日本臨床外科医学会雑誌
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41 巻, 6 号
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  • 千葉 高天
    1980 年 41 巻 6 号 p. 829-845
    発行日: 1980/11/01
    公開日: 2009/03/31
    ジャーナル フリー
    研究目的
    教室では1961年以来Mikulicz-牧野縫合(以下M-M縫合)による各種消化管吻合を行ってきた.本縫合法は全て結節縫合で,後壁は全層一層縫合の所謂through and through sutureのみであるが,前壁の操作に特徴があり,漿膜側より断端の層々なる接合を意図している.著者は本縫合法の吻合形態と癒合過程を明らかにする目的にて臨床的並びに実験的研究を行った.
    研究対象および方法
    臨床的研究として過去17年間(1961~1977年)の胃全摘症例442例を対象として,縫合不全発生因子に関しての検索を行い, Albert-Lembert縫合(以下A-L縫合)を対照として, M-M縫合の有用性を検討した.さらに実験的研究によりその裏付けを行った.すなわち犬を用いて,胃十二指腸吻合並びに結腸結腸吻合を行い,経時的に肉眼所見, microangiography,組織学的検索を行った.
    結語
    1) 胃全摘縫合不全率は4.5% (20/442)であった.
    2) 縫合不全発生因子として,年齢,術前の赤血球数,血清蛋白量は関連性は少く,性,原疾患の良悪性,胃癌進行度,合併切除の有無に関連性を認めた.
    3) 手術時間,出血量,再建術式等手術手技は縫合不全発生の重要因子であった.
    4) 食道空腸吻合部縫合不全率はM-M縫合, 1.3% (3/235), A-L縫合3.1% (6/196)であった.
    5) 実験的にM-M, A-L縫合共に縫合不全は認めず,癒着にも差はみられなかったが,瘻形成,狭窄はM-M縫合が少なかった.
    6) Microangiography所見でM-M縫合では5日でvascular communicationが認められたが, A-L縫合では2日以上遅延した.
    7) 組織学的にみてM-M縫合はA-L縫合より断端接合状態が良好であった.
    以上により臨床的,実験的に, M-M縫合は有用なる縫合法の一つであると言える.
  • 桑島 輝夫, 荒川 哲信, 加納 嘉明, 国友 一史, 喜多 孝志, 香西 正武, 福本 常雄, 矢田 清吾, 古根川 龍司, 古味 信彦
    1980 年 41 巻 6 号 p. 846-851
    発行日: 1980/11/01
    公開日: 2009/03/31
    ジャーナル フリー
    近位胃切除後に伴う逆流性食道炎の頻度は比較的高率にみられている.この対策として種々の再建術式が提唱されているが,症例数も少なく,また追試報告例も少ない.最近,われわれの教室において食道静脈瘤を有する5症例に籏福らの考案した弁形成食道・胃吻合による再建術式を応用した.これらの術後のレ線透視所見,食道内圧引き抜き曲線,食道内視鏡検査から判断して満足すべき結果を得た.また,動物実験における近位胃切除術兼SPV,食道・胃端側吻合による再建術の筋電図学的観察による結果から,幽門洞枝の温存は空腹時のdysrhythmia,すなわち,いわゆる逆蠕動性放電を抑制する作用を示したが,摂食後においてはその抑制作用は明らかでなかった.幽門形成術によって食餌摂取量をある程度増加することが可能であるが,逆流防止は困難であり,したがって,何らかの逆流防止機構を意図した再建術式が必要であるという結論を得た.この観点から,臨床的には弁形成食道・胃吻合術は満足すべき結果を期待することができるものと考える.
  • 庭瀬 公武, 長谷川 恒彦, 高田 憲一, 山口 保, 草島 勝之, 小松 作蔵
    1980 年 41 巻 6 号 p. 852-855
    発行日: 1980/11/01
    公開日: 2009/03/31
    ジャーナル フリー
    原発性上皮小体亢進症は,近年急速にその報告が増加しているホルモン疾患である.今回報告する患者は23歳女性で,悪心,嘔吐,腹痛,多尿を訴え,原発性上皮小体亢進症の診断を受け,他科にて頚部手術を受けたが,病変はみつからず症状も軽快せず当科へ転科した.術前の部位診断では,縦隔内腺腫の可能性は否定できなかったが,再度頚部の検索を行う目的で再手術を施行した.病変がみつからないため,右甲状腺を摘出したところ,その内側後面に1×1cm大の腺腫が存在した.術後血清カルシウム値は入院後はじめて正常以下に下降し,徐々に正常範囲に回復した.再手術に際しての問題点について考察を加え,甲状腺内上皮小体腺腫についても若干言及した.
  • 伊藤 末喜, 小柴 康, 梅本 淳, 篠藤 満亮, 森本 和夫
    1980 年 41 巻 6 号 p. 856-861
    発行日: 1980/11/01
    公開日: 2009/03/31
    ジャーナル フリー
    昭和53年11月から昭和54年12月までに当院乳腺外来で取り扱った慢性乳腺症70例,原発性乳癌56例,乳癌再発27例と当院職員の健康男性53例,健康非妊女性123例の計329例について妊娠関連蛋白(α2-PAG)の測定を行ない検討した.測定方法はLaurellのrocket免疫電気泳動法であり, anti α2-PAG血清および標準血清はヘキストベーリンガ社製のものを使用し, mg/dlで計測表示した.
    健康男性のα2-PAG検出率は28.3%であり,測定値は1例を除き0.1mg/dl以下であった.健康非妊女性の検出率は82.1%であり,測定平均値および標準偏差値は0.437±0.716mg/dlであった.また,若年者に比較して高年者が高く, 10歳代と40歳代および50歳代の間, 30歳代と50歳代の間に有意差がみられた(P<0.05).
    慢性乳腺症では0.883±0.706mg/dl,原発性乳癌では1.221±0.899mg/dl,乳癌再発例では1.678±1.171mg/dlであり,各疾患間に有意差がみられ,また,年代を40歳代に限っての検討でも同様の結果であった.
    原発性乳癌における病期別比較では差異がなく,手術前に比較して手術後1カ月計測で0.5~1.0mg/dl上昇する症例が多くみられた.
    乳癌再発例のうちでは骨転移例が他の再発例に比較して低値のものが多く,また,全体的に治療効果に比例して減少がみられ,治療効果判定尺度としても有用であるものと思われた.
  • 佐々木 英人, 岡田 喜克, 吉村 明文, 玉置 久雄, 五嶋 博道, 川原田 嘉文, 水本 龍二
    1980 年 41 巻 6 号 p. 862-868
    発行日: 1980/11/01
    公開日: 2009/03/31
    ジャーナル フリー
    所謂食道癌肉腫に直腸癌を合併した極めて稀な同時性異所性重複癌の1治験例を報告する.
    症例は65歳女性で,嚥下困難を主訴として来院し,食道透視にて胸部食道下部にポリープ状隆起性病変を認め,食道腫瘍の診断にて,左開胸にて食道胃噴門部切除,食道胃吻合術を施行した.摘出標本は大きさ7.5×4×2cmの有茎性腫瘤で組織学的に扁平上皮癌の部と紡錘型肉腫の部が混在した所謂食道癌肉腫であった.さらに10カ月後,便の細小化と血液の附着に気付き再来し,精査の結果高位直腸癌の診断で低位前方切除術を施行した.現在第2回手術後18カ月であるが経過良好である.食道癌肉腫は本邦では14例,世界では54例報告されているが,直腸癌との重複例は未だ報告がみられず,従って本症例は食道癌肉腫と直腸癌の重複した本邦第1例目,世界でも最初の症例と考えられ,主として食道癌肉腫の組織学的な問題点並びにその重複癌について文献的に考察した.
  • 平田 公一, 後藤 幸夫, 松尾 繁信, 奥 雅志, 鍋田 光一, 秋山 守文, 上村 恭一, 筒井 完, 早坂 滉
    1980 年 41 巻 6 号 p. 869-874
    発行日: 1980/11/01
    公開日: 2009/03/31
    ジャーナル フリー
    近年,各種癌の診断,治療成績の向上とともに重複癌の発生をみる頻度も増加する傾向にある.胃癌症例でも同様な傾向がみられており,重複癌の一方が消化管癌,なかでも胃癌である場合が多い.さらに食生活内容の欧米化に伴い大腸癌発生頻度が年々多くなっているといわれ,胃・大腸の重複癌症例は向後増加すると思われる.特に胃・大腸の重複癌の場合は同一系統臓器であることから向癌性素因が先天的にあるとする内因説が考えやすいし,同一刺激によるとする外因説にもあてはまる.
    著者らは,約5年間慢性胃潰瘍で治療をうけていた患者に早期胃癌を発見後,まもなく鮮血色の下血発生の為,精査の結果,直腸およびS状結腸癌の合併を確認した症例を経験したので報告する.
    症例は70歳男性,主訴は上腹部不快感,下血.胃および大腸のX線検査・内視鏡検査・病理組織学的検査で,胃・S状結腸・直腸の3重複癌であることを確認した. 1979年12月14日手術施行,胃癌に対しては二群リンパ節までの廓清と2/3胃切除を行なった.結腸・直腸癌に対しては三群リンパ節までの廓清とマイルス手術を行なった.切除胃病理組織学的所見で,早期胃癌であることを確認した.さらに廓清したリンパ節に,全く転移を認めなかった.術後は極めて良好で,他臓器に異常を認めず, 1980年3月2日退院し,現在定期的に外来通院で経過観察中である.
  • 自験2例の報告および本邦集計47例の臨床病理学的検討
    花上 仁, 野本 信之助, 坂野 哲哉, 杉本 辰雄, 永井 研治, 北山 太郎, 瀬戸 明, 吉崎 聰, 笠原 正男
    1980 年 41 巻 6 号 p. 875-883
    発行日: 1980/11/01
    公開日: 2009/03/31
    ジャーナル フリー
    十二指腸球部に発生したカルチノイド2例を経験したので文献的考察を加え報告する.症例1は64歳男性,胃体部のIIc型早期胃癌と診断,幽門側胃亜全剔術,リンパ節郭清術を施行した.病理組織学的所見では胃病変は一部固有筋層に達する分化型腺癌であったが十二指腸には粘膜下層に限局性に増殖したカルチノイドが認められた.銀反応は陰性,浸潤性増殖,転移は認められなかった.症例2は48歳男性,胃十二指腸併存潰瘍と診断し選択的迷走神経切断術兼幽門洞切除術を施行した.病理組織学的所見では胃病変は良性潰瘍であったが,十二指腸球部には浸潤性に増殖するカルチノイドが認められた.銀反応は陰性であったが電顕像にて胞体内に2種類の内分泌顆粒が証明された.
    本邦報告例は自験2例を含め47例である.球部に発生することが多く大きさでは2cm未満の症例が半数を占めている.浸潤性増殖は6例,転移は5例,計11例(23%)に見られるがこれらのなかに2cm未満の症例が6例含まれていることは注目に値する.本疾患は興味深いホルモン産生腫瘍であると同時に2cm未満の小さな症例においても浸潤性増殖や転移を起す可能性のある疾患であるので上部消化管疾患の診断にあたっては常に本疾患も念頭におく必要があると考えられる.
  • 本邦における胃カルチノイド85例の検討
    勝田 仁康, 上田 耕臣, 川嶋 寛昭, 石本 邦夫, 田伏 俊作, 有本 重也, 静木 厚三, 楠山 洋司, 斎藤 晃治
    1980 年 41 巻 6 号 p. 884-889
    発行日: 1980/11/01
    公開日: 2009/03/31
    ジャーナル フリー
    胃カルチノイドは,近年, functioning tumorとしての位置づけがなされており,生化学的方面でも興味深い疾患であるが,その早期診断に関しては,生化学的能力はいまだ及ばず,早期発見には, X線,内視鏡の力を借りなければならないのが現状である.また,その形態は粘膜下腫瘍の性格を有しているので,術前に確定診断を得ることは困難であり,他の粘膜下腫瘍との鑑別に苦慮する.最近,著者らは,本邦における最年少の報告と思われる13歳,男子の本症を経験したので,自験例を含めた85例についての検討をおこなった.それによると,男女比は約2:1で, 40~50歳台に好発する.好発部位は胃体部から前庭部にかけての後壁大弯である.また,腫瘤が小さくても,表面に陥凹を有することが多く,その部位をねらって生検を施行することが大切であり,生検による術前診断率は, 85例中16例, 19%である.転移と腫瘤の最大径・表面の性状との関係について調べてみると,肝転移は,表面に陥凹を有する大きさ3.5cm以上の腫瘤に認められる.一方,リンパ節転移は,表面平滑なものでも認められるが,大きさ2cm以下ではリンパ節転移をきたしたものはない.このことは,治療に関して腫瘤の最大径が2cm以上のものは,腫瘤を含めた胃切除術だけではなく,併わせてリンパ節廓清術も施行しなければならないということができる.
  • 中田 英二, 寺西 伸介, 安田 正幸, 岡島 邦雄
    1980 年 41 巻 6 号 p. 890-894
    発行日: 1980/11/01
    公開日: 2009/03/31
    ジャーナル フリー
    腎脂肪肉腫は腎の悪性腫瘍のなかでも極めて稀な腫瘍である.最近,われわれは38歳の女性で,胃癌に併存した腎脂肪肉腫の非常に稀な一例を経験したので,若干の文献的考察を加え報告した.
    本邦報告例は本症例を含めて21例に過ぎず,その確定診断はほとんどが術後になされている.年齢は18~68歳の広い年齢にわたっているが,ほとんどが30代後半以降である.性別では21例中男子4例,女子16例,不明1例であり,女子に多い.患側は左側13例,右側4例,両側3例,不明1例と左側に多い.また3例にBourneville-Pringle母斑症を合併している.腫瘍重量は記載のあるもので, 175~4,000gにまで達している.臨床症状としては腹部腫瘤,疼痛が最も多く,食欲不振.発熱も認められる.また血尿も2例に報告されている.
    腎脂肪肉腫は増大していても転移はまれであり,治療はまず外科的療法であり,長期生存の報告もみられる.放射線療法や化学療法はあまり有効でないとされている.
  • 自験65例とその手術成績を中心に
    下山 孝俊, 北里 精司, 橋本 茂廣, 野川 辰彦, 原田 達郎, 平野 達雄, 吉田 千里, 中山 博司, 福田 豊, 橋本 芳徳, 石 ...
    1980 年 41 巻 6 号 p. 895-902
    発行日: 1980/11/01
    公開日: 2009/03/31
    ジャーナル フリー
    1962年以降に長崎大学第1外科及び一部関連病院で手術した肝損傷65例を中心に肝損傷の病態と外科的治療の問題点を検討した.受傷機転は開放性損傷6例,非開放性損傷59例で,うち交通災害が49%を占めた.損傷の種類は真性破裂48例,被膜下破裂10例,中心性破裂1例で,損傷の程度はI度(軽症) 33例, II度(中等症) 14例, III度(重症) 12例で, II~III度の死亡率は38.5%と高い.多発外傷は約40%にみられ,なかでも腹腔内の実質臓器損傷が多いため,診療に際し注意すべきである.肝損傷の症状は腹膜刺激症状とショック症状である.診断は貧血,白血球増多, GOT, LDHの上昇,腹部X線等を参考にするが,腹腔穿刺の陽性率は77.3%で腹腔内出血の証明には極めて有用であった.肝損傷の処置はショックの対策と外科的治療における損傷肝の止血,修復,腹腔内の血液,胆汁の排除,挫滅組織の除去にある.損傷肝の処置について損傷の程度別にみた場合には, I~II度の損傷は縫合,止血材貼布が主体であったが, III度損傷は肝切除が8例に行なわれ,うち右葉切除7例,右葉部分切除1例で,被膜下破裂の2例は実質挫滅が著しいため右葉切除した. resectional debridementは3例である.われわれは複雑創で深部に及び止血が困難な症例で,系統的肝区域切除の容易な損傷では積極的に肝切除を行ない良好な成績を得てきた.死亡例は12例, 18.5%であったが,これらは治療が十分に行なわれる前に死亡するものがかなりみられた.従って重症例に対しては迅速かつ適切な処置を行なうべきことは勿論であるが,さらに救急医療体制の充実がのぞまれるところである.
  • 青木 洋三, 浅江 正純, 柿原 美千秋, 佐々木 政一, 勝見 正治
    1980 年 41 巻 6 号 p. 903-907
    発行日: 1980/11/01
    公開日: 2009/03/31
    ジャーナル フリー
    胆嚢結石症に対して胆嚢摘除術を施行する際,閉腹に先立ちinformation drainを腹腔内に挿入すべきか否かに関しては未だ議論の多いところである.我々は従来から全例にこれを実施して来たが,今回は最近3年間に胆嚢摘除術を行った95例を対象とし, information drainageの功罪について検討した.自験例については95例中ドレーンに起因した直接的障害は認められず,逆に第2病日にドレーンよりの胆汁漏出を認め,保存的療法で事無きを得た1例を経験した.古来ドレーン挿入により死亡率,合併症発生率が上昇し,術後の発熱期間,入院日数が長引くなどの障害があると報告されて来たが,挿入に関して一定の基準を設けず, at randomに行うことにより患者側の重症度などの因子を除外すると,これらの合併症は必ずしもドレーンに原因するものでなく,術後の発熱に関しても胆管胆汁の細菌をはじめendogenousな要因によるものの関与が大きいことが推定された.しかしドレーンは生体にとっては異物であり,目的を達すれば可及的早急に抜去すべき性格のものである. Information drainもその例外ではなく,我々は異常がなければ通常48時間以内に抜去することを原則としてルーチンに施行している.
  • 天野 定雄, 岩田 光正, 富田 凉一, 鈴木 時雄, 西村 五郎, 森田 建, 能木場 斌夫
    1980 年 41 巻 6 号 p. 908-912
    発行日: 1980/11/01
    公開日: 2009/03/31
    ジャーナル フリー
    膵癌において組織分類上,特殊型に属する腺棘細胞癌の頻度は・1~4%前後で比較的稀である.我々は術前に胆汁細胞診で膵の腺棘細胞癌と診断され,膵全摘,周囲臓器合併切除,リンパ節廓清を行ない,術後1年6カ月まで再発の徴候のなかった1例を経験した.
    腺棘細胞癌の発生については諸説があり,まだ定説はない.主な説として1衝突癌説. 2未分化基底細胞説. 3腺癌の直接扁平上皮化生説,がある.我々の経験した症例では,腫瘍は限局性でその辺縁部には比較的分化のよい乳頭状腺癌が存在するが中心部の大部分の腫瘍細胞にはケラチン様物質の産生,および細胞間橋が認められ扁平上皮化生の形態を示し,腺棘細胞癌と診断された.この所見は腺棘細胞癌の発生説の中で腺癌の直接扁平上皮化生説を裏付けるものであると考え,若干の文献的考察を加えて発表した.
  • 1980 年 41 巻 6 号 p. 913-920
    発行日: 1980/11/01
    公開日: 2009/03/31
    ジャーナル フリー
  • 1980 年 41 巻 6 号 p. 921-933
    発行日: 1980/11/01
    公開日: 2009/03/31
    ジャーナル フリー
  • 1980 年 41 巻 6 号 p. 933-940
    発行日: 1980/11/01
    公開日: 2009/03/31
    ジャーナル フリー
  • 1980 年 41 巻 6 号 p. 940-947
    発行日: 1980/11/01
    公開日: 2009/03/31
    ジャーナル フリー
  • 1980 年 41 巻 6 号 p. 947-960
    発行日: 1980/11/01
    公開日: 2009/03/31
    ジャーナル フリー
  • 1980 年 41 巻 6 号 p. 960-965
    発行日: 1980/11/01
    公開日: 2009/03/31
    ジャーナル フリー
  • 1980 年 41 巻 6 号 p. 966-980
    発行日: 1980/11/01
    公開日: 2009/03/31
    ジャーナル フリー
  • 1980 年 41 巻 6 号 p. 980-993
    発行日: 1980/11/01
    公開日: 2009/03/31
    ジャーナル フリー
  • 1980 年 41 巻 6 号 p. 993-999
    発行日: 1980/11/01
    公開日: 2009/03/31
    ジャーナル フリー
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