品質
Online ISSN : 2432-1044
Print ISSN : 0386-8230
3 巻, 3 号
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論説
報文
  • 佐藤 邦弘
    原稿種別: 報文
    1973 年 3 巻 3 号 p. 8-14
    発行日: 1973/07/15
    公開日: 2019/03/13
    ジャーナル 認証あり
    本来有意であるはずの変量が,相関係数の検定で有意とならないことがしばしばある.この理由として,データ精度,データ数などの影響が考えられる.そこで,データ精度が単相関係数にどの程度の影響を与えるかについて調べ,さらに単相関係数の検定により有意な変量を抽出するためには,どの位のデータ精度,データ数が必要になるかについても調べた.なお本論文では,真の相関係数が,1.0, 0.707および0.5 (寄与率で1.0, 0.5および0.25) のそれぞれの場合について,有意となるために必要なデータ精度とデータ数との関係を図で示した.データ精度が悪いために,有意な変量を抽出することができないと思われるときは i) データ精度を上げ,データを取り直す ii) データ数をふやす iii) データ精度を考慮した修正相関係数で解析する のいずれか1つの処置をとることを提案する.
  • 神尾 信, 井中 信一, 草場 郁郎
    原稿種別: 報文
    1973 年 3 巻 3 号 p. 15-21
    発行日: 1973/07/15
    公開日: 2019/03/13
    ジャーナル 認証あり
    現象に適応した多項式の重回帰モデルを,設定する方法の確率を目的とした論文の一部である.本報は真の応答関数と異なるモデルによって生じ,残差に集約される最小二乗推定量のバイアスの影響を,寄与率の変化量 (ΔR2) で表わして,データの構造から検討している.さらに単回帰分析で得られる回帰推定量 (yj=bix<ij>) と,残差 (ej=yi-y_j) とから潜在する xi の2次項 (z) を検出する測度として [numerical formula] を導入して,特に xi とzとの相関が小さく,かつ xi と他の変数との相関が比較的小さい場合,ΔR2 = T2 が近似的に成り立つことを示し,計算機で統計実験的に検証した結果が報告してある.最後に所与の寄与率に対応した2次項効果を T2 で検出する方法を紹介し,数値モデルによる応用例を示した.
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