RADIOISOTOPES

ノート

除染廃棄物中の放射性セシウム定量方法の検証

横山薫, 鈴木敦雄, 石森有

2017 年 66 巻 3 号 p. 117-125
発行日: 2017/03/15
公開日: 2017/03/18

DOIhttps://doi.org/10.3769/radioisotopes.66.117

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放射性セシウム（¹³⁴Cs, ¹³⁷Cs）で汚染された除染廃棄物はフレコンに収納されている。フレコン濃度測定車は除染廃棄物の放射能測定のために開発された。フレコンは，バックグラウンドの低減のため，フレームに載せられ下側から測定される。フレコン内で，線源の偏在があると，定量誤差が大きくなる。γ線の遮へい状況を定量化する手法を提案し，放射能の定量精度向上を確認した。

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連載講座

中性子散乱による原子・分子のダイナミクスの観測

VIII-6　DNA分光器による生体物質・機能性材料などのダイナミクス研究

柴田薫

2017 年 66 巻 3 号 p. 127-132
発行日: 2017/03/15
公開日: 2017/03/18

DOIhttps://doi.org/10.3769/radioisotopes.66.127

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J-PARCセンター物質生命科学実験施設MLFに設置された飛行時間型背面反射結晶アナライザー中性子分光器DNAは，2012年度から測定を開始した。その構造・性能は特質すべきもので，その特徴を生かして測定対象をナノ秒オーダーまたはμeVのエネルギー範囲の生体物質，ソフトマター，強相関電子系物質などの原子・分子・スピン運動へ拡大することができた。生体物質及び電池材料等の機能性物質のダイナミクス研究の測定データ3例を紹介した。

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IX　連載講座を終わるにあたって

藤井保彦

2017 年 66 巻 3 号 p. 133-135
発行日: 2017/03/15
公開日: 2017/03/18

DOIhttps://doi.org/10.3769/radioisotopes.66.133

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This series of articles “Neutron Inelastic Scattering” started in April 2013 is now ending after almost four years spent. It complements the previous series of “Measurement of Neutrons and Application” (1996–1997), “Neutron Imaging” (2007–2008) and “Neutron Diffraction (2010–2011) to provide readers with a full coverage of major neutron utilization.

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