国立天文台報
Online ISSN : 2436-1402
Print ISSN : 0915-6321
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  • 山口 喜博, 谷川 清隆
    2021 年 21 巻 p. 1-20
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/05/14
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
    論文では,パラメータa ≥ 0を含む二次元面積保存写像を扱う.この写像では,aac > 0においてスメールの馬蹄が存在する.スメールの馬蹄の中では,それぞれの軌道は0と1の二つの記号で一意的に記号化される.結果として0と1で記述された無限に長い記号列が決定される.周期軌道の場合、記号列は有限個数の記号の繰り返しとして表される.この有限個数の記号の集まりは「コード」と呼ばれる.母周期軌道Mが周期倍分岐を起こしたとしよう.結果としてMから第1世代の娘周期軌道D1が現れる.同様にして第n (≥ 1)世代の娘周期軌道Dnが次々と生まれる.P0Mのコードとして,PnDn (n ≥ 1)のコードとしよう.P0が与えられた場合,P0からPnを決定する記号化則を導出することが本論文の目的である.特定の対称周期軌道に対する記号化則を導いたので報告する.
  • システムの概要と構築・設定、性能評価
    磯貝 瑞希, 古澤 久徳, 山根 悟, 田中 伸広, 巻内 慎一郎, 小澤 武揚, 亀谷 和久, 大倉 悠貴, 高田 唯史, 小杉 城治, ...
    2021 年 21 巻 p. 21-31
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/05/14
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
    立天文台天文データセンターでは,同ハワイ観測所すばる望遠鏡の超広視野カメラ Hyper Suprime-Cam(HSC)など,解析処理に多くの計算資源を必要とする大規模観測データ用の解析システムを構築し,2019年9月よりハワイ観測所と共同で運用を開始している.
    本システムはログインノードと管理ノード,総数35台の計算ノード,5 PBの容量と高速I/Oを持つストレージ,冗長構成のファイルサーバから構成されており,管理ノードを除く全ノードは帯域幅56 Gbps以上のInfiniBandで接続されている.システムの計算資源はジョブスケジューラによって管理されており,計算ノードの対話的な使用を禁止している.
    運用開始時の計算資源は総CPUコア数が280, 総メモリ量が5 TBであったが,2020年春に大幅な計算ノードの増設を実施し,それぞれ1,976コア,18.5 TBまで拡充された.増設分は試験運用を兼ねて,HSCによる大規模サーベイプログラムであるHSC-SSPで得られたデータの解析などに使用しているが,キューの調整などを経て間もなくHSC共同利用観測者に開放予定である.
    運用開始前に実施した性能評価試験では,ファイル読み書き速度が 24–26 GB s−1であること,またHSCデータの解析速度が多波長データ解析システムのバッチサーバを使用した場合の約4倍であることを確認している
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