日本信頼性学会誌 信頼性
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最新号
電子機器の信頼性・安全性の作り込み-故障物性研究会特集⑵-
選択された号の論文の5件中1~5を表示しています
  • ~腐食物質が電子機器に与える影響~
    斎藤 彰
    2018 年 40 巻 4 号 p. 172-179
    発行日: 2018年
    公開日: 2019/12/02
    ジャーナル オープンアクセス
    電子機器の信頼性は,様々な因子によって影響を受ける.中でも腐食が関与した不具合は複雑であり, 新たな化学物質の使用や複数の物質の相互作用によって想定外の影響を受ける場合がある.該当する化 学物質としては,電子部品や基板が含んでいるものだけでなく,めっき液やはんだフラックスの残渣や それらの分解物等製造工程内で晒されるものや,製造時や使用時の大気中から供給されるものがある. このように電子機器の構成部材以外からくる化学物質を「電子機器への環境リスク」としてまとめた結 果を示す.加えて PM2.5 に関するリスクも検討したので報告する.
  • 山田 智敬, 安達 昭司
    2018 年 40 巻 4 号 p. 180-187
    発行日: 2018年
    公開日: 2019/12/02
    ジャーナル オープンアクセス
    本報告では,熱疲労試験後の鉛フリーはんだ付け部の断面観察で,き裂進展経路とボイドの有無,発 生箇所との関係を確認した.加えてANSYS1 を用いたチップ部品はんだ付け部の応力解析を行い,ボ イドの有無・ボイド位置により最大応力発生箇所が異なることを把握した.次に,熱疲労試験前後X 線 CT を用いて同一はんだ付け部の非破壊解析を行い,ボイドとき裂進展経路との関係を調査した.ま た,ボイド発生要因の一つと考えられる電子部品の吸湿に着目し,吸湿させたチップ部品,QFP2, BGA3 を実装,X 線観察で吸湿とボイドの発生率,発生位置の関係を調べた.
  • 西野 裕暁, 牧野 芳樹
    2018 年 40 巻 4 号 p. 188-195
    発行日: 2018年
    公開日: 2019/12/02
    ジャーナル オープンアクセス
    人間が生活している環境には人間だけでなく多種多様な生物が生息しており,これらの生物が家電製 品などに侵入することで製品を故障させるだけでなく,最悪の場合には火災等の安全性にも影響を及ぼ してしまう事例もある.本稿では生物が製品に侵入したことによる製品故障事例とその対策と効果を紹 介する.また,侵入目的が不明確であった極小生物群の侵入による故障では,その生物の習性までを調 査し,習性を考慮した侵入対策を行うことで対策効果があった事例を紹介する.
  • 神山 敦
    2018 年 40 巻 4 号 p. 196-203
    発行日: 2018年
    公開日: 2019/12/02
    ジャーナル オープンアクセス
    モバイル製品に搭載されているリチウムイオン電池(LIB)の事故件数に増加傾向が見受けられる. モバイルバッテリー,スマートフォン,ノートパソコンの事故等,LIB が関係する製品事故,LIB の構 造及び特徴について,製品安全の観点から解説する.
  • 松井 慶輔
    2018 年 40 巻 4 号 p. 204-211
    発行日: 2018年
    公開日: 2019/12/02
    ジャーナル オープンアクセス
    2000 年頃と比較して近年は HALT の概念や装置について認知されるようになってきたが,信頼性の作 り込みに対してどのように活用されているかについては,あまり開示されていない.また公開されてい る事例においても HALT 装置の活用事例(特に振動)であることが多く,製品や部品の信頼性検証プロ セスの一手法として HALT を適用した際の効果については明らかにされていない部分が多い.結果的に HALT は,HALT 装置を従来の信頼性評価(ここでは認定試験のような「一定の条件下での OK/NG 判 定」を行う評価)の延長線上で用いている状態であり,HALT の考え方の具体的な活用に結びついていな い実情があるのではないかと考える.本稿では,装置の活用に留まらず手法(考え方)に対する検討の 取り組みについても紹介し,その効果と課題について述べる.また明らかになった課題に対する対応も 併せて述べたうえで,HALT 手法に対する期待と今後の活用の方向性について紹介する.
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