根の研究
Online ISSN : 1880-7186
Print ISSN : 0919-2182
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10 巻 , 3 号
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  • 川崎 通夫, 松田 智明
    10 巻 (2001) 3 号 p. 99-108
    公開日: 2009/12/18
    ジャーナル フリー
    食用作物の生産においてソース機能と等しく重要であるシンク機能を有するアミロプラストに関する形態学的研究は, 葉緑体と比較して必ずしも充分ではなく, 内部構造や形態形成の過程などの基本的知見において不明瞭な点が多く残っている. アミロプラストは, 内部において内膜系をほとんど発達させない細胞小器官として, 今日, 一般的に認知されている. しかしながら, 肥大生長中のイモ類作物の地下貯蔵器官におけるアミロプラストの観察から, 様々な膜構造物に加え, 好オスミウム性顆粒や集合した顆粒など多様な内部構造物の存在が明らかになった. また, アミロプラストの形態形成の過程を形態学的に把握することにより, 様々な作物におけるデンプンの合成と蓄積の機構に関する特徴が示され, 細胞小器官レベルにおける作物の収量成立の機構が理解されつつある. 多様な内部構造物と形態形成の過程を有したイモ類作物の地下貯蔵器官におけるアミロプラストは, アミロプラストに関する生理機構を解明する上で有用な研究対象として期待される.
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