理学療法学
Online ISSN : 2189-602X
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早期公開論文
早期公開論文

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早期公開論文の7件中1~7を表示しています
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  • 遠藤 敦士, 今田 康大, 竹井 仁
    論文ID: 11327
    [早期公開] 公開日: 2018/01/12
    ジャーナル フリー 早期公開

    【目的】表面筋電図を用いて,非荷重位および荷重位での中殿筋の3 線維(前・中・後部線維)の作用を比較することを目的とした。【方法】対象は健常成人男性20 名とし,非荷重位の課題では,股関節外旋運動と内旋運動時の筋活動を計測した。荷重位の課題は,左片脚立位での右側骨盤への抵抗(抵抗なし,外転,外旋,外転かつ外旋,内旋,外転かつ内旋)に対する左側の静止性収縮とし,各条件での筋活動を計測した。【結果】非荷重位の内旋運動では前部線維が,外旋運動では後部線維が最も高い活動を示した。荷重位では外旋条件のみ,後部線維が前部線維と比較して高い活動を示した。また後部線維の筋活動は条件間で有意差はなかった。【結論】中殿筋各線維は非荷重位・荷重位ともに,運動方向により異なる作用を有することが示された。一方荷重位での後部線維は,運動方向によらず一定に活動することが明らかとなった。

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  • 福田 航, 横山 茂樹, 山田 英司, 片岡 悠介, 濱野 由夏, 池野 祐太郎, 五味 徳之
    論文ID: 11207
    [早期公開] 公開日: 2018/01/11
    ジャーナル フリー 早期公開

    【目的】本研究の目的は,ACL 再建術前後における片脚スクワットの運動学・運動力学データの変化と健患差を把握することである。【方法】対象はACL 再建術後患者11 名(年齢24.9 ± 6.9 歳,男性8名,女性3名)であった。方法は,床反力計と3 次元動作解析装置を用いて術前と術後9 週時の片脚スクワット下降相の膝屈伸モーメント変化量と体幹および下肢の関節角度変化量を測定し,健側と患側,術前と術後で比較した。【結果】ACL 再建術前後ともに患側は膝屈曲変化量が小さく,体幹前屈変化量は大きく,膝屈伸モーメント変化量は伸展方向に小さかった。患側の骨盤前傾変化量は術後に増加した。【結論】術後に膝屈伸モーメント変化量が小さかったことは膝伸展機能の回復が不十分であると示唆される。術後の膝屈伸モーメント変化量に関連する因子は体幹前屈変化量,膝屈曲変化量,骨盤前傾変化量が考えられ,スクワット動作を観察する視点になると示唆される。

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  • 神保 和美, 山本 優一, 藤田 貴昭, 山本 真代, 笠原 龍一, 神保 良平, 渡邉 沙耶加, 安田 満彦, 君島 伊造
    論文ID: 11364
    [早期公開] 公開日: 2018/01/10
    ジャーナル フリー 早期公開

    【目的】日本人の乳がん術後患者に対する肩関節の運動開始遅延プログラムが,リンパ浮腫の発症率に与える影響を検証すること。【方法】対象は早期乳がんと診断され,腋窩リンパ節郭清を含む乳がん手術を施行された女性114 名である。術後翌日から上肢挙上練習を開始した早期介入群57 名と,術後7 日間は上肢の挙上を制限した遅延介入群で,リンパ浮腫の発症率および肩関節可動域を比較した。【結果】術後1 年間で患側と健側上肢の容積差が200 ml 以上となり,リンパ浮腫と判定された者は早期介入群3 名(5.3%),遅延介入群5 名(8.8%)であり,両群の間に有意差は認められなかった。退院時の肩関節可動域制限は,遅延介入群のほうが大きかった(p<0.01)。【結論】日本人の乳がん術後患者への肩関節の運動開始遅延プログラムは,リンパ浮腫発症率の低減に寄与しないことが示唆された。

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  • 長野 友彦, 友田 秀紀, 小泉 幸毅, 森山 雅志, 山本 大誠, 赤津 嘉樹, 德永 武男, 梅津 祐一
    論文ID: 11287
    [早期公開] 公開日: 2017/12/14
    ジャーナル フリー 早期公開

    【目的】本研究の目的は,回復期リハビリテーション病棟における脳卒中患者の歩行自立再獲得日数への障害の重症度と低栄養の影響を検証することであった。【方法】対象は病棟内歩行が自立した65 歳以上の脳卒中患者116 名とした。分析は歩行自立再獲得日数に関連する潜在変数を障害の重症度と低栄養に分類してそれらに関連する観測変数から仮説モデルを作成し,共分散構造分析で検証した。【結果】年齢を層別化すると,前期高齢者群ではおもに障害の重症度が歩行自立再獲得日数に関連しており,低栄養の関連性は認められなかった。後期高齢者群では障害の重症度と低栄養が歩行自立再獲得日数に関連し,低栄養には嚥下障害が関連していた。【結論】回復期リハビリテーション病棟の脳卒中患者では,障害の重症度と低栄養のそれぞれが歩行自立再獲得日数に影響することが明らかになった。さらに,嚥下障害を伴う後期高齢者群では栄養管理の重要性が示唆された。

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  • 髙橋 佑太, 小島 史嗣, 加藤 菜々実, 岡村 大介, 玉置 桜, 吉安 展将, 石川 祐也, 分島 良, 板東 徹
    論文ID: 11328
    [早期公開] 公開日: 2017/12/13
    ジャーナル フリー 早期公開

    【目的】胸腔鏡下肺切除術後患者の身体活動量を客観的に評価し,その関連因子を検討する。【方法】胸腔鏡下肺切除術後患者40 例(男性24 例,女性16 例,年齢69.6 ± 8.6 歳)を対象とした。身体活動量は3 軸加速度計付歩数計を用いて,術前,入院中,退院後および術後2 ヵ月に評価し,背景因子,呼吸機能,運動機能および健康関連QOL との関連を調査した。【結果】歩数は術前と比べて入院中と退院後で有意に低値を示したが(p <0.001),術後2 ヵ月では有意差を認めなかった(p =0.870)。また,重回帰分析にて,術前の6 分間歩行試験時のSpO2 変化量は,術後身体活動量回復の独立した規定因子として抽出された。【結論】胸腔鏡下肺切除術後患者の身体活動量は術後2 ヵ月で回復することが明らかになった。術前の労作時SpO2 低下は術後身体活動量の回復率にかかわる因子であることが示唆された。

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  • 久保田 雅史, 松村 真裕美, 松尾 英明, 庄司 一希, 平馬 佑有子, 嶋田 誠一郎, 荒井 大志, 菊田 健一郎, 松峯 昭彦
    論文ID: 11313
    [早期公開] 公開日: 2017/12/12
    ジャーナル フリー 早期公開

    【目的】今回,視床下核出血によって生じたヘミバリズムに対し,経頭蓋直流電気刺激(以下,tDCS)を実施したので報告する。【症例】症例は81 歳男性で,左視床下核出血を発症して右上下肢にヘミバリズムが出現した。【方法】tDCS は,左運動野に陰極,右運動野に陽極を設置し,2.0 mA で20 分間の刺激を2 週間実施した。ヘミバリズムの評価は,初回と2 週間後のtDCS 直前および直後に実施し,三軸加速度計を四肢に設置して右上肢挙上運動,左上肢挙上運動,座位保持の3 課題中の加速度を計測した。【結果】初回のtDCS 実施直後に課題中の加速度が低下し,課題終了後に持続する不随意運動が早期に収束した。また,2 週間継続して実施した後のヘミバリズムは,初期と比較しどの課題でも軽減する傾向にあった。【結論】tDCS は,視床下核出血に伴って生じるヘミバリズムを軽減させる可能性が示唆された。

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  • 藤本 修平, 大高 洋平, 高杉 潤, 小向 佳奈子, 中山 健夫
    論文ID: 11351
    [早期公開] 公開日: 2017/11/10
    ジャーナル フリー 早期公開

    【目的】理学療法士(以下,PT)の診療ガイドラインの利用,重要度の認識とエビデンスに基づいた実践(以下,EBP)への態度,知識,行動との関連性を明らかにすることとした。【方法】対象は千葉県のPT1,000 名としEBP や診療ガイドラインの利用,重要性の認識の項目を含む無記名自記式質問紙を用いた郵送調査を行った。統計解析は診療ガイドラインの利用,重要性の認識に関連するEBP の関連項目を明らかにするために多重ロジスティック回帰分析を行った。【結果】診療ガイドラインの利用,診療ガイドラインの重要性の認識と関連が強いものは「EBP に関する必要な知識や技術を学びたいと思いますか」(OR = 10.32, 95%CI: 1.82–197.16) であった。【結論】千葉県のPT において診療ガイドラインの利用は十分ではなく診療ガイドラインの利用や重要性の認識に関連する要因は,EBP の必要性の認識とEBP を行ううえで必要な行動であった。

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