臨床血液
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46 巻, 1 号
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第46回総会
教育講演9
症例
  • 松原 康策, 平田 拓也
    2005 年46 巻1 号 p. 7-12
    発行日: 2005年
    公開日: 2009/07/28
    ジャーナル 認証あり
    t(1;19)がみられたがE2A-PBX1キメラmRNAがみられなかった小児急性リンパ性白血病(ALL)を報告する。症例は14歳男児。入院時脾腫が著名で,白血球数は12900/μl(芽球61.5%)。染色体検査は46, XY, -19, +der(19) t(1;19)(q23;p13)を示したが,E2A-PBX1キメラ転写物,E2A遺伝子再構成は共に認めなかった。免疫形質はearly pre-Bであった。日本小児白血病研究会の高危険群の化学療法を実施し,15病日に寛解を確認し30ヵ月以上寛解を保っている。論文検索した17例のt(1;19)+E2A-PBX1-小児ALLの特徴として,early pre-Bの免疫形質(11/13, 85%)とhyperdiploidy (8/14, 57%)が挙げられるが,必ずしも均一な群ではなかった。2症例に再発,1例に死亡があり,適切な治療の確立には症例の蓄積が必要である。
  • 花村 明利, 早川 正哉, 内藤 和行
    2005 年46 巻1 号 p. 13-18
    発行日: 2005年
    公開日: 2009/07/28
    ジャーナル 認証あり
    症例は62才男性。2002年3月に呼吸困難感にて発症。著明な骨髄浸潤,白血化,貧血,血小板低下,全身リンパ節腫脹を認めた。リンパ節,骨髄中の腫瘍細胞の表面マーカーは,CD5, 19, 20, 23, κ陽性。染色体分析でdel(11q)が認められ,免疫染色にてcyclin D1陽性。Mantle cell lymphoma, stage IVBと診断した。化学療法にある程度反応は示すものの,寛解に至る事はなかった。化学療法を断続的に行ったが,付加的染色体異常が出現。不応性となり,発症後2年5ヵ月で死亡となった。CLLとの鑑別診断に難渋し,境界領域の症例と考えられ,文献的考察を加えて報告する。
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