精密工学会学術講演会講演論文集

モノづくりにおける最適化手法の活用

誤差を含む機構挙動の解析と評価

李忠星, 木村文彦

セッションID: A06
発行日: 2006年
公開日: 2007/03/04

DOIhttps://doi.org/10.11522/pscjspe.2006A.0.1.0

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製品設計は要求機能や，挙動，形状などを決め，その関係を明らかにし，製品の挙動を確認するために機構解析を行う．製品の形状には誤差があり，求されない挙動が引き起こす．誤差による挙動が製品の品質に及ぼす影響は重要である．本研究は誤差による挙動領域を計算し，誤差と挙動領域の関係を明確にするために，感度解析を行う．

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製品の性能と統計公差指標の関係

正規分布型性能モデル

大塚章正, 笹島和幸, 原精一郎

セッションID: A07
発行日: 2006年
公開日: 2007/03/04

DOIhttps://doi.org/10.11522/pscjspe.2006A.0.3.0

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より良い製品を作るためには公差域内の製品の良し悪しを考慮した設計が必要になると考えられる。性能設計には部品の寸法分布の平均・標準偏差を制限できる統計公差指標が有効である。統計公差指標を決定するには、まず、それらの間の関係を知る必要がある。本研究では、単一部品からなる製品と正規分布の性能モデルに対して統計公差指標Cp、Cpk、Cc、Cpmと性能の期待値と標準偏差の関係を研究した。

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評価特性の階層構造化による離散変数を含む機械システムの最適設計

吉村佑, 吉村允孝, 泉井一浩, 西脇眞二

セッションID: A08
発行日: 2006年
公開日: 2007/03/04

DOIhttps://doi.org/10.11522/pscjspe.2006A.0.5.0

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機械製品の設計では複雑でトレードオフ関係にある数多くの評価特性を考慮しなければならず，多目的最適化問題として表され，最適化を困難にしている．また，より望ましい設計解を探求する上で，設計変数は離散変数を含むため，大域的な設計最適解を得ることがさらに困難となる．そこで本研究では，評価特性を包括的レベルから詳細レベルに分割し，評価特性の階層構造を構築することによって段階的な最適化を行う手法を提案する．

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2段階最適設計法によるコンプライアントメカニズムの出力軌跡制御

小林正和, 西脇眞二, 吉村允孝

セッションID: A09
発行日: 2006年
公開日: 2007/03/04

DOIhttps://doi.org/10.11522/pscjspe.2006A.0.7.0

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本研究では，非線形的な出力軌跡を持つコンプライアントメカニズムの創成設計を可能にするために，従来提案してきたトポロジー最適化と形状最適化を段階的に実施する2段階最適設計法の拡張を行う．すなわち，トポロジー最適化を用いて創成したコンプライアントメカニズムに出力軌跡を制御するための機構を追加し，形状最適化を用いてその最適な形状を決定することで，任意の出力軌跡を設定できるようにする．

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生産システムのエンジニアリング (1)

一般リソースモデルに基づいたジョブショップスケジューリング

第2報：代替機械の選択

樋野励

セッションID: A13
発行日: 2006年
公開日: 2007/03/04

DOIhttps://doi.org/10.11522/pscjspe.2006A.0.9.0

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生産活動に用いられる代表的な生産設備である工作機械やロボットおよび搬送車に加え、棚などのバッファを同一視する一般リソースモデルに基づいたスケジューリング手法の提案を行なう。本報では、使用するバッファを選択する行為と、同一処理が可能ないわゆる代替機械を選択する行為が同じであることを明らかにし、処理能力が異なる代替機械を含んだスケジューリング問題に対する数値シミュレーション結果について報告する。

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工程計画と日程計画の統合のための進化型ニューラルネットワークによる適応的計画手法（第2報）

藤井信忠, 井上陸, 上田完次

セッションID: A14
発行日: 2006年
公開日: 2007/03/04

DOIhttps://doi.org/10.11522/pscjspe.2006A.0.11.0

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生産システムの効率的運用のために、適切な工程計画と日程計画が不可欠であるが、両計画間においてしばしばコンフリクトが発生する。近年、両計画の統合的計画手法が提案されてきているが、両計画を結合する手法が多く十分ではない。本研究では、システムの構成要素を進化型ニューラルネットワークを有した学習エージェントとしてモデル化し、工程計画と日程計画の同時的計画手法を提案するとともに、計算機実験によってその有効性を確認する。

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機械加工ジョブショップにおけるオークション型スケジューリング方式の研究

（第一報）加工順、ロットサイズの自律的決定方策について

八尾佳宏, 貝原俊也, 藤井進, 指尾健太郎

セッションID: A15
発行日: 2006年
公開日: 2007/03/04

DOIhttps://doi.org/10.11522/pscjspe.2006A.0.13.0

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機械加工ジョブショップでは加工順、ロットサイズの決め方によって生産性が大きな影響を受けるが、これらを自動的に最適化するのは困難である。そこで本研究では、様々な意思決定方策に柔軟に対応できるオークション型スケジューリング方式を用い、機械加工ジョブショップにおいて段取り時間と納期達成率を同時に改善するように加工順、ロットサイズを自律的に決定する方策を提案するとともに、その有効性を検証する。

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オークション方式を用いたセル生産システムの計画・運用アルゴリズムの特性評価

指尾健太郎, 藤井進, 貝原俊也, 横瀬紘子, 倉橋正志, 林伸広

セッションID: A16
発行日: 2006年
公開日: 2007/03/04

DOIhttps://doi.org/10.11522/pscjspe.2006A.0.15.0

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日々の生産品目及び数量の頻繁な変化や，特急品等の不測の状況への対応が必要となる環境下において，高い生産性を維持しつつ，迅速かつ柔軟なシステムの運用が必要になってきている．本研究では，競り値の異なる数種類のオークションのみで短期間の計画およびスケジューリングを行う自律的運用法を提案し，シミュレーション実験を通じてその性能評価を行った結果について報告する．

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生産システムのエンジニアリング (2)

製品の機能や要求精度を考慮した自動工程設計システム

小池稔, 八十川貴子, 妻屋彰, 若松栄史, 荒井栄司

セッションID: A18
発行日: 2006年
公開日: 2007/03/04

DOIhttps://doi.org/10.11522/pscjspe.2006A.0.17.0

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熟練技能者の減少・若者の製造業離れによるノウハウの断絶、大量の情報を短時間で正確に処理する必要性から生産工程設計の自動化が急務となっている。著者らは現在、熟練技能者のノウハウを取り入れた工程設計のできる自動工程設計システムの開発を進めている。このシステムにより、工具欠損などの切削トラブルが発生した場合にも、現有設備による再生産設計が可能であるため、大幅なリードタイムの短縮が期待される。

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加工情報のディジタルセマンティックモデル化とその実装（第3報）

自由曲面を対象としたデータ品質保証とフィーチャ

田中文基, 岸浪建史, 小野里雅彦, 赤間清, 山田誠, 近藤司, 三井聡

セッションID: A19
発行日: 2006年
公開日: 2007/03/04

DOIhttps://doi.org/10.11522/pscjspe.2006A.0.19.0

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設計・生産システムの有機的な結合を可能とし，長期にわたってトレーサブルな設計・
生産を可能とするためには，実装系に依存しない形式でデータの意味と品質を保証するモデルが必要となる．本研究では，それらの要求事項を満たすモデルをデジタルセマンテックモデルと呼ぶ．
本報では，自由曲面を対象としたデータ品質保証とフィーチャ定義について述べる．

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加工情報蓄積のためのCNCデータモデルに基づくNCデータの解析(第2報)

荒・仕上げ加工に対するフィーチャ関係とNCデータのモデル化

山田洋, 田中文基, 小野里雅彦

セッションID: A20
発行日: 2006年
公開日: 2007/03/04

DOIhttps://doi.org/10.11522/pscjspe.2006A.0.21.0

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本研究では，技術情報を陽に記述可能なCNCデータモデルISO14649に基づき，既存のNCデータを解析し，加工情報 (workingstep)を抽出・蓄積することを目的とする．本報では，荒・仕上げ加工の組を含む場合においてNCデータと工具情報にあらわれる性質をモデル化することで，荒・仕上げ加工の対応関係を決定するための加工モデルを構築する．

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生産システムのエンジニアリング (3)

生産スケジュールを考慮した動的サプライチェーンに関する研究

サプライヤの信頼性の評価

谷水義隆, 小澤知里, 杉村延広

セッションID: A22
発行日: 2006年
公開日: 2007/03/04

DOIhttps://doi.org/10.11522/pscjspe.2006A.0.23.0

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著者らはこれまでに，サプライヤが生産スケジュールを改善しながらクライアントと交渉を繰り返すことで，オーダの納期と価格を決定する動的サプライチェーンモデルを提案した．しかし，新たなオーダを獲得する際，サプライヤは，生産スケジュールを変更するため，契約が終了したオーダに納期遅れが発生する場合がある．そこで，本報は，提案した動的サプライチェーンモデルを納期遅れに対する信頼性の観点から検証する．

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生産スケジュールを考慮した動的サプライチェーンに関する研究

複数のオーダに対するオファの生成

前田泰宏, 谷水義隆, 杉村延広

セッションID: A23
発行日: 2006年
公開日: 2007/03/04

DOIhttps://doi.org/10.11522/pscjspe.2006A.0.25.0

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本研究ではこれまでに，一対のサプライヤとクライアントが，生産スケジュールを改善しながら交渉を繰り返すことで，オーダの納期と価格を決定する動的サプライチェーンモデルを提案した．本報では，複数のクライアントからのオーダに対して，複数のスケジューラを用いて生産スケジュールの変更を検討し，サプライヤにとって適切なオファ（Offer）を生成する手法を提案する．

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Microeconomic Characterization of Supply Network Integration in a Multi-product Manufacturing Environment

Opadiji Jayeola Femi, Kaihara Toshiya, Sashio Kentaro

セッションID: A24
発行日: 2006年
公開日: 2007/03/04

DOIhttps://doi.org/10.11522/pscjspe.2006A.0.27.0

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This paper presents a theoretical framework for supply network integration in a multi-product manufacturing economy making use of the walrasian market system. We propose a method of dissolving a supply network into a competitive market and then applying the theory of Computable General Equilibrium (CGE) to find an optimal allocation of resources. Agents in the supply network are represented using the Cobb-Douglas (CD) function with a constant return-to-scale. A simulation program based on Market-Oriented Programming (MOP) was developed to mimic the trading environment in order to search for a pareto-allocation of resources in the network. The experimental results presented reveal that this framework can be adapted for use in drafting a holistic picture of a supply network in a multi-product manufacturing environment.

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分散仮想工場を用いた製造コストを基準とした生産計画立案に関する研究

再計画期間の適切な設定法について

藤井進, 貝原俊也, 指尾健太郎, 関優也, 梅田豊裕

セッションID: A25
発行日: 2006年
公開日: 2007/03/04

DOIhttps://doi.org/10.11522/pscjspe.2006A.0.29.0

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効率的な生産活動を行う上で，生産管理の担う役割は多岐にわたる．特に，生産計画の再計画（ローリング）期間を適切に設定して運用を行うことが重要視されている．本研究では，対象システムを分散仮想工場として構築し生産システム全体規模のシミュレーションを行い，ローリング期間の変更が製造コストに与える影響について解析する．その上で，コスト評価に基づいた適切なローリング期間の設定法を提案する．

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形状モデリング(1)

平面・空間曲線が自己アフィン性を持つための必要十分条件

三浦憲二郎

セッションID: A31
発行日: 2006年
公開日: 2007/03/04

DOIhttps://doi.org/10.11522/pscjspe.2006A.0.31.0

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意匠設計を行うデザイナにとって，曲線は製品や作品の形状やシルエットを決定するもっとも基本的なデザイン要素であり，それを美しく魅力的にすることは意匠設計の質を高めるために必要不可欠である．美しい曲線を定式化することが可能であれば，CAD等のデザインツールを開発するうえで，曲線の生成や変形，その品質の評価等において，標準や規範となる曲線を定義，参照することが可能となり，デザインの質を著しく向上させることが期待できる．そのような意匠設計の規範となる曲線を表す式として著者らは「美しい曲線の一般式」を提案した．本研究では平面曲線,および空間曲線が自己アフィン性を持つための必要十分条件を明らかにし, 自己アフィン性の条件より「美しい曲線の一般式」を満たす曲線，すなわち美的曲線が導き出せることを示す．

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デザイン発想支援のための自由曲線の生成

変曲点を含む自由曲線の曲率に基づく形状修正

山口瞳, 倉賀野哲造

セッションID: A32
発行日: 2006年
公開日: 2007/03/04

DOIhttps://doi.org/10.11522/pscjspe.2006A.0.33.0

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デザインの発想支援を目的とし，指定した曲率に基づく自由曲線形状の修正方法を提案する．変曲点を含んだBezier曲線を指定した曲率分布に基づいて形状修正する．そのための制御辺ベクトルの設定法と次数の選定について考察する．そして，Bezier曲線の形状修正例を示す．

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CAD/CAMのための曲率制御を可能とする曲線の生成手法（第2報）

離散曲線を基礎とする曲率変化を制御した曲線の生成

小林左千夫, 木村文彦

セッションID: A33
発行日: 2006年
公開日: 2007/03/04

DOIhttps://doi.org/10.11522/pscjspe.2006A.0.35.0

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曲線・曲面を工業的に利用する際に重要である幾何学的な性質の代表例としては，曲率や曲率分布が挙げられる．曲線の曲率を制御する手法については，様々な研究がなされてきているが，どの手法も曲率制御のために大きな制約を与えているので，表現力の点で十分とは言えないものである．そこで本研究では機械運動やNC加工などを対象として考え，離散曲線を基礎として曲線の曲率分布の変化を制御する手法を提案する．

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三角形スプライン曲面の連続性の制御(第2報)

部分指定に対する連続性の制御

井上弘武, 東正毅

セッションID: A34
発行日: 2006年
公開日: 2007/03/04

DOIhttps://doi.org/10.11522/pscjspe.2006A.0.37.0

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現在の工業製品の多くは，複雑な曲面を持ったものが多い．そのため，製品を表すために三角形メッシュが用いられてきており，これを補間する細分割曲面が利用されてきている．細分割曲面は，任意のメッシュで，連続性を自動的に満たす曲面が生成できるが，任意の1部分に折れを生成することはできない．そこで本研究では，三角形メッシュの連続性を制御するために，三角形スプライン曲面での連続性の制御方法を検討する．

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形状モデリング(2)

3次元高密度測定メッシュモデルのセグメンテーション手法

測定装置のノイズ特性を考慮した処理頑強性の向上とパラメータ設定の自動化

溝口知広, 伊達宏昭, 金井理, 岸浪建史

セッションID: A36
発行日: 2006年
公開日: 2007/03/04

DOIhttps://doi.org/10.11522/pscjspe.2006A.0.39.0

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メッシュモデルのセグメンテーション手法はこれまでに多く提案されてきているが，測定機のノイズ特性を詳細に分析して，測定ノイズに対して頑強な手法を提案しているものはない．そこで本研究では，レーザスキャナや産業用X線CTによる測定メッシュモデルの測定ノイズの性質を分析し，これらの測定ノイズに対して頑強にセグメンテーションを行える手法を提案する．また，抽出パラメータを自動決定，もしくは容易に決定する方法についても提案する．

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有限要素解析のための多重解像度メッシュモデリングに関する研究

連結要素挿入と単純化によるメッシュ結合手法とその応用

伊達宏昭, 金井理, 西垣一朗, 小野里雅彦

セッションID: A37
発行日: 2006年
公開日: 2007/03/04

DOIhttps://doi.org/10.11522/pscjspe.2006A.0.41.0

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本研究では，CAE効率化において要求されるメッシュベースのアセンブリモデル生成や解析条件設定を目的としたメッシュ結合手法を前報にて提案した．提案手法は，2つのメッシュ表面間に連結要素を挿入し，それを単純化することでメッシュを面と面で結合するものである．本報では，既提案手法を拡張した，線と線，線と面といった様々なタイプのメッシュ間の結合手法を提案し，具体的な例題への適用によりその有効性を示す．

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スティッチングによる広領域生成システムの開発と表面テクスチャへの適用

川島真一, 小林義和, 白井健二

セッションID: A38
発行日: 2006年
公開日: 2007/03/04

DOIhttps://doi.org/10.11522/pscjspe.2006A.0.43.0

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本研究は表面テクスチャへの利用を目的とする。顕微鏡型表面形状測定器による狭領域の形状データ用いて、それらを複数重ね合わせスティッチング処理し、一つの広領域を作成する。すなわち、実測の三次元データを用いて、表面テクスチャの課題に適応し、微細な表現を可能とした。また、PCクラスタによる並列処理の導入により、処理の効率化を図った。

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板構造部品のCT計測データからの中立面モデル抽出

藤森智行, 鈴木宏正

セッションID: A39
発行日: 2006年
公開日: 2007/03/04

DOIhttps://doi.org/10.11522/pscjspe.2006A.0.45.0

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板構造部品を対象として、そのCT（Computed Tomography）画像から、中立面モデルを抽出する手法を提案する。一般にCT画像から生成されるモデルはソリッドモデルが多かったが、これと比較して、中立面モデルは板構造部品の設計モデルに近く、応用においても有用性が高い。本研究では、産業応用に焦点を絞り、画像空間で離散的に中立面モデルを抽出する新しい手法を提案する。また、手法の実装・実験を行い、提案手法の有用性を確かめた。

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デジタルスタイルデザイン(1)

凸多面体に対する重心座標を用いたメッシュモデル形状変形手法

寸法入力に基づいたパラメトリック変形

水野学, 伊達宏昭, 小野里雅彦, 金井理

セッションID: A65
発行日: 2006年
公開日: 2007/03/04

DOIhttps://doi.org/10.11522/pscjspe.2006A.0.47.0

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本研究では，メッシュモデル再利用によるCAE効率化のための，寸法入力に基づくメッシュモデルのパラメトリック変形手法を提案する．本手法では，操作対象寸法の種類（二面間距離，穴径など）と寸法の基準面（面分集合）を選択すると，メッシュモデルから寸法が抽出され，同時に重心座標を用いた形状変形用のハンドルが生成される．その後，目標寸法値の入力によりハンドルが変形し，目標寸法値を満たすメッシュ形状が得られる．

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曲率変化を基にした初期段階の意匠設計(第7報)

多様なカーブ定規式の導入による表現の拡張

大家哲朗, 東正毅

セッションID: A66
発行日: 2006年
公開日: 2007/03/04

DOIhttps://doi.org/10.11522/pscjspe.2006A.0.49.0

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自動車などの工業製品では，その性能や価格とともに，美的価値が重要となっている．本研究室では，デザイナの意匠設計を支援するための手法としてカーブ定規による曲面の生成法を数学的に表現し，わずかなパラメタの変更によって形状の修正を行える設計法を構築した．本報告では，表現能力の拡張と選択肢の充実を目指し，これまで1種類しかなかったカーブ定規式に別種の曲線を導入し，生成された曲面の比較・評価を行う．

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自然言語と形態の翻訳を基盤とする発想支援フレームワークの研究

三浦真磁, 永井由佳里, 田浦俊春

セッションID: A67
発行日: 2006年
公開日: 2007/03/04

DOIhttps://doi.org/10.11522/pscjspe.2006A.0.51.0

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意匠設計において、人工物が有する「かたち」の概念は重要である。我々は「ことば」の世界と「かたち」の世界を相互に翻訳し、近傍探索を行うことで設計者のイメージ生成プロセスを補助する発想支援フレームワークを構築したい。その為の基礎研究として、我々は自然言語処理の分野における機械翻訳技術に着目し、独自に構築を行った「かたちの辞書」をもとに「ことば」の世界と「かたち」の世界の橋掛けを試みた。

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ラフスケッチにおけるスタイルデザイン支援システム

山口大貴, 青山英樹, 古屋繁

セッションID: A68
発行日: 2006年
公開日: 2007/03/04

DOIhttps://doi.org/10.11522/pscjspe.2006A.0.53.0

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製品形状の意匠デザインプロセスにおいて,スケッチはデザイナの感性を最も良く反映できるデザインツールである．本研究では,ラフスケッチプロセスを支援し，ラフスケッチから三次元モデルを自動構築するシステムを提案する．本システムは, 複数描かれたスケッチ線から一本の線を自動抽出／生成する機能と抽出／生成された線に対してインタラクティブに修正する機能，ラフスケッチより三次元モデルを自動構築する機能を有している．

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意匠曲面のインタラクティブな変形操作とその評価

小川健太, 増田宏

セッションID: A69
発行日: 2006年
公開日: 2007/03/04

DOIhttps://doi.org/10.11522/pscjspe.2006A.0.55.0

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近年、メッシュモデルの離散幾何量を保存するリアルタイム変形操作の研究が盛んに行われている。スタイルデザインのような頻繁に形状の修正と確認を必要とする応用分野において有用だと思われる。しかしながら、これまで多くの方法が提案されてきたものの、曲面の品質について議論したものはほとんどなく、それらとメッシュ位相構造との関連などについて評価されてこなかった。本研究では、リアルタイム変形操作によって意匠設計を支援することを想定して曲面品質の評価と問題点の検討を行う。

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デジタルスタイルデザイン(2)

テンセグリックモデルを用いた幾何拘束による形状の変形シミュレーション(第3報)

補正下着による人体形状の変形

市澤太朗, 小林一也, 大坪克俊

セッションID: A73
発行日: 2006年
公開日: 2007/03/04

DOIhttps://doi.org/10.11522/pscjspe.2006A.0.57.0

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有限要素法を用いる変形シミュレーションは、正確な結果を得られる反面、計算量が多くリアルタイム変形を行うには様々な工夫が必要となる。これまで本研究室ではt-FFDとテンセグリックモデルを用いることによって柔軟物質の外力による変形の擬似的なシミュレーションを行ってきた。本研究ではこれらの手法を用いた人体形状の変形手法について検討する。

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GFFDを用いた顔モデル生成における頭髪形状データの作成に関する研究

岡澤直輝, 北嶋克寛

セッションID: A74
発行日: 2006年
公開日: 2007/03/04

DOIhttps://doi.org/10.11522/pscjspe.2006A.0.59.0

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本研究は，人物の正面と両側面の三枚の写真を基に，三次元空間上に顔，及び頭髪形状をモデリングする研究である．標準的な形状を一つだけ用意しておき，写真から得られる情報を基に変形，最後に写真を上から貼り付けることでリアルな顔形状が表現される．変形には，GFFDと呼ばれる独自に開発した空間変形手法を用いている．三次元スキャナのような大掛かりな装置を一切必要としない簡便なシステムに，本研究の新規性がある．

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デジタルハンドとプロダクトモデルとの統合によるアーゴデザイン支援システムの開発（第5報）

計測データの分析に基づく把持容易性推定手法の開発

遠藤維, 金井理, 岸浪建史, 宮田なつき, 河内まき子, 持丸正明

セッションID: A75
発行日: 2006年
公開日: 2007/03/04

DOIhttps://doi.org/10.11522/pscjspe.2006A.0.61.0

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近年，情報機器製品のエルゴノミック評価の必要性が高まっている．本研究は，多様かつ高精度なデジタルハンドモデルを用い，最低限のインタラクションによって製品の把持操作姿勢を求め，ユーザインターフェイス操作時の手指動作をシミュレーションするシステムの開発を目的とする．本報では，実被験者の把持姿勢の指関節曲げ角度の計測データから相関性分析を行い，これを用いて，デジタルハンドによって把持容易性を推定する手法について述べる．

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情報機器デジタルプロトタイプを用いた操作性評価結果のモデル表示品質依存性の検討

堀内聡, 金井理, 岸浪建史, 菊田幸明

セッションID: A76
発行日: 2006年
公開日: 2007/03/04

DOIhttps://doi.org/10.11522/pscjspe.2006A.0.63.0

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近年、設計段階でユーザテストを実施しユーザビリティ評価を行うことが重要視されてきている。その際用いられるプロトタイプには物理プロトタイプや2D、3Dデジタルプロトタイプ等があるが、特にデジタルプロトタイプにおいてはその表示品質が試験結果に与える影響について十分な知見が得られてはいない。そこで、本研究では様々な表示品質のモデルを用いてユーザテストを行い、テスト結果のモデル表示品質依存性の検討を行う。

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アニメ制作支援を目的とする樹木形状モデリングに関する研究

赤木康宏, 北嶋克寛

セッションID: A77
発行日: 2006年
公開日: 2007/03/04

DOIhttps://doi.org/10.11522/pscjspe.2006A.0.65.0

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本研究は，アニメ制作支援を目的とする，樹木モデリングに関する一連の手法を提案している．特に形状生成において，ユーザーのデザイン及び写真からの入力情報を基礎として，統計的手法を用いて形状の特徴を分析し、入力形状の特徴を捉えた樹木を自動生成する手法を考案している．提案する一連の手法によるアニメ制作システムを実装し，風に揺れる樹木のアニメーションを制作し，その有効性を検証した．

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デジタルスタイルデザイン(3)

リバースエンジニアリング実現のためのフィーチャ抽出に基づく計測データからのCADデータ生成

矢敷達朗, 定岡紀行, 須能恵

セッションID: A79
発行日: 2006年
公開日: 2007/03/04

DOIhttps://doi.org/10.11522/pscjspe.2006A.0.67.0

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本研究では、リバースエンジニアリングを実現するために、機械部品のCADデータにおいて付与されていることが多い，平面、円筒面、円錐面等のフィーチャを抽出して、CADデータを生成する手法を提案する。本手法では、新たに考案した表面領域拡張法と，ガウスイメージを用いたフィーチャ形状パラメータの初期値推定法により、複雑な形状や高ノイズ計測データに対して、ロバストにフィーチャ情報を抽出することが可能である。

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ハイライト曲線による曲面の再構築システムの開発

小松祐介, 青山英樹

セッションID: A80
発行日: 2006年
公開日: 2007/03/04

DOIhttps://doi.org/10.11522/pscjspe.2006A.0.69.0

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工業製品の意匠設計活動に対し，効率化の要求が強まっている．本研究の目的は，設計過程における曲面修正作業をより効率化するシステムの提案である．曲面の評価パラメータとして用いられているハイライト曲線を入力することで，所望のハイライト曲線を呈するような曲面が得られる．縮閉線と伸開線の関係を処理に用い，再構築された曲面の曲率分布の平滑性を保証している．システムを構築し，基礎実験を行い有用性を確認した．

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リバースエンジニアリングにおけるCADデータレス試作システムの開発

喜多昌大, 青山栄一, 廣垣俊樹, 小川圭二, 野辺弘道

セッションID: A81
発行日: 2006年
公開日: 2007/03/04

DOIhttps://doi.org/10.11522/pscjspe.2006A.0.71.0

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今日の生産システムにおいてモデルの開発期間はより短縮される必要がある．本研究では，写真画像からの立体形状の再構築及びマシニングセンタでの加工時の工具経路創成技術を用いて，設計者を支援する新たな生産システムの開発に取り組んでいる．このシステムにより，設計者が最適化工程を繰り返すとき，CADファイルを変更する労力を減少させることが期待できる．本研究では実物と写真画像から得られた形状の比較検討を行った．

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リバースエンジニアリングソフトMOSAICの開発（第2報）

セグメンテーション

松崎幸一, 鈴木宏正

セッションID: A82
発行日: 2006年
公開日: 2007/03/04

DOIhttps://doi.org/10.11522/pscjspe.2006A.0.73.0

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［第1報]では平面をプロクシとするK-Means法によりCADのモデリングに近い面構成が得られることを明らかにした。本報告ではとくに曲面部分の面構成を効率的に得る方法について述べる。
金型モデルを含む自動車部品形状に適用した事例をいくつか紹介する。

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循環生産のためのライフサイクルエンジニアリング(1)

ライフサイクル設計のためのプロダクトモデリング

第3報信頼性設計のための機能モデリング

三井賢治, 的場有一郎, 木村文彦

セッションID: B02
発行日: 2006年
公開日: 2007/03/04

DOIhttps://doi.org/10.11522/pscjspe.2006A.0.75.0

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設計初期の段階から故障による製品機能への影響を把握し対策を行うことは、信頼性を向上させ製品のライフサイクル管理を行う上で重要である。本報では、製品機能を製品の位相構造とその部品間関係により表現する手法を提案し，ケーススタディを通じてその有効性の検証を行う．

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ライフサイクル設計のためのプロダクトモデリング

第4報挙動表現に基づく信頼性評価手法

的場有一郎, 三井賢治, 木村文彦

セッションID: B03
発行日: 2006年
公開日: 2007/03/04

DOIhttps://doi.org/10.11522/pscjspe.2006A.0.77.0

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製品の信頼性設計を行うためには、それを構成する各々の部品がどのように故障・劣化するかを解析するだけでなく、その故障や劣化が製品の機能にどのように影響を及ぼすかを解析する必要がある。本研究では、プロダクトモデリングに基づく信頼性評価手法およびそれを用いた信頼性設計支援システムの提案を試みる。特に、本報ではそのシステムの挙動解析手法および故障モードの表現方法について考察を行う。

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ライフサイクルシナリオに基づくモジュール化設計手法の提案

鳥居俊彦, 舘野寿丈, 近藤伸亮

セッションID: B04
発行日: 2006年
公開日: 2007/03/04

DOIhttps://doi.org/10.11522/pscjspe.2006A.0.79.0

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モジュール化設計は古くより生産性の向上を目的に様々な研究がなされ、現在はリユースなどのライフサイクルプロセスを効率化するための環境調和型設計技術として重要である。しかし、ライフサイクル設計を合理的に行うために記述されるライフサイクルシナリオまで考慮した手法は提案されていない。本研究では対象製品のシナリオを記述した後、自己組織化マップを用いて最適なモジュール構造を導出する手法について提案する。

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コンジョイント分析を用いた製品価値変化の定量化に基づく製品のトータルパフォーマンス設計

近藤伸亮, 増井慶次郎, 三島望, 松本光崇

セッションID: B05
発行日: 2006年
公開日: 2007/03/04

DOIhttps://doi.org/10.11522/pscjspe.2006A.0.81.0

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近年、製品ライフサイクル（以下、LC）を通して低コスト、低環境負荷で高い機能を実現するための設計方法論の構築が求められている。しかし、製品や部品の価値は適用されるLCシナリオによって大きく変化するにもかかわらず、LCを通じての製品価値変化は、これまで考慮されてこなかった。本研究では、コンジョイント分析により製品のLCを通じた価値変化を定量化し、製品のトータルパフォーマンスを評価する手法を提案する。

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循環生産のためのライフサイクルエンジニアリング(2)

製品利用者の保全行動を支援する部品エージェントの挙動シミュレーション

花谷友弘, 平岡弘之

セッションID: B07
発行日: 2006年
公開日: 2007/03/04

DOIhttps://doi.org/10.11522/pscjspe.2006A.0.83.0

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本研究では，ネットワークエージェントの技術を利用して，部品製造，組立，使用，保守などの製品のライフサイクル全般に渡り，部品個々の情報を管理する部品エージェントシステムを開発している．本講演では，製品利用者の選好を考慮し，助言をすることで，製品利用者の保全行動をより円滑にする部品エージェントの挙動シミュレーションを行い，実際に部品エージェントを使用した場合に正しく動作するかを確認したので，報告する.

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汎用的法規モデルに基づいた法規制チェック機能付き生産情報管理システムの開発

清水貴文, 金井理, 岸浪建史, 一戸誠之, 大橋敏二郎, 中川泰夫

セッションID: B08
発行日: 2006年
公開日: 2007/03/04

DOIhttps://doi.org/10.11522/pscjspe.2006A.0.85.0

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近年，製品に含有される化学物質や製造活動に関する情報の公開を要求する様々な法規制が国際的に拡大しており，それらの法規制への適合性を評価し，その情報を公開するための機能が生産情報管理システムに必要とされるようになってきた．そこで本研究では，法規制の変更や追加に対してシステムの作り替えが必要とならない汎用的な法規モデルを備え，バッチ生産で製造される製品に含有される化学物質やその製造プロセスにおける入出力エネルギーなどの情報を集計し，この法規モデルで表現された様々な法規制と比較・評価する機能を持つ生産情報管理システムを開発する．

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リスクを用いたアジアにおける資源循環のモデル化と評価

木下裕介, 梅田靖, 藤本淳, Li ZhiDong

セッションID: B09
発行日: 2006年
公開日: 2007/03/04

DOIhttps://doi.org/10.11522/pscjspe.2006A.0.87.0

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鉄スクラップや使用済み製品がアジアに流出するなど，アジア地域内における国際的な資源循環が活発化している．本研究は，持続可能なアジア資源循環システムを提案することを目的とし，循環システムのモデル化と評価を行った．特に，国際資源循環では，資源の流れが必ずしも明らかでないなどの不確実性の問題が不可避であり，これをリスクの概念を用いてモデル化した．

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設計とサービス工学(1)

サービス工学に基づくサービスCADシステムの構築（第27報）

サービスの表現手法に関する比較と分析

原辰徳, 新井民夫, 下村芳樹

セッションID: B13
発行日: 2006年
公開日: 2007/03/04

DOIhttps://doi.org/10.11522/pscjspe.2006A.0.89.0

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著者らは前報までに、サービスを構成するシステム内の各要素と各要素間の結び付きを総称する概念としてサービセットを導入し、サービスを機能と属性からなるパラメータによって表現した。本稿では、サービス・ブループリントなどのマーケティング／マネジメント分野における先行研究との比較、分析を行い、表現対象とその手法の差異を明らかにす。また、本研究にて今後対象とすべきサービスの特性と、その基本方針について述べる。

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サービス工学に基づくサービスCADシステムの構築（第28報）

プロスペクト理論に基づいた受給者視点のサービス評価

吉光陽平, 新井民夫, 下村芳樹, 原辰徳

セッションID: B14
発行日: 2006年
公開日: 2007/03/04

DOIhttps://doi.org/10.11522/pscjspe.2006A.0.91.0

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優れたサービスの提供には、受給者に提供しうる満足度を設計する事が必要である。これまで著者らは、設計者が観測可能なサービスの構成要素の関数として満足度を表現することで、満足度を定量的に把握する手法を提案した。しかし本手法では、受給者の経験や嗜好を考慮した満足度関数を具体的に導出する方法については論じられていない。本報では、受給者の特性として「期待」を用い、満足度関数の具体的な導出手法を提案する。

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サービス工学に基づくサービスCADシステムの構築（第29報）

価値重要度概念に基づく顧客価値変化パターンの提案

木見田康治, 下村芳樹, 新井民夫

セッションID: B15
発行日: 2006年
公開日: 2007/03/04

DOIhttps://doi.org/10.11522/pscjspe.2006A.0.93.0

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産業界でサービスが一層重要視されている中，サービス工学は，顧客が要求する価値を高度に充足可能なサービス設計解を創出するための方法論と供することをその基本目的としている．高度な価値充足の実現において，顧客が重要視する価値を的確に把握し，その将来変化を見据えた設計解を創出することは不可欠である．本稿では，顧客の価値に対する重要度概念について整理し，その変化を予測可能とするためのモデルを提案する．

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Thoughts On: Why and How to Mass Customize Electronic Products

Wunsch Matthias

セッションID: B16
発行日: 2006年
公開日: 2007/03/04

DOIhttps://doi.org/10.11522/pscjspe.2006A.0.95.0

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This paper reviews nowadays situation on selling electronic products based on a literature research. The analysis of market surveys identifies the potential improvement to develop customized electronic products. The driving factors for the mass customization of electronic products are an increased customer satisfaction as well as economical and ecological aspects. An approach is introduced to optimize the development process of electronic products by integrating the customer.

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設計とサービス工学(2)

ITソリューション分野におけるサービス工学の適用について

西岡由紀子, 小池睦悦

セッションID: B18
発行日: 2006年
公開日: 2007/03/04

DOIhttps://doi.org/10.11522/pscjspe.2006A.0.97.0

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ITソリューション分野において「サービス工学」を適用できるかを探るため、成功を収めた大規模システム事例を対象にサービス工学の視点から分析を行い、その成功要因を解明した。本稿では、IT化構想策定、システム構築、システム運用の3段階に分け、分析結果を報告する。本分析を通じ、サービス工学に基づく考え方がIT化プロジェクトを成功に導く上で有用であることが判明した。

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サービス・オペレーションの生産性評価方法の研究

鈴木辰哉, 多田彰

セッションID: B19
発行日: 2006年
公開日: 2007/03/04

DOIhttps://doi.org/10.11522/pscjspe.2006A.0.99.0

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サービス提供時にサービス提供者や顧客が行うオペレーション（サービス・オペレーション）の生産性向上を目的として、サービス設計段階にサービス・オペレーションの生産性指標（複雑度、所要時間、失敗率など）を定量評価するための評価モデルを提案する。本報告では従来の組立性評価法の考え方を応用して、サービス・オペレーション生産性の評価モデル、出力指標を検討した結果を報告する。

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