作業療法の実践と科学
Online ISSN : 2433-8451
Print ISSN : 2434-5806
1 巻 , 1 号
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  • 新村 裕加 , 山田 恭平 , 神田 亮 , 工藤 章 , 杉原 俊一
    2019 年 1 巻 1 号 p. 1-6
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/03/04
    ジャーナル オープンアクセス
    脳幹梗塞では,One and Half症候群などの特徴的な眼球運動障害を認めることがある.この病態では,左右の水平注視麻痺の影響から複視も出現する.その為,食事の際に食器が二重に見える等の症状が認められる.現在,脳幹梗塞後の眼球運動障害に対する介入については一致した見解はない.そこで本研究は,One and Hal f症候群による眼球運動障害が日常生活に影響を与えていた症例に対し,前庭眼球運動と滑動性眼球運動を用いた介入を実施し,左右の眼球運動範囲の拡大を図った.経過の中で,これら2つの運動を用いた介入により眼球運動範囲の拡大がみられ,日常生活上の苦痛の訴えが軽減し日常生活動作の改善を認めた.
  • 横山 和樹 , 宮嶋 涼 , 森林 美惠子 , 平野 憲子 , 池田 望
    2019 年 1 巻 1 号 p. 7-16
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/03/04
    ジャーナル オープンアクセス
    若年性認知症の人に対する作業療法の実践を明らかにするために文献レビューを行った.文献検索の結果,12編の事例検討(事例数25)が分析対象となった.作業療法の実施形態・就労状況・対象・評価・介入・結果を整理すると,若年性認知症の人に対する作業療法は通所介護や地域活動の中で多く報告され,生活圏拡大活動,日常生活活動,家族に対する相談・指導・調整,社会貢献活動が用いられていることが明らかになった.作業療法の結果としては,社会的役割の獲得・遂行,ニーズに合ったサービスの利用,対人関係の促進等が示された.作業療法は,本人の能力や強みを生かし,社会参加や社会的役割につなげることに寄与できる可能性があった.
  • 小島 希望 , 白戸 力弥 , 山中 佑香 , 伊藤 大登 , 織田 崇 , 和田 卓郎
    2019 年 1 巻 1 号 p. 17-22
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/03/04
    ジャーナル オープンアクセス
    上腕骨遠位端粉砕骨折後に一期的に人工肘関節置換術を行った2症例(女性,平均年齢75歳)の作業療法(OT)を報告した.術後OTでは,手術侵入法を考慮した早期の屈曲制限付きの肘関節可動域訓練を実施した.また,インプラントの耐久性を担保するために,患側上肢で半永久的に2㎏内の重量物の把持に留める生活指導を行った.結果,平均5.5ヵ月のOT終了時に,伸展-17.5°,屈曲130°の肘関節可動域が得られた.また,DASHスコアは6.7と良好な成績が得られ,各症例のデマンドを達成できた.術後OTでは,手術侵入法およびインプラントの特徴を熟知した上で,機能訓練と生活指導を行うことが重要と考えられた.
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