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Online ISSN : 2432-1044
Print ISSN : 0386-8230
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30 巻, 3 号
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巻頭言
特集
投稿論文編
応用研究論文
  • マネジメントシステムの評価・診断法に関する一考察
    荻野 誠哉, 名取 剛, 中條 武志
    原稿種別: 応用研究論文
    2000 年 30 巻 3 号 p. 71-86
    発行日: 2000/07/15
    公開日: 2018/09/07
    DOIhttps://doi.org/10.20684/quality.30.3_71
    ジャーナル 認証あり
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    ものごとを効果的・効率的に行うためにはそのプロセスおよび結果を計測することが必要であり, マネジメントシステムの確立とその評価・診断法の開発は密接に関連している.しかし, どのような評価・診断法がよいかについては, 従来経験的に議論されてきた部分が多く, 実証的な立場からの検討が遅れている.本論文では, 「研究開発マネジメント」と「方針管理」の2つを例に取り上げ, マネジメントシステムの評価・診断法の開発を試み, その過程および得られた評価・診断法の性質について考察した.結果としてマネジメントシステムの評価・診断法が満たすべき条件や, これらの条件を満たす評価・診断法を系統的に作り出す手順を明らかにすることができた.また, マネジメントシステムの状態をよりよく区別するためには, 要因系と結果系に分けて評価項目を作るより, 因果関係にある要因系と結果系の要素をまとめて一つの評価項目とすることが有効なことも分かった.
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クオリティレポート
  • 価値・品質・価格・原価 － 品質概念の革新とCS:QDm:VA/VE－
    持本 志行
    原稿種別: クオリティレポート
    2000 年 30 巻 3 号 p. 87-99
    発行日: 2000/07/15
    公開日: 2018/09/07
    DOIhttps://doi.org/10.20684/quality.30.3_87
    ジャーナル 認証あり
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    人々はモノの価値と品質とは関係がありそうだと思っているが, QCの分野でこの問題に触れたペーパーはW.A.Shewhart(1931)の約2ページの不十分な論考の他には皆無だと思う.これでは顧客価値という視点で, 製品の品質設計を行うことはおぼつかない.QCでは製品の顧客要求品質については詳しく研究されてきたが, 競争の問題や品質と価値の関係などは未踏である.ISO9000sなどは規格の性格上, 価値や競争の問題は所掌範囲外である.VE公式の影響下にある人々はコストや価格を低減させればモノの価値が向上すると思っているが, 一般の人々の共通認識と絡み合わない.人々は価格が下がれば価値も下がると思う.本稿は「製品の価値・品質・価格・原価」に関する数年来の私論を集成して取りまとめた論考であり, 関連諸科学に共通の概念枠組みを提示することを目的としている.
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