く自動解答器の開発を行っている。 本発表では、自然言語処理で生成する形式表現から、シミュレータを実行するための接合部について述べる。
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小野 哲雄, 馬 雷
セッションID: 1G1-OS-21a-1
発行日: 2017年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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「プロジェクション・サイエンス」とは,人間の認知機構を解明するためのまったく新しい方法論であるとともに,そのモデル論的理解をとおして工学的応用までも射程に収めた野心的な構想である.本稿では,特に「サードマン現象」に注目し,VRおよびエージェント技術を用いた身体投射システムを提案する.さらに,本研究をとおして「虚投射」および一人称と三人称の視点変換のメカニズムの解明が重要であることを示す.
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嶋田 総太郎, Mohamad Arif Fahmi ISMAIL
セッションID: 1G1-OS-21a-2
発行日: 2017年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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自ら動かせる仮想の手に対して運動主体感および身体保持感を感じる錯覚をロボットハンド錯覚と呼ぶ。本発表では、自らの手の動きに対して数百ミリ秒の遅延を挿入したときに錯覚がどのように減弱するかを調べた。その結果、身体保持感は300ミリ秒程度の遅延で有意に減弱するのに対して、運動主体感は500ミリ秒以上の遅延でも有意に感じられた。これらの結果をもとに自己身体のプロジェクションが起こる条件について考察する。
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大山 英明, 中村 壮亮, 岡田 浩之
セッションID: 1G1-OS-21a-3
発行日: 2017年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
フリー
VR/AR/MR,テレイグジスタンス,遠隔行動誘導といった,プロジェクション科学の応用の現場では,様々な課題に直面し,それぞれに問題解決が試みられている.プロジェクション科学の様々な応用分野を横断的に「プロジェクション工学」と呼ぶことにする.その概念と様々な課題について述べ,VR/AR/MR革命と言える新たな状況の到来について概説し,プロジェクション工学から見たプロジェクション科学への期待について述べる.
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原 正之
セッションID: 1G1-OS-21a-4
発行日: 2017年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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コグネティクスとは,ロボティクス,ハプティクス,VRなどの工学技術の活用により認知神経科学研究,特にヒトの身体認知に関わる研究で新しい手法を実現し,その基本メカニズムを解明・応用することを目指す学際的取り組みである.本発表ではコグネティクスに関わる研究成果をいくつか紹介し,私達の持つ工学技術・知識が認知神経科学研究にどのように貢献でき,また得られる知見をどのように利用できるかについて議論する.
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高橋 英之, 堀井 隆斗
セッションID: 1G2-OS-21b-1
発行日: 2017年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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我々は刹那的な体験を言語などの共有信念にプロジェクションすることで他人と社会的インタラクションを行っている.このようなプロジェクションはコミュニケーションする上で有用であるが,もともとの刹那的体験そのものに含まれていた情報が欠損することで創発の可能性が失われる.今回の発表では刹那的体験から共有信念へのプロジェクションのダイナミクスをモデル化し,インタラクションに宿る創発現象について議論をしたい.
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上田 拓弥, 工藤 卓
セッションID: 1G2-OS-21b-2
発行日: 2017年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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身体的感覚が外界の物体へ寄託されるというラバーハンドイリュージョン(RHI)は,身体感覚の延長と考えられ,機械の遠隔操作への応用などが期待されている.本研究ではRHIに伴う身体感覚の延長を筋電計測と脳波の特徴解析により定量化した.その結果,ラバーハンドを50 cm以上延長しても,RHIを自覚され,本人の意識でRHIを自覚していない場合にも待避反応が観察される場合があった.
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寺田 和憲
セッションID: 1G2-OS-21b-3
発行日: 2017年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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我々は「対象認識」を「センサ空間に投射(プロジェクション)された内部表象の存在確率が高い場所に対象が存在すると確信すること」であると考える.本発表では深層学習によって獲得したサルの内部表象を連続する視覚入力に投射しバーティクルフィルタによって追跡する方法について説明するとともに,プロジェクションのプロセスとして一般化できるかどうかを議論する.
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布山 美慕, 日高 昇平
セッションID: 1G2-OS-21b-4
発行日: 2017年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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読者の熱中状態は,その定義上,十分なメタ認知が難しいと考えられるため,信頼性の高い内観報告を前提できない研究対象である.筆者らは,読書中の意識的な状態あるいは対象に関して,その内容と境界は不可分であり,状態や対象の同定においては等価であるという仮説(オブジェクト仮説)を提案する.本発表では、この仮説に基づき,読者の熱中状態を,その状態の境界の推定から同定する方法論について論じる.
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岨野 太一, 篠沢 一彦, 今井 倫太
セッションID: 1G2-OS-21b-5
発行日: 2017年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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人間は、使用する道具に対して自分の身体という認知を拡張する事があることが確認されている。本研究では、人間の身体認知の拡張が、自動で動く機械に対して発生するかについての検討を行う。検討する条件として、動作模倣による、自己操作感の発生を利用した条件を構築し、人間が自動機械の動作を模倣することで、自動機械に対して、自身の身体という感覚が発生するかを検証し、発生の条件を探る。
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石原 義久, 小林 一樹
セッションID: 1G3-1
発行日: 2017年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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本研究では,既存の人工物に動きを中心とする非言語情報をプロジェクションマッピングにより付加してユーザとの対話を行う手法を提案する.対話対象として,市販のアニメフィギュアを用い,うなずき動作と首振り動作によるあいづち表現を行う.これにより対話エージェントの内部状態の表出を行う.
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加藤 瑛樹, 加藤 昇平
セッションID: 1G3-2
発行日: 2017年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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近年,ロボットが人間とコミュニケーションするときの重要な要素としてロボットの感情表出が注目されている.本研究では,ロボットが感情を表出する方法として身体動作に着目をした.ラバン理論に基づいた身体動作特徴を用いて、身体動作の表出感情の推定手法と、適切な感情を表出する身体動作を生成する機能に関する研究を行った。
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中垣内 千晶, 橋本 康弘, 岡 瑞起, 加藤 和彦
セッションID: 1G3-3
発行日: 2017年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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本研究では、臨場感のある恐怖感情と足元・身体バランスへの注意力の傾倒を利用し、新しい無限直線歩行体験を実現する。具体的には、直径2mの円状の狭い足場の上を歩行する物理的状況に対して、足裏触覚とRedirected Walkingの技術を応用した映像補正によって直線歩行感覚を実現する。さらに、そのようなVR環境が人間の認知・身体運用に与える効果を明らかにする為の被験者実験の枠組みについて検討する。
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杉田 勇人, 善甫 啓一, 水谷 孝一, 若槻 尚斗
セッションID: 1G3-4in1
発行日: 2017年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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人間の味の感じ方というものは味覚からの情報だけでなく,他の感覚からの情報によっても大きく影響される.そこで本研究では比較的変化を与えやすい食品の視覚情報,すなわち色彩を変化させることによって,人間の食べ物に対する印象,また味の感じ方を制御できるかどうかについて実験を行った.色彩変化は没入感を持たせるためにHMDを用いて行なった.
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鶴島 彰
セッションID: 1H1-1
発行日: 2017年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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進化シミュレーションによりリスク下での人間行動を創発させる研究において、環境変動が進化結果に与える影響を調べるために、シミュレーション期間中に環境が変化するモデルを構築し実験を行ったので結果について報告する。
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西川 憲明, 廣川 雄一, 山田 武志, 印南 潤二, 浅野 俊幸
セッションID: 1H1-2
発行日: 2017年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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本研究では,行動ヒューリスティックスに基づき,歩行者が将来軌道を計画する際の意思決定プロセスを定式化した.さらに,歩行者は意図した軌道計画を実現すべく歩行者身体の運動特性を考慮して行動するとするモデルを提案した.仮想的なシナリオ実験により,提案モデルは現実的な歩行軌跡を表現できるとともに,既存モデルではスタッキングが発生する環境においても安定してスムーズな歩行者交通流を実現できることが示された.
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松根 鷹生, 藤田 桂英
セッションID: 1H1-3
発行日: 2017年
公開日: 2018/07/30
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近年,自動交渉エージェントが注目されており,相手の効用関数を適切に推定することは重要である.本研究では,最小二乗法をベースとした Boosting アルゴリズムを相手の効用関数推定に適用させ,複数の既存効用関数推定手法の重み付けを行うことで,推定精度を改善する手法を提案する.評価実験の結果,既存手法に比べ効用関数の推定精度の改善が確認され,提案した戦略を導入した交渉エージェントの有効性を示した.
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松井 俊浩, 松尾 啓志
セッションID: 1H1-4
発行日: 2017年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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エージェントの行動経路の最適化は一般に合計コストを最小化することを目的とするが,実際的な問題においては各区間のコストやリスクを平準化することが求められると考えられる.本研究では区間のコストの公平性を最適化する経路探索手法について検討する.
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佐藤 匠, 福田 直樹
セッションID: 1H1-5in2
発行日: 2017年
公開日: 2018/07/30
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Cummingsらの手法では,トランザクション課金額と,取引量減少による市場の予測能力への影響のトレードオフを考慮したメカニズムパラメータ設計を行う必要が指摘されている.本研究では,Cummingsらが提案した個人情報の保護を考慮した予測市場の設計に予算とコストの制約を加えた状況で,バジェットリミテッドマルチアームドバンディットを用いたパラメータ調節機構について述べる.
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横山 貴央, 清水 千弘
セッションID: 1H2-OS-15a-2
発行日: 2017年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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本演題では、都市間比較を目的とした住宅価格指数の整備に関する取り組みについて報告する。
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荒川 周造, 諏訪 博彦, 小川 祐樹, 荒川 豊, 安本 慶一, 太田 敏澄
セッションID: 1H2-OS-15a-3
発行日: 2017年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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飲食店向き不動産店舗の賃料決定は、営業マンの勘や経験、貸主の意向などでなされている。このような暗黙知に基づいた賃料を適切に推定するために、我々は賃料推定モデルを提案している。モデルの構成要素には、物件の静的情報、店舗周辺の通行量などの動的情報、営業キャッチコピーなどの潜在的情報が含まれている。本講演では、提案モデルに基づいた賃料推定手法や、要素の指標化のためのセンシング技術などについて紹介する。
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大渕 友暉, 山崎 俊彦, 相澤 清晴, 鳥海 哲史, 林 幹久
セッションID: 1H2-OS-15a-4
発行日: 2017年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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定性的にしか語られなかった不動産物件の快適度の定量化を目指す. 温度, 湿度, 明るさ, におい, 振動, 騒音, 物件の前の人通りを快適度の要因として定義し, それらをまとめてかつリアルタイムに計測できるIoTセンサを実装した. 実際にあるマンション物件で計測を行い, 高層階と低層階の日当たりや窓のある部屋と窓のない部屋の室温の違いなど, 同じ建物でも部屋ごとで快適度に違いがあることを示した.
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北 雄介, 荒牧 英治, 若宮 翔子, 宮部 真衣, 河合 由起子, 清田 陽司
セッションID: 1H3-OS-15b-1
発行日: 2017年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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建築・都市領域には、建物や樹木などの個別の要素を越え、雰囲気や佇まいを含む都市の全体的な在り方を指す「様相」という概念がある。100ninmap projectでは、ITで街の様相情報を収集する試みとして、街歩きイベント「100人でつくる京都地図」を皮切りに様々な取り組みを行っている。本発表では、クラウドソーシングによる街の雰囲気の可視化など、不動産検索体験を変えることを目指した取り組みに触れる。
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高田 祐樹, 井上 直人, 山崎 俊彦, 相澤 清晴
セッションID: 1H3-OS-15b-2
発行日: 2017年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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我々は,間取りをクエリとした新しい不動産物件検索の枠組みを提案している.これまでのシステムでは,間取りをグラフとして表現し,グラフ類似度を用いて検索を行っていたが,間取り画像からグラフ構造を抽出する部分は人手で行っていたため,手間やコストが問題になっていた.本論文では間取りタイプの認識と特定の部屋の有無の認識という2つのタスクを同時学習することで検索に適した深層特徴量を抽出することに成功した.
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大浜 毅美
セッションID: 1H3-OS-15b-3
発行日: 2017年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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ECサイトにおけるマーケティングでは、購買動機の高いユーザをより多く獲得し、それらのユーザに対して様々なアプローチで購買行動を促す試みが行われる。本稿ではこの目的に供するため、不動産仲介分野における注文情報と属性、行動履歴を利用してユーザの購買動機の強さと注文に至る確率を推定する予測モデルを構築し、マーケティング施策にフィードバックするシステムの構築を提案する。
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杉浦 太樹, 野村 眞平
セッションID: 1H3-OS-15b-4in1
発行日: 2017年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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リクルート住まいカンパニーでは、データの蓄積・管理・分析の重要性は高まっており、データを活用したサービス強化への取り組みを続けている。本報告では、現在取り組んでいるのデータ活用の事例を交えつつ、不動産領域における統計/機械学習の活用を述べるまた画像解析や言語解析などを活用する将来の展望についても報告したい。
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佐々木 裕, 三輪 誠, 古谷 克司, 原田 博正, 寺本 一成
セッションID: 1I1-1
発行日: 2017年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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本稿では、Markov Logic Networkを用いて機械加工知識ベース全体に対するdescriptiveな学習を行うことで,機械加工因子間の任意の論理的関係性に対する確率値の推定を可能にし,因子間の寄与度を求める手法を提案する.加工条件と被削材質が与えられたときの工具材質を推定性能を評価した結果,Top 1 精度で0.46,MRRで0.67が得られることが示された.
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新美 潤一郎, 星野 崇宏
セッションID: 1I1-2
発行日: 2017年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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企業は戦略立案にあたって自社顧客の競合他社での行動を考慮する必要がある.そのために自社の顧客データに加えて外部の調査データ等を用いるが,調査対象者が異なる複数のデータを組み合わせてもある顧客について自社と他社での情報を同時に得ることは困難である.そこで本発表では,異なるデータに対してDeep Boltzmann Machineを用いたデータ融合を実施することで,欠損した変数を予測することを試みる.
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原田 奈弥, 山下 和也, 黄 冬陽, 本村 陽一
セッションID: 1I1-3
発行日: 2017年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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従来のpLSAを、2つの変数を離散化するクラス数が極端に異なるデータや、潜在クラスの構造が複雑なデータに適用すると、妥当なモデル選択ができない場合がある。AICを算出するための自由度が適切でないためである。商品種類数に対して観測時点数が非常に多いID-POSデータをはじめ、経時データにはこのような構造が多い。本研究では、このようなデータを実際にpLSAで分析した場合の問題点とその解決提案を行う。
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泉谷 知範, 切通 恵介, 島田 健一郎, 伊藤 浩二
セッションID: 1I1-4in1
発行日: 2017年
公開日: 2018/07/30
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IoT, AI技術の発展に伴い,化学プラントにおいても,温度,圧力などのプロセスデータを用いた異常の検知,品質の予測などへの期待が高まっている.本研究では,実際のガスプラントを対象とし,51種のプロセスデータから,製品品質の指示値となるXガス濃度を予測する技術を開発した.ニューラル・ネットワークを利用することで20分後のXガス濃度を高精度に予測できることを確認した.
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上野 秀樹
セッションID: 1I2-NFC-02a-1
発行日: 2017年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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精神科医が行っている精神症状の見立てを形式知化することにより、精神活動全体の理解を深める研究を進めている。カルテから抽出した情報から、状態像を分析し、精神症状をアセスメントするプロセスを構造化した。構造化した知識は情動理解基盤の基本構造である。得られた見立て知を活用し学習システムを開発した。認知症ケアを行うための基本スキルの習得につながり、適切なコミュニケーション支援につながると期待される。
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橋詰 裕樹, 村上 大祐, 石川 翔吾, 上野 秀樹, 竹林 洋一
セッションID: 1I2-NFC-02a-2in2
発行日: 2017年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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認知症の見立てでは,治療可能な部分を見逃さないことが重要である.事例に対して精神科医の知識を付与した認知症見立てコーパスを構築している.本コーパスを活用して,認知症ケアスキルの向上のための協調学習環境をデザインし,ケア従事者の見立て学習の有効性を検証する.
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玉井 顯, 柴田 健一, 佐藤 友哉, 石川 翔吾, 竹林 洋一
セッションID: 1I2-NFC-02a-3
発行日: 2017年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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本研究では,認知症医療を高度化するためマルチモーダル鑑別診断コーパスの構築を行った.カルテやCT,MRI,血液データ,認知症検査などを含むマルチモーダルデータを継続的に収集・蓄積する仕組みを構築し,多視点によるデータ分析を通して認知症の鑑別診断に関する知識を抽出し,コーパスの深化成長につながる見通しを得た.
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柴田 健一, 石川 翔吾, 玉井 顯, 竹林 洋一
セッションID: 1I2-NFC-02a-4in2
発行日: 2017年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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医療介護現場では認知症支援のため,家族や現場のスタッフが本人の状況を多面的に理解することが求められている. 本発表では,AOS(行動観察シート)を用いて様々な視点から認知症の人を表現したマルチモーダル観察情報を用いて,家族とスタッフが認知症について共に学べる共学環境について述べる.
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加藤 忠相, 今田 兼太, 鈴木 夏也, 石川 翔吾, 竹林 洋一
セッションID: 1I3-NFC-02b-1in1
発行日: 2017年
公開日: 2018/07/30
会議録・要旨集
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高齢者の個性に基づいた認知症チームケアの分析と、その結果を用いた学びの環境の構築について述べる。認知症の症状は様々であり、その人にあった柔軟なケアを行うことが必要となる。本研究では、ケアの振り返りツールを用いて認知症の人と介護従事者のゴールを可視化し、個性に基づいたケアが行われていることを分析した。分析の結果をもとに介護従事者とディスカッションを行うことで、気付きを与えられることが示唆された。
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