根の研究
Online ISSN : 1880-7186
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11 巻, 1 号
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  • 特に無機態窒素の動態への関わり
    岡田 浩明
    2002 年 11 巻 1 号 p. 3-6
    発行日: 2002/03/20
    公開日: 2009/12/18
    ジャーナル フリー
    土壌に生息する線虫は, その食性に基づいて5グループ程度に分けられる. そのうち, 物質循環との関わりが強い, 細菌食性線虫と糸状菌食性線虫が, 有機物の分解で生じる無機態窒素の生成量におよぼす影響を調べた実験を紹介した. 細菌食性線虫の実験では, 土壌温度や有機物のC/N比によらず, 線虫を入れた試験区の方が入れない区より無機態窒素の生成量が増えた. 糸状菌食性線虫の実験では, 有機物のC/N比の増加に伴い, 線虫を入れない試験区では無機態窒素の生成量が減少したが, 線虫を入れた区では減少しなかった. また, 糸状菌食性線虫を入れた試験区では, 線虫の増殖適温の下で窒素の生成量が最大になった.
  • 白石 啓義, 江波 義成
    2002 年 11 巻 1 号 p. 7-10
    発行日: 2002/03/20
    公開日: 2009/12/18
    ジャーナル フリー
    トビムシとササラダニは, メソファウナに属する節足動物の一群である. 世界中に広く分布し, 畑地でも普通に見られる. 生態系の中で, 分解者としての役割を果たし, 多くの種は菌食性と考えられている. 著者らは植物病原菌を摂食するヒダカフォルソムトビムシ, アヅマオトヒメダニ等を用い, 苗立枯れ症などの防除に利用する手法を検討し, ポット試験, および枠圃場において病害防除効果を確認している. なお, 一部の種は, 植物を加害すると言われているが, 未だに生態に不明な点が多く, 未知なる領域を秘めた研究対象である.
  • 「こんな根どうだ根」連載にあたって
    中野 明正
    2002 年 11 巻 1 号 p. 11
    発行日: 2002/03/20
    公開日: 2009/12/18
    ジャーナル フリー
  • 第1回メロン
    中野 明正
    2002 年 11 巻 1 号 p. 12-14
    発行日: 2002/03/20
    公開日: 2009/12/18
    ジャーナル フリー
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