1951年.岩手県久慈付近を調査の際, 久慈高校.吉田耕一郎先生より.久慈北西方高地の砂鉄層より産した貝化石3ケを与えられた。正確な産地をたしかめるに至らなかったが.九戸段丘より産したものと思われる。貝化石は、貝殻がとけ, 充填された雄型の破片であるが,
Pecten of
albicens (SCHROTER), 1802.
MizthoPecten of
yessoensis (JAY).1857,
Sptsnla sachlinensts (SCHRENCK), 1867に同定される.これらの3種は、本州北部 北海道.樺太海岸に普通のもので.
Pecten albicansは本州北部~中西部まで分布する。
Mizuhopecten of
yessovonsis をくだき構成砂粒を調べた結果.磁鉄鉱及び禍鉄鉱及び褐鉄鉱に富み石英及び緑色角閃石を少量, また僅かの長石類, 輝石類を含む。
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