品質
Online ISSN : 2432-1044
Print ISSN : 0386-8230
25 巻, 4 号
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巻頭言
特集
研究会活動報告
投稿論文編
技術ノート
  • 中條 武志
    原稿種別: 技術ノート
    1995 年 25 巻 4 号 p. 387-394
    発行日: 1995/10/15
    公開日: 2019/02/06
    ジャーナル 認証あり
    管理図は, 工程の異常を検出するために有効な手法であるが, 実際の製造工程では結果である品質特性を一定に保つためにフィードバック制御を導入している場合が多く, 品質特性そのものについて管理図を作成しても異常をうまく検出できない場合が多い.本研究では, フィードバック制御を行っている工程において, どのような変数について管理図を作成するのが工程の変動を検出する上で最も効果的か, 確率論的なプロセスモデルを用いて明らかにすることを試みた.結果として, フィードバック制御が存在する工程では, 管理特性として品質特性の値を用いるのは適切ではなく, 制御変数の値と品質特性の値から制御変数の効果を差し引いた値とを, 割引係数や計測誤差の大きさによって使い分けるのが有効であることがわかった.
調査研究論文
  • 引田 邦雄, 眞田 史行, 八木 裕子, 中條 武志
    原稿種別: 調査研究論文
    1995 年 25 巻 4 号 p. 395-405
    発行日: 1995/10/15
    公開日: 2019/02/06
    ジャーナル 認証あり
    ISO 9000シリーズは, 顧客に対する品質保証のやり方を標準化することを目的として制定された国際規格で, 日本でもこの規格に基づく品質システムの認証を取得する事業所が増加している.しかし, その有効性については未だに不透明な部分が多い.本研究では, ISO 9000シリーズに基づく品質システムの認証を取得した157事業所に対するアンケート調査を行い, 認証取得のための取り組みが品質システム, 並びに取り引きのスムーズさや社外クレーム数などの結果系の指標に与える影響を明らかにすることを試みた.結果として, これらの事業所では, 認証取り組みを通して標準化や責任・権限の明確化, 並びに取り引きのスムーズさや社内検査の不良率等が改善されていることがわかった.
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