根の研究
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13 巻 , 1 号
選択された号の論文の4件中1~4を表示しています
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  • 中野 明正, 上原 洋一
    13 巻 (2004) 1 号 p. 3-8
    公開日: 2009/12/18
    ジャーナル フリー
    日本の施設生産土壌では硫酸根 (硫酸イオン, SO42-) が集積している場合が多い. 近年, 施設生産で普及している養液土耕 (灌水同時施肥) 栽培で使用されている低硫酸根肥料は, このような日本の施設生産の土壌環境を改善するために開発された経緯がある. しかし, 根域が隔離された場合, 低硫酸根肥料の使用で葉緑素値が低下するという硫黄欠乏症状が認められた. これは, 隔離床栽培では植物への土壌からの硫黄の給源の範囲が限られるため, 硫黄欠乏が出やすくなったと考えられた. このような硫黄欠乏は, 養液土耕を含めたドリップ灌漑により生じる土壌中での不均一な塩類分布, すなわちドリップ周辺での塩類集積部位の形成により助長された. このときマルチ処理により硫黄欠乏が改善されたが, その理由としては, ドリップ周辺部位の含水率が高く, この部分の塩類濃度が低く保たれ, 根がここに存在した硫酸イオンを吸収できたためと推察された.
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  • 伊藤 香織, 森田 茂紀, 阿部 淳, 稲永 忍
    13 巻 (2004) 1 号 p. 9-13
    公開日: 2009/12/18
    ジャーナル フリー
    ひげ根型根系の形態を規定している重要な要因の一つは, 個々の節根の伸長方向である. 節根は傾斜重力屈性を示し, 様々な方向に伸長しているが, その伸長方向を決定する様相やメカニズムについては必ずしも明らかでない. そこで, 本研究では, トウモロコシとソルガムを圃場で栽培し, 節根の出現直後における伸長方向の決定過程を詳細に観察するとともに, 重力感受部位と考えられる根冠の形態との関係を検討した. すなわち, 異なる生育段階に, 根端まで採取できた節根の出現部位 (トウモロコシは第4~9節, ソルガムは第7~10節) を同定し, 伸長角度を記録するとともに, 根長, 根端の直径および根冠の長さと幅を測定した. トウモロコシおよびソルガムのいずれの場合も, 節根は茎から出現した直後, 伸長に伴って下向きに屈曲したが, その様相は節位によって異なった. また, 節根の伸長に伴って根端直径や根冠の幅は減少していたが, 根冠の長さは逆に増加している場合があった. すなわち, 根の伸長に伴って根端の直径に対して根冠が相対的に大型化するとともに, 伸長角度が大きくなっていた. そこで, 根冠の長さ/根端直径比と伸長角度との関係をみると, 有意な正の相関関係が認められた. このように, 節根の下方向への屈曲と根冠の相対的な大型化とが時間的に対応していたことから, 根の伸長方向の変化を重力感受の観点から説明できる可能性が示唆された.
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  • 且原 真木
    13 巻 (2004) 1 号 p. 15-20
    公開日: 2009/12/18
    ジャーナル フリー
    水チャネル・アクアポリンの遺伝子が発見され, 細胞の水透過性と水輸送について, その分子機構を研究できるようになった. 私たちはオオムギ幼植物の根で発現している水チャネル遺伝子を同定し, その水輸送活性, 発現の組織的局在性, 発現量とその日周変化等を明らかにした. また水チャネルの発現が植物体の地上部/根の量比に影響することと, 耐塩性機構に関係していることを, 形質転換植物を使って示した. さらにこの形質転換体で, 二酸化炭素の葉内透過性が上昇していたことから, アクアポリンは水だけでなく, 二酸化炭素の膜透過を担っている可能性も示唆された.
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  • 中野 明正, 上原 洋一
    13 巻 (2004) 1 号 p. 21-22
    公開日: 2009/12/18
    ジャーナル フリー
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