日本信頼性学会誌 信頼性
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39 巻 , 1 号
再生可能エネルギーの信頼性、安全性とネットワーク管理
選択された号の論文の5件中1~5を表示しています
  • 池谷 知彦
    2017 年 39 巻 1 号 p. 2-7
    発行日: 2017年
    公開日: 2019/08/07
    ジャーナル オープンアクセス
    地球温暖化は,喫緊の課題であり,我が国も一層の低炭素社会の構築に向けた行動を継続的に進める 必要がある.しかし,着実な経済成長や安心した生活には,高信頼・低コストで,安定した,電力など エネルギーの供給が不可欠である.地球温暖化対策に加えて,自国エネルギーとして期待される再生可 能エネルギーの導入促進が進められている.一方で,電力供給の安定化において,急速な大量導入によ る課題も顕在化してきている.不安定な再生可能エネルギーを積極的に活用した電力系統の安定供給へ の対策には,電力貯蔵技術への期待が高まりつつある.大容量蓄電池システムの設置にも課題もあり, デマンドレスポンス(DR)やネガワット(Negawatt)等も活用したバーチャルパワープラント(VPP) の活用が提案され,その実証事業が始まった.低炭素社会の実現に向けて,電気自動車やヒートポンプ などの高効率エネルギー利用技術と低炭素電源の組み合わせは,相乗効果もあり,低炭素社会実現に重 要である.電力系統安定化のための課題と,電源の低炭素化に寄与する電力貯蔵技術への期待を解説す る.さらに,低炭素社会実現に向けて注目される蓄電技術・二次電池技術の期待・課題を解説する.
  • 横川 慎二, 市川 晴久, 曽我部 東馬, 澤田 賢治, 川喜田 佑介
    2017 年 39 巻 1 号 p. 8-15
    発行日: 2017年
    公開日: 2019/08/07
    ジャーナル オープンアクセス
    本稿では,再生可能エネルギーに指向した自律分散型の電力網(グリッド)として我々が提案し,研 究を進めている“バーチャルグリッド”の概要と関連研究の現状について解説する.将来の電力需要の 変動予測と従来型の基幹グリッドが有する課題から,今後の経済発展が期待されるドメイン(領域)と その需要特性を考察し,産業競争力強化へのアプローチに基づいたグリッドの設計について議論する. バーチャルグリッドの技術確立により,ポータビリティとレジリエンス(回復力)をグリッドに付与し, 急激な増加が予測されている新興国・途上国の無電化地域への給電や,災害発生時の迅速な復旧への貢 献などを経て,世界の電力網を再生可能エネルギー指向に変革することを目指す.
  • 和田 哲明
    2017 年 39 巻 1 号 p. 16-22
    発行日: 2017年
    公開日: 2019/08/07
    ジャーナル オープンアクセス
    本稿ではリチウムイオン電池の信頼性試験方法と安全性(発熱,発火防止技術と試験方法)について, ノートパソコン等の小型機器に使用されるリチウムイオン電池(18650 型)を事例に記載する.信頼性 については,劣化要因の依存性の検討と実使用条件の想定が重要である.特に,充電率が重要となりパ ーシャルサイクル試験方法を提案する.安全については,多くの保護手法を適用することにより安全を 確保していることを述べる
  • 猿渡 秀郷
    2017 年 39 巻 1 号 p. 23-28
    発行日: 2017年
    公開日: 2019/08/07
    ジャーナル オープンアクセス
    リチウムイオン電池(LIB: Lithium Ion Battery)は他の電池に比べエネルギー密度が大きいことが最大 の特長であり,その負極には一般的に炭素材料が用いられる.この炭素材料のかわりにチタン酸リチウ ム(LTO)を負極に用いた場合,エネルギー密度は低下するものの,そのほかの特性でユニークな性能 を有する電池とすることができる.本稿では LTO 負極を用いた LIB の安全性と信頼性を中心にその特 長とそれを活かした応用について紹介するとともに,実際に電池を長期使用するために必要なオンサイ ト診断技術について説明する.
  • 池田 輝雄
    2017 年 39 巻 1 号 p. 29-34
    発行日: 2017年
    公開日: 2019/08/07
    ジャーナル オープンアクセス
    2012 年 7 月に「再生エネルギー固定価格買取制度(FIT:Feed-In Tariff)」が始まり,急速な勢いで日本 中にソーラーパネルが設置されている.ビジネスとしての「売電」を考えた場合,メンテナンスを欠か すことはできない.そのような中,アイテスでは設置済みソーラーパネルの 9 割以上を占める「結晶型 ソーラーパネル」の検査装置である Solamente-Z および Solamente-iS を開発した.これにより,大幅に 出力低下したソーラーパネルを簡単に発見・特定することが可能となった.その方法について紹介する.
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