1. 純粋分離されたNo.フメタン資化性細菌を用いて培地中の窒素, リン除去を調べたところ極めて効率的に除去し得ることが判明した。
2. 二次処理水を培処としてNo.1株を培養したところ, 回分培養で100%近い窒素, リン除去率が達成された。
3. 下水高度処理に使明可能なメタン資化性細菌の分離を目的として集殖培養を行い, 生育速度が大きく, フロック形成能を有するメタン資化性細菌の分離に成功した。分離メタン資化性細菌は短桿菌と長桿菌から成る混合培養で40℃に生育最適温度を有し, Cu
2+が生育必須元素であった。
4. 人工的にフロック形成を起させることを目的として, 種にの凝集剤, 凝集補助剤の組合せを検討したところ, Al
2 (SO
4)
3-ゼオライト, Mg
1SO
4-CaOが有効であることが明らかとなった。
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