脳性まひの運動の発達的変化について,次のことを研究目的とした。
① ライフサイクルの観点にたち,長期的スパンのもとに追跡する。
② 幼児期の通園療育の経験を,発達を規定する主要な環境条件として位置づける。
③ 各ライフステージにおける運動発達課題をあきらかにしていく。
方法および考察については,昭和42年~昭和54年に本センター通園部門に在籍した脳性まひをもつ子ども50例の,昭和60年迄の運動発達の経過を追跡し,運動障害型別に分けて(アテトーゼ型24例,痙直型26例)その発達的変化を分析,考察した。
抄録全体を表示