日本信頼性学会誌 信頼性
Online ISSN : 2424-2543
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40 巻 , 2 号
信頼性・安全性とAIの活用
選択された号の論文の5件中1~5を表示しています
  • 斎藤 彰
    2018 年 40 巻 2 号 p. 64-71
    発行日: 2018年
    公開日: 2019/10/07
    ジャーナル オープンアクセス
    ディープラーニング技術の発明以来,様々な分野で業務の AI 化が進み,社会の構造が大きく変化しつつ ある.一方,品質という社会的責任を支える品質管理部門の人材不足は深刻であり,また電子機器の複雑 化・精密化に対応できる高い故障解析力を有する故障解析技術者の育成は至難の業である.本報文では, AI 自体の進歩や社会への浸透ではなく,AI 化がもたらす故障解析業務への影響を主に示した.加えて,故 障解析技術者の育成や技術の伝承をサポートするための方向性も示した.なお,本報文は,日本信頼性学 会故障物性研究会での調査結果と議論した内容に筆者の私見を加えたものである.
  • 岡村 寛之, 土肥 正
    2018 年 40 巻 2 号 p. 72-80
    発行日: 2018年
    公開日: 2019/10/07
    ジャーナル オープンアクセス
    本稿では AI 技術を用いたソフトウェアシステムの信頼性/安全性分析支援を紹介する.ソフトウェア開 発の上流工程における信頼性/安全性分析は,最終的な製品としてのソフトウェアシステムの信頼性/安 全性を確保するために重要である.しかしながら,一般的に分析者の勘と経験によるところが大きいため, 未経験者が技術を習得するのに時間がかかる.また,より高い信頼性/安全性を確保するためには,シス テムがさらされるあらゆる外部環境を網羅的に想定する必要があるが,大規模なシステムにおいてはすべ ての運用シナリオを網羅することは困難である.そこで,分析者の勘と経験を AI 技術によりコンピュー タが学習し,信頼性/安全性の観点から重要なシステムコンポーネントを優先順位付けする統計モデルの 紹介を行う.
  • 御堂 義博, 中前 幸治
    2018 年 40 巻 2 号 p. 81-86
    発行日: 2018年
    公開日: 2019/10/07
    ジャーナル オープンアクセス
    近年あらゆる分野において機械学習,特に深層学習の導入が進んでいる.本稿では,筆者がこれまで に実施してきた SEM 画像を用いた半導体デバイスの形状計測・欠陥検査への深層学習の応用事例を紹 介する.ネットワーク構成やパラメータのみならず,ウェーブレット変換等の他の技術と深層学習を結 合することで性能の改善が見られることを示す.また,画像解析や異常検知に関する最新の研究事例の 一部を紹介する.
  • 曽我部 東馬, 横川 慎二
    2018 年 40 巻 2 号 p. 87-93
    発行日: 2018年
    公開日: 2019/10/07
    ジャーナル オープンアクセス
    Internet of Things (IoT)によって全ての人とモノが繋がり,知識・情報の共有と,分野横断的な連携に よって新たな価値が生み出され,現在の複雑な課題が克服される新しい社会構造「Society 5.0」におい ては,サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)の融合が基盤となる.この融合の鍵と なる技術の一つが,機械学習,深層学習,そして深層強化学習である.特に,社会的一般化最適化問題 に関して適用が難しい深層学習に対して,深層強化学習は従来の数理最適化モデリング手法を凌駕する 可能性が実証されつつある.本稿は,複雑電力システムにおける最適化シミュレーション技術の最新状 況の紹介を通じ,深層学習手法及び深層強化学習手法を,スマートグリッドの安定性,可用性の鍵とな る電力予測,動的制御と最適化技術に応用する最新事例と,その課題及び将来展開等について解説する.
  • 福本 勲
    2018 年 40 巻 2 号 p. 94-99
    発行日: 2018年
    公開日: 2019/10/07
    ジャーナル オープンアクセス
    世界の産業はデジタル化によって,その産業構造が大きく変化する“第 4 次産業革命”の時代に入っ たといわれている.経済価値や成長領域は従来のようにモノが持つ機能価値だけではなく,モノの使用 を通じて得られる顧客の使用価値や経験価値などにシフトしつつある.特に製造業はその影響を大きく 受ける時代となっている. この様に製造業の競争ルールが変わろうとする中,先行する欧米に対し,我が国でも政府レベル,民 間レベルで様々な取り組みが始まっている. 東芝デジタルソリューションズ㈱は,こういったデジタル時代のニーズに応えていくために,デジタ ルテクノロジーとともに,東芝グループがものづくりやエネルギー,社会インフラなどの幅広い分野で 培ってきた経験やノウハウを活かし,IoT ビジネスに取り組んでいる.
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