根の研究
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10 巻 , 1 号
選択された号の論文の4件中1~4を表示しています
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  • 里村 多香美, 中根 周歩, 堀越 孝雄
    10 巻 (2001) 1 号 p. 3-12
    公開日: 2009/12/18
    ジャーナル フリー
    森林の炭素循環において, 樹木の根, 特に細根の役割が重要であることが認識されており, 細根の動態をより正確に数値化することが求められている. 欧米では, この十数年の間に細根の動態を数値化するのに必要な, 細根の純生産性の研究報告が増加した. それには, 細根の純生産性の研究に有効な方法であるミニライゾトロン法の使用が大きく貢献している. ミニライゾトロン法とは, 地中に中空で透明なチューブを埋設し, その中に超小型カメラを挿入して土壌中を観察するシステムである, 日本では, 農地生態系で一年生の作物を用いた研究にミニライゾトロン法が用いられてきている. しかし, 日本の森林生態系での研究事例はなく, ミニライゾトロン法はまだなじみの薄い方法である. ミニライゾトロン法は, 地中に埋設したチューブ (中空な透明管) 内からチューブに接した土壌および細根の様相を画像として記録し, パーソナルコンピューターによって土壌中の細根を識別できるように画像を加工し, 根長・投影面積などを解析する, という手順で行われる. その数値を変換・換算することによって, 細根の純生産を概算することができる. 細根密度が低い林分では多数の画像データを記録し解析する必要があり, その作業時間が非常に長くなることがあるため, 解析作業の自動化が進められている.
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  • 森田 茂紀, 阿部 淳
    10 巻 (2001) 1 号 p. 13-17
    公開日: 2009/12/18
    ジャーナル フリー
    根系の形態や機能を研究していく場合, 根量を測定することが必要となる. しかし, 水田における単位面積当たりの根量を測定したり評価する方法は, 確立していなかった. そこで, 著者らは水田における根系調査を通じて, 以下のような方法を確立した. すなわち, ステンレス製の円筒を用いて, 株下と株間 (隣接する4株間の中心) から直径15cm・長さ20-30cmの円柱状の土壌モノリスを採取し, 5cmあるいは10cmの円盤状の土塊に切り分ける. それぞれの円盤状の土塊に含まれている根を洗い出して, ルートスキャナで根長を測定する. この根長を, それぞれの土塊の体積で割って, 根長密度 (単位土壌体積当たりの根長) を算出する. また, 土層別の株下と株間の根長密度を平均して, 土壌の厚さと該当面積を掛けると, 単位面積当たりの根長が得られる. これを栽植密度で割れば, 1株当たりの根長になる. これらのデータを用いて「根の深さ指数」を算出すれば, 根系の垂直分布を比較検討できる. 同じ円筒を用いて冠根の伸長角度を測定すると, さらに理解が深まる. また, 根長 (分枝根を含む総根長) を根軸の長さで割ったり, 比根長 (=根長/根重) を算出すれば, 分枝程度を評価することもできる.
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  • 荒木 卓哉, 吉田 敏, 北野 雅治
    10 巻 (2001) 1 号 p. 19-23
    公開日: 2009/12/18
    ジャーナル フリー
    トマトの茎の基部における木部溢泌液の出液速度とCa2+濃度から根のCa2+吸収速度を評価し, Ca2+吸収の水吸収および根の呼吸への依存性について検討した. 明期における出液速度は, 基部切断前の地上部蒸散速度の約3分の1で, 暗期に比べ2~5倍高かった. また, 溢泌液のCa2+濃度は培養液中のCa2+や濃度よりも3~4.5倍高く, 暗期の約1.5倍であった. これらのことから, 明期のCa2+吸収速度は, 暗期よりも3~5.5倍大となった. 明期において, 蒸散流を抑制した個体においては切断後の出液速度が低下し, 根の呼吸を抑制した個体においては出液速度およびCa2+濃度が低下した. その結果, Ca2+吸収速度は低下した. 暗期における低いCa2+吸収速度は, 暗期の根の呼吸を高めても促進されなかった. 以上のことから, 明期におけるCa2+吸収は, 根の水吸収および呼吸によって律速される一方, 暗期においては根の呼吸がCa2+吸収の律速要因とはならなかった. このように, カルシウム吸収が根の水吸収および呼吸に依存することについて, Ca2+チャンネルおよびCa2+ポンプを有する内皮の機能に関連させて考察した.
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  • 松田 陽介
    10 巻 (2001) 1 号 p. 25-29
    公開日: 2009/12/18
    ジャーナル フリー
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