日本臨床外科医学会雑誌
Online ISSN : 2189-2075
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ISSN-L : 0386-9776
43 巻, 7 号
選択された号の論文の28件中1~28を表示しています
  • 1982 年 43 巻 7 号 p. 713-715
    発行日: 1982/07/25
    公開日: 2009/02/10
    ジャーナル フリー
  • 1982 年 43 巻 7 号 p. 716-718
    発行日: 1982/07/25
    公開日: 2009/02/10
    ジャーナル フリー
  • 1982 年 43 巻 7 号 p. 719-721
    発行日: 1982/07/25
    公開日: 2009/02/10
    ジャーナル フリー
  • 1982 年 43 巻 7 号 p. 722-725
    発行日: 1982/07/25
    公開日: 2009/02/10
    ジャーナル フリー
  • 1982 年 43 巻 7 号 p. 726-730
    発行日: 1982/07/25
    公開日: 2009/02/10
    ジャーナル フリー
  • 1982 年 43 巻 7 号 p. 731-734
    発行日: 1982/07/25
    公開日: 2009/02/10
    ジャーナル フリー
  • 1982 年 43 巻 7 号 p. 735-738
    発行日: 1982/07/25
    公開日: 2009/02/10
    ジャーナル フリー
  • 1982 年 43 巻 7 号 p. 739
    発行日: 1982/07/25
    公開日: 2009/02/10
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  • 1982 年 43 巻 7 号 p. 739a-740
    発行日: 1982/07/25
    公開日: 2009/02/10
    ジャーナル フリー
  • 1982 年 43 巻 7 号 p. 741-744
    発行日: 1982/07/25
    公開日: 2009/02/10
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  • 1982 年 43 巻 7 号 p. 745-747
    発行日: 1982/07/25
    公開日: 2009/02/10
    ジャーナル フリー
  • 1982 年 43 巻 7 号 p. 748-751
    発行日: 1982/07/25
    公開日: 2009/02/10
    ジャーナル フリー
  • 1982 年 43 巻 7 号 p. 752-755
    発行日: 1982/07/25
    公開日: 2009/02/10
    ジャーナル フリー
  • 1982 年 43 巻 7 号 p. 756-758
    発行日: 1982/07/25
    公開日: 2009/02/10
    ジャーナル フリー
  • 1982 年 43 巻 7 号 p. 759-762
    発行日: 1982/07/25
    公開日: 2009/02/10
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  • 1982 年 43 巻 7 号 p. 763
    発行日: 1982/07/25
    公開日: 2009/02/10
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  • 1982 年 43 巻 7 号 p. 763a-764
    発行日: 1982/07/25
    公開日: 2009/02/10
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  • 1982 年 43 巻 7 号 p. 765-790
    発行日: 1982/07/25
    公開日: 2009/02/10
    ジャーナル フリー
  • 三輪 恕昭, 小島 啓明, 広瀬 清, 松三 彰, 守山 稔, 折田 薫三
    1982 年 43 巻 7 号 p. 791-795
    発行日: 1982/07/25
    公開日: 2009/02/10
    ジャーナル フリー
    上中部進行胃癌stage III, IV例に摘脾を併用し細胞性免疫能と予後をみた.摘脾はstage III胃癌にはむしろ逆効果だったがstage IV胃癌に延命をもたらした.摘脾と免疫療法についてみると,摘脾群では免疫療法の有無で生存率に差がなかったが,非摘脾群ではstage IIIで免疫療法例に, stage IVで非免疫療法例に延命がみられた.細胞性免疫能は生存率をよく反映した.
  • 森田 博義, 島津 久明, 紙田 信彦, 山口 善友
    1982 年 43 巻 7 号 p. 796-804
    発行日: 1982/07/25
    公開日: 2009/02/10
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    48歳・男, 55歳・男, 67歳・男のBoerhaave症候群の3治験例を報告するとともに,これらを含む89例の本邦文献上報告例について分析した成績を述べた.自験例の1例には胸腔穿刺による誘導, 2例には開胸による破裂部の縫合閉鎖と胸腔内誘導を施行し,その後の経過に多くの問題があったが,いずれも保存的に治療して軽快退院させることができた. 89例の内訳では,平均年齢46.4歳,男女比21:1で, 25例にアルコール中毒症が併存していた.初期症状として咽吐が80%の症例に認められ,その2/3はアルコール飲用後に起っていた.治療では,なるべく早期に開胸して破裂部の一次縫合閉鎖と胸腔内誘導を行うのが望ましいが,現実にその実施が不可能な症例も少くなかった.全症例の死亡率は34.8%であったが, 1970年以降の症例では24.3%と改善され,最近の各種全身管理治療の進歩がこれに大きく貢献していることが推測された.早期死亡例の分析から,重症の縦隔洞炎に関する対策が今後の1つの重要な課題と考えられた.
  • 浅越 辰男, 青木 明人, 岡芹 繁夫, 木村 嘉憲, 別所 隆, 黒水 丈次, 中山 隆市
    1982 年 43 巻 7 号 p. 805-809
    発行日: 1982/07/25
    公開日: 2009/02/10
    ジャーナル フリー
    最近10年8カ月間に取り扱った原発乳癌症例179例のうち,原発性両側乳癌は2例(1.1%), 転移性両側乳癌は8例(4.5%)であった.このうち両側共乳房切断術を施行したのは,原発性2例,転移性5例であった.
    原発性両側乳癌症例の1例は,第1癌TINO, 第2癌TINO, 潜在期間3カ月で両側共病理学的に非浸潤癌,もう1例は第1癌T2NO, 第2癌TONO, 潜在期間170カ月であった.転移性両側乳癌手術例5例の潜在期間は0から102カ月,平均40.2カ月,転帰は第2癌術後最短9月死亡,最長29月健在例であった.
    手術術式は,原発性癌の1例は両側共非浸潤癌のため非定型的乳房切断術を施行し,もう1例は両側共定型的乳房切断術を施行した.一方,転移性の第2癌に対しては,単乳切を1例,非定型乳切を4例施行した.われわれは,転移性両側乳癌に対しては,他の臓器に転移,再発のないことを確認したのち,積極的に乳房切断術を施行して腫瘍の減量を図るようにしているが,転移性第2癌術後29カ月の健在例もあり,外科治療は延命効果が高いと考えている.
  • 症例報告および文献的考察
    山田 哲司, 山崎 四郎, 高橋 一郎
    1982 年 43 巻 7 号 p. 810-815
    発行日: 1982/07/25
    公開日: 2009/02/10
    ジャーナル フリー
    十二指腸癌は比較的まれで,腸癌の約3%をしめるにすぎない.今回まわれわれは十二指腸乳頭下部癌に遭遇したので報告する.
    症例は38歳男性.下血を主訴とし,低緊張性十二指腸造影,内視鏡検査にて術前に十二指腸乳頭下部癌と診断し,膵頭十二指腸切除術を施行し術後3年の現在再発の徴なく健在である.
    十二指腸乳頭下部癌は十二指腸癌の中でも少なく本邦で36例報告されている. 36例の文献的考察によれば,根治手術としては膵頭十二指腸切除術がすぐれていることが判明した.
  • 山本 真二, 家田 勝幸, 山口 敏郎, 河野 裕利, 石本 喜和男, 橋本 忠明, 柿原 美千秋, 勝見 正治
    1982 年 43 巻 7 号 p. 816-821
    発行日: 1982/07/25
    公開日: 2009/02/10
    ジャーナル フリー
    最近,我々の教室においてobstructive colitisの4例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.
    症例1. 69歳,男性. S状結腸にBorr. 1型の腫瘤があり,それより口側へ32cm離れた下行結腸に全周性のBorr. 2型の腫瘤が認められ,その部より口側へ3cmの正常粘膜を介して7cmにわたる腸管の狭窄と壁の肥厚が認められ.その狭窄部の口側端より口側へ7cmにわたる3本の線状潰瘍が認められた.
    症例2. 54歳,男性. S状結腸に鶏卵大の腫瘤があり,これにより腸管は完全に閉塞され,この部位より口側へ10cmの正常粘膜を介して腸間膜付着反対側で1/3周に及ぶ穿孔を認めた.
    症例3. 83歳,女性.上行結腸に全周性の腫瘤を認め,それより口側へ約10cmの正常粘膜を介して2個の潰瘍を認めた.
    症例4. 56歳.男性.横行結腸に鶏卵大の腫瘤があり,それより口側へ約10cmの正常粘膜を介して,腸間膜付着反対側に拇指頭大の穿孔を認めた.
    1945年にKremenが大腸癌の口側におこる壊死性病変を報告し,また1961年にGlotzerが同様の症状を呈するものをobstructive colitisと呼んで以来,欧米ではよく報告されている.本邦では約70例の報告があるが,我々は,本症の特徴の1つである腫瘍と潰瘍性病変との間に介在する正常粘膜の距離と,炎症性病変の及ぶ範囲について集計を行なつた.その結果,介在する正常粘膜の距離は0.5cm~15cmで,平均6.6cmであり, 6~10cmのものが最も多く,また炎症性病変の及ぶ範囲は3~数10cmにわたり,最長は90cmで, 11~30cmのものが最も多かった.これらの事から炎症性病変はかなり口側まで及ぶ可能性があることを示しており,術中に摘出標本を開いて病変部を検索することが必要である.
  • 浅江 正純, 橋本 忠明, 山口 敏朗, 浦 伸三, 宇都宮 晴久, 佐々木 政一, 小西 隆蔵, 江川 博, 岡 統三, 谷口 勝俊, 河 ...
    1982 年 43 巻 7 号 p. 822-829
    発行日: 1982/07/25
    公開日: 2009/02/10
    ジャーナル フリー
    胃酸分泌充進,非β細胞性膵ラ氏島腺腫,難治性消化性潰瘍をtriasとするZollinger-Ellison症候群は,本邦においても数多くの報告を認め,その治療は,従来より胃全摘術が広く施行されてきた.しかし,近年histamine H2-receptor antagonistであるcimetidineが諸外国でZESの潰瘍に広く用いられるようになり,その有効性が高く評価されるようになってきた.本邦でも1978年白鳥らにより使用され,以後数例の報告をみている.今回我々も,昭和51年以来度重たる難治性消化性潰瘍に苦しむ患者に遭偶し,血中ガストリン値,セクレチン負荷試験などによる精査の結果,ZESと判明し, cimetidineを投与したところ,良好な結果を得たので,若干の文献的考察を加えて報告する.
    ZESにおける死因に重要な役割をなすものが,出血や衰弱などの潰瘍による合併症であり,そのため治療の主体は胃の全摘出術が広く行なわれている.しかし,患者の状態が悪かったり,手術時腹腔内操作に困難をきわめる場合などは胃全摘術が不可能である.そのような患者に対し,内服薬は今まで著明な効果を示さなかったが,強力な胃酸分泌抑制作用のcimetidineは, ZESの難治性潰瘍に有効であり,従来より広く行なわれてきた胃全摘術にとってかわってくるか,または少なくとも手術施行までの全身状態の悪化予防や改善に大きな役割をになってくるものも期待する.
  • 浅海 秀一郎, 須藤 英仁, 阿部 展祐輝, 水口 滋之, 佐藤 尚文
    1982 年 43 巻 7 号 p. 830-833
    発行日: 1982/07/25
    公開日: 2009/02/10
    ジャーナル フリー
    我々はLeVeen peritoneovenoun Shunt ®を腹水貯留が高度な症例に用いて臨床的に有用な結果を得た.シャントセットの閉鎖が考えられる場合,腹腔内にインジゴカルシンを注入する方法はシャントの作動が十分か否かの判定に簡単で良い方法である.
  • 石田 茂登男, 佐瀬 正博, 吉田 博, 佐々木 純, 森 昌造, 瀬田 孝一
    1982 年 43 巻 7 号 p. 834-840
    発行日: 1982/07/25
    公開日: 2009/02/10
    ジャーナル フリー
    上皮小体の非機能性病変の一つに上皮小体嚢胞がある.従来,上皮小体嚢胞あるいは嚢腫として報告されているものにはここに報告する非機能性上皮小体嚢胞の他に,上皮小体機能亢進症を伴う上皮小体腺腫あるいは過形成が二次的に嚢胞変性を起こした,いわゆる機能性上皮小体嚢胞も含まれ混同して論じられていた.しかし,これらは機能的にも組織学的にも,また発生学的にも異なり両者は区別して論ずべきものと思われる.
    我々はこれまで非機能性上皮小体嚢胞を4例経験した. 4例とも前頚部腫瘤を主訴としており,前頚下部に表面平滑で弾性軟の腫瘤であった.甲状腺機能および上皮小体機能検査ではいずれも異常を認めず,手術により全例下上皮小体より発生した嚢胞であることを確認した.組織学的には上皮小体嚢胞の壁内面を一層の円柱あるいは立方上皮が'被っており,その外層の結合織中には正常な上皮小体組織が島状に散見された.嚢胞内容は無色あるいは淡黄色透明の漿液でPTH含量が高値であった.発生学的には組織学的検討あるいは文献的にも下上皮小体の発生過程における胎生遺残説が有力と思われる.
  • 家田 勝幸, 勝見 正治, 河野 暢之, 岡村 貞夫, 谷口 勝俊, 松本 孝一, 橋本 忠明, 河野 裕利, 石本 喜和男, 山本 真二, ...
    1982 年 43 巻 7 号 p. 841-846
    発行日: 1982/07/25
    公開日: 2009/02/10
    ジャーナル フリー
    食道空腸吻合・43吻合,空腸胃吻合・1吻合,小腸小腸吻合・6吻合,結腸直腸吻合・5吻合,経腹的食道離断術・13吻合,計68吻合を,消化管自動吻合器を用いて行った.器種別には,ソ連製SPTU 12吻合,中山式変曲型1吻合,米国製EEA55吻合である.
    手縫い吻合にくらべ,操作時のriskは高く,特に,挿入,抜去時のトラブルで難渋することがあり,注意を要する.著者らは挿入時のトラブルから, 3例は手縫い吻合に変更せざるを得なかった.
    縫合不全率は全体で4.6%であった,食道空腸吻合のみをみると7.5%であった.一方,手縫い吻合による食道空腸吻合の縫合不全率は13.1%であったが,手縫い吻合に変更した3例は,そのままでは当然,縫合不全をおこすものであるから,これらを含めると,手縫い,器械,いずれも縫合不全に関しては全く差はなかった.
    縫合不全予防のためには,必要に応じてLembert縫合を追加するものも良い.縫い込みを多くとりすぎないかぎり,狭窄はおこらなかった.
    吻合部の狭窄の程度をMcAdamsの方法に準じて測定した. Index 70以上の高度の狭窄は1例もなかった. 50~70の中等度の狭窄をみたものが5例あったが,ブジーを行ったのは1例のみであった.
    縫合不全,狭窄のいずれも,吻合型式(端々吻合,端側吻合)による差はみられなかった.
    器械吻合の場合,操作中のriskは以外と高く,完全に手縫い吻合にとって変り得るものではなく,手縫い吻合と同様に高度のテクニックを要するものである,ということを痛感した.
  • 江里 健輔, 小田 達郎, 古川 昭一, 友沢 尚文, 倉田 悟, 森 文樹, 毛利 平
    1982 年 43 巻 7 号 p. 847-853
    発行日: 1982/07/25
    公開日: 2009/02/10
    ジャーナル フリー
    僧帽弁狭窄兼閉鎖不全症,大動脈弁閉鎖不全症に細菌性心内膜炎を併発した症例に炎症の活動期にもかかわらず,僧帽弁置換術(Carpentier-Edwards弁#29)および大動脈弁置換術(Björk-shiley弁#25)を行った.術後2週間目より血小板数の減少,貧血をきたし,術後1カ月頃よりPerivalvular leakを示唆する雑音を大動脈弁領域に聴取した.溶血性貧血と血小板減少症の診断のもとに,前者に対しては再び人工大動脈弁置換術(Carpentier-Edwards弁#25)を,後者に対しては脾摘出術を行い,軽快退院した.退院3年後に心房粗動をきたし,除粗動後2日目頃より精神症状や腹部症状を来し,精査中吐・下血でショックとなった.開腹するに,トライッ靱帯より20cm肛門側の空腸よりS字状結腸にわたり腸管壊死が認められた.全壊死腸管を切除し,消化管の再建は二期的に行うこととし,空腸切断端を空腸痩とし, S字状結腸切断端は二層縫合で閉鎖した.しかし,患者は術後14日目に吐・下血のため死亡した.
    本症例の血小板減少症は細菌性心膜炎によるものと考えられたが,広範な腸管壊死の原因は明らかでなかった.
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