根の研究
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10 巻 , 2 号
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  • 山ノ下 卓, 益守 眞成
    10 巻 (2001) 2 号 p. 51-57
    公開日: 2009/12/18
    ジャーナル フリー
    土壌が湛水すると, 土壌中の酸素は微生物などによって速やかに消費され, 酸素欠乏の状態になる. 酸素欠乏によって根の酸素呼吸が制限され, エネルギー状態が悪化するために, ほとんどの植物は土壌の湛水によって傷害を受ける. 熱帯アジアの湿地に分布する樹木であるカユプテ (Melaleuca cajuputi Powell) などのごく一部の植物は, 湛水によって成長が抑制されず, 高い湛水耐性を持っている. 湛水環境に対して耐湛水性植物は, アルコール発酵などの酸素を必要としない代謝によるエネルギー獲得や, 通気組織の形成による根の酸素獲得, 不定根による地中根の機能の補足などの適応をして根のエネルギー状態の悪化を防ぎ, 養水分の吸収機能を保っている. カユプテも湛水環境下で, アルコール発酵系を触媒するアルコール脱水素酵素やピルビン酸脱炭酸酵素の活性の増大が根でみられ, エネルギー状態は高く維持されている. また, 湛水環境下で生育したカユプテには発達した通気組織があり, 地上部から地下部への酸素の供給がみられる. カユプテは湛水環境下で不定根を形成するが, 不定根の水分吸収への依存度は低いと考えられる. カユプテなどの耐湛水性植物は湛水環境下でも代謝変化や通気組織の形成などによって地中根を維持し, 発達させることができると考えられる.
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  • 中野 明正, 上原 洋一, 山内 章
    10 巻 (2001) 2 号 p. 59-63
    公開日: 2009/12/18
    ジャーナル フリー
    野菜生産において大きな問題である連作障害は, その要因の半数が土壌病害に由来するものと言われている. このような土壌病害発生の補因として, 土壌化学性の悪化が関係している. また, 施設野菜生産においては, 特に塩類集積が原因となる連作障害も認められている. このような連作障害を回避するために, 根圏を良好に維持する施肥手法の開発が求められている.
    そこで, 最初に施設生産土壌における土壌ストレスを解析した. 次に, それに基づき質的もしくは量的な施肥制御を介した根系の適切な管理法を開発した. さらに, 施肥法の違いにより生じた根圏の変化を地上部の生産性と合わせて検討した.
    本論文で取り上げた, 緩効性肥料を用いた栽培法と養液土耕栽培法は, 集約化する施設生産において根圏環境のストレスを制御する有効な方策と考えられた. また, これらの技術が根系を介してトマトの生産性に与える影響を明らかにすることにより, 今後の施肥技術開発の方向性の提示を試みた.
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  • 10 巻 (2001) 2 号 p. 65-84
    公開日: 2009/12/18
    ジャーナル フリー
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