嗅覚とは、 空気中に漂うにおい成分が鼻の奥にある嗅細胞を刺激し、 脳の嗅覚中枢に伝 わることでにおいを感じる感覚である。 嗅覚障害とは、においを感じる感覚 ( 嗅覚 )に 異常が生じて、においを正しく感じ取れなくなる症状を指す。 嗅覚障害を生じると、に おいを感じにくくなる、 本来のにおいとは違うにおいを感じる、 食事の味が分からなく なるなどして、 生活の質に大きな影響が生じるほか、 食べ物の腐敗やガス漏れに気付け ないなど日常生活に危険が及ぶこともある。 嗅覚障害は慢性副鼻腔炎に伴い発症するこ とが多いものの、 新型コロナウイルス(COVID-19)を含む感冒ウイルス感染症や頭部 外傷 、ストレス、 加齢などさまざまな原因により発症する。 本検討は、COVID-19 の罹患後から嗅覚異常を訴える被験者に対し、 概ね 7 日に 1 度の アロマセラピートリートメントを 8 クール行い、その結果を KK スケール法を用いて記 録し、ホリスティックな観点から QOL の変化を観察し分析したものである。
老年症候群とは、高齢者に特有の症状や問題が複数組み合わさる状態を指す。主な特徴として、転倒・骨折のリスク増加、認知機能の低下、筋力低下、低栄養、そして社会的孤立などがある。これらは個別の疾患ではなく、加齢に伴う変化によって引き起こされるため、予防や適切な対応が重要である。高齢化が進む中で、老年症候群への対応は社会全体の課題となっている。 本検討は、老年症候群の症状がある超高齢者の被験者に対し、7日に1度のペースで合計8回アロマセラピートリートメントを行い、KKスケール法を用いてQOLの変化を観察した。
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