日本臨床外科医学会雑誌
Online ISSN : 2189-2075
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39 巻, 3 号
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  • 1978 年 39 巻 3 号 p. 261-280
    発行日: 1978/05/01
    公開日: 2009/03/31
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  • 1978 年 39 巻 3 号 p. 281-297
    発行日: 1978/05/01
    公開日: 2009/03/31
    ジャーナル フリー
  • 1978 年 39 巻 3 号 p. 297-313
    発行日: 1978/05/01
    公開日: 2009/03/31
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  • 近森 正幸, 大沢 直, 関本 嚴, 岡田 勝彦, 革島 康雄, 八木 敦夫, 山田 真一, 北出 文男
    1978 年 39 巻 3 号 p. 314-319
    発行日: 1978/05/01
    公開日: 2009/03/31
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  • 前田 迪郎, 金山 博友, 奥 英敏, 井上 淳, 古賀 成昌
    1978 年 39 巻 3 号 p. 320-325
    発行日: 1978/05/01
    公開日: 2009/03/31
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  • 竹村 和郎, 丸山 洋, 沢井 繁男, 今城 眞人, 酒井 忠〓, 中村 孝哉
    1978 年 39 巻 3 号 p. 326-331
    発行日: 1978/05/01
    公開日: 2009/03/31
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    最近私共は,胃原発と考えられる細網細胞肉腫の1症例を経験したので若干の考察を行ない報告する.
    症例は63歳の男性で,約1カ月来の心窩部痛を主訴として来院した.来院時貧血,黄疸なく,表在リンパ節の腫脹も見られなかった.心窩部に軽い圧痛があったが腫瘤触れず,肝,脾も触知されなかった.胃透視および内視鏡検査にて,穹窿部後壁噴門に近く,不整円形の陥凹が認められた.潰瘍底は白苔で被われ,凹凸不整,境界は鮮鋭で,辺縁には潜堀が見られた.周堤はなだらかな隆起を示し光沢があり,発赤も見られた.粘膜皺襞の集中が著明で断裂部では幅広く肥厚し円味が見られた.胃の他部位には著変は見られなかった.生検では陰性であったが,上述の特徴的所見から悪性リンパ腫を疑い手術を施行した.手術時,穹窿部後壁に鶏卵大の腫瘤を認めた.その漿膜面は膵尾部および左副腎と線維性に癒着していた.肝,脾に異常なく,腹腔内リンパ節の病的腫脹も認められなかった.胃全摘,脾,左副腎および膵尾部の合併切除を行ない, Roux Y吻合により再建した.
    切除標本の全割による検索により上述の潰瘍辺縁の粘膜から漿膜下層に細網細胞肉腫の浸潤が認められた.潰瘍はUl IVの慢性潰瘍の組織像を呈していた.さらに胃体部後壁の2カ所に同様の組織学的所見を呈する細網細胞肉腫の病巣が粘膜下層にとどまり存在していた.術後経過良好で,約1年を経過した現在,何ら再発の徴候を認めていない.
    本症に於ては病変が胃内に多発する事が多いとされており,逆に多発性病変は本症の診断上の特徴の1つとも言われている.したがって本症の外科的治療に際しては,多発性病変の存在を考え,胃全摘術の適応が考慮されるべきであると考えられる.
  • 殿田 重彦, 広田 耕二, 鎌田 義紘, 田中 晋二, 篠 憲二, 三軒 久義
    1978 年 39 巻 3 号 p. 332-339
    発行日: 1978/05/01
    公開日: 2009/03/31
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  • 岡田 勝彦, 八木 敦夫, 近森 正幸, 〓水尾 哲也, 桜本 邦男, 西本 政功, 三枝 達明
    1978 年 39 巻 3 号 p. 340-346
    発行日: 1978/05/01
    公開日: 2009/03/31
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    肝胆道疾患におけるERCPの診断的価値は稀めて高い.しかし胆嚢癌の診断においてはERCP, PTCが普及した今日でも困難である.今回われわれは485例のERCPのうち胆道造影が可能で,手術により確認し得た10例についてERCP所見と共に検討した.平均年令は61.8歳,男女比は1:1で上腹部痛と腫瘤触知が主症状であった.
    手術症例のうち,切除症例は4例で,姑息手術が6例であった.切除例のうち2例は5年生存が期待できる早期の胆嚢癌と考えられた.しかし姑息例の6例と切除例の他の2例はほとんど1年以内に死亡している.
    胆嚢癌のERCP所見について検討すると乳頭所見では発赤が9例に,腫大が3例にみられ,そのうち3例に乳頭炎を認めた.
    胆嚢造影所見を胆嚢陽性,陰性に分類してみると,完全陰性例は6例で一部造影例は3例,陽性例は1例であった.このうち胆嚢一部造影例では予後が完全陰性例に比し良好であった.またわれわれは胆嚢癌の胆嚢,胆道の造影所見より6型に分類した. I型は胆嚢,胆管造影型で胆嚢内に陰影欠損が認められる症例, II型は胆嚢一部造影,総胆管造影型で総胆管の外部からの圧排,変形を伴なわないものをII a,伴なうものをII bとした. III型は胆嚢完全陰性例で総胆管が1側から圧排,変形がみられるもの, IV型は総胆管の両側からの圧排,変形,狭窄等がみられるもの, V型は癌の浸潤が総胆管を閉塞している症例である. I~II型では切除可能症例が多く, NevinらのStage分類ではIIに入る.また永光らの分類では早期と考えられる. III型以上ではStage Vに属しほとんど1年以内に死亡している.
    以上われわれの型分類とNevin,永光らの分類とよく相関した.胆嚢癌の早期発見には経口, DIC等のscreeningによりチェックし, ERCPによる胆嚢造影所見に注意し,またPTC, Angio等の精査を併用することにより,より早期に発見し,手術を施行すべきであると考える.
  • 西本 政功, 木田 宏之, 佐竹 良章, 蒲原 博義, 岡田 勝彦, 野沢 真澄
    1978 年 39 巻 3 号 p. 347-352
    発行日: 1978/05/01
    公開日: 2009/03/31
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    近年,交通事故の激増につれ,腹部外傷が増多の傾向にあり,従来,比較的まれとされていた膵損傷の発生頻度が高く,なかでもハンドルによる損傷が多くみられる.
    われわれの教室において,過去17年間に経験した膵損傷は13例で,原因は交通事故によるものが13例中11例と大部分を占め,うち8例がハンドル損傷であった.その内訳は,膵被膜下血腫3例,裂創3例,完全断裂3例で,他は膵損傷後の合併症と考えられる仮性嚢胞の4例であった.膵損傷の部位は,体尾部が10例,他は頭部の3例であった.治療としては膵被膜下血腫を呈した3例に対しドレナージのみを施行したところ,術後の経過は良好であった.膵裂創が認められた2例に対し創部の縫合とドレナージを施行したところ,いずれも術後膵瘻を形成したが,約2カ月後に自然閉鎖した.十二指腸破裂を合併した膵頭部裂創に対し膵頭十二指腸切除術を施行し,後腹膜,腹腔内の汚染は高度のため,膵管空腸吻合を断念し膵管の結紮を行い,良好な経過をたどった.膵体部完全断裂をきたした症例は3例で,ポリエチレンチューブを利用し膵管再建を行い,さらに離断した断端を端々に縫合した1例は良好な経過がえられたが,体尾部切除術,近位膵断端閉鎖術および遠位膵断端空腸吻合術を施行した2例は術後5日目および12日目に死亡した.受傷3日目から3カ月後に外傷性仮性嚢胞を呈した4例のうち2例に外瘻造設術を施行し, 1例はRoux-YによるCystojejunostomyとCatheter Cystoenterostomyの併用により短期間で治癒せしめた.また他の1例は受傷後3日目頃より嚢胞の形成が認められたが,その後,腫瘤の消失がみられた.
    以上,これらの症例の経過,術式などについて検討を行い,合わせて診断,治療に関し文献的考察を加えて報告した.
  • 幕内 雅敏, 神谷 喜八郎, 別府 倫兄, 杉浦 光雄, 和田 達雄, 室井 龍夫, 阿部 秀一
    1978 年 39 巻 3 号 p. 353-362
    発行日: 1978/05/01
    公開日: 2009/03/31
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  • 橋本 忠明, 浦 伸三, 勝部 宥二, 大沢 祐三, 庄司 宗弘, 山口 敏朗, 竹井 信夫, 大野 啓文, 勝見 正治
    1978 年 39 巻 3 号 p. 363-368
    発行日: 1978/05/01
    公開日: 2009/03/31
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  • 増本 鉄郎, 〓水尾 哲也, 西本 政功, 枡岡 進
    1978 年 39 巻 3 号 p. 369-372
    発行日: 1978/05/01
    公開日: 2009/03/31
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  • 清水 一雄, 伊藤 國彦, 三村 孝, 西川 義彦, 浜田 昇, 百渓 尚子, 細田 泰弘, 薬丸 一洋
    1978 年 39 巻 3 号 p. 373-377
    発行日: 1978/05/01
    公開日: 2009/03/31
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  • 樋上 駿, 山田 二郎, 小野 由雅, 宮岡 哲郎, 谷 徹, 宗本 忠典, 西尾 泰, 戸田 行雄, 水谷 太郎, 池永 達雄
    1978 年 39 巻 3 号 p. 378-381
    発行日: 1978/05/01
    公開日: 2009/03/31
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  • 天野 純治, 影井 昇
    1978 年 39 巻 3 号 p. 382-392
    発行日: 1978/05/01
    公開日: 2009/03/31
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  • 今村 幹雄, 上野 龍夫, 大原 嘗一郎
    1978 年 39 巻 3 号 p. 393-399
    発行日: 1978/05/01
    公開日: 2009/03/31
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