数少ない障害者等用駐車場は、不適切に利用される場合もあり、真に必要な車いすユーザが利用できない問題が生じている。そこで、駐車場の利用状況を把握する屋外用防水デバイスとスマートフォンアプリから構成されるシステムを試作し、屋外環境で30日間の試運転を行った。車両検知には防水超音波距離センサ、電源には給電と充電が同時に可能なソーラーバッテリを使用した。30日間の試運転の結果、車両を誤検知することなく、持続的に利用状況を検知できていた。また、装置内部への水漏れもなく、防水性は十分であると考えられる。ただし、公共施設や商業施設に導入するまでの課題が明らかとなったため、更なる改善が必要である。
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