根の研究
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20 巻 , 1 号
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原著論文
  • 吉田 渡, 伊藤 博武, 吉田 穂積, 小松 輝行
    20 巻 (2011) 1 号 p. 5-17
    公開日: 2013/11/20
    ジャーナル フリー
    テンサイ品種「アセンド」の根径別の根量を生育過程から俯瞰的に把握する目的でルートモデルを作成し,土壌物理性の異なる土壌での根系構造と形成過程の違いを明らかにした.また,ルートモデルにより示された根径別の根量から,テンサイの根を太い方から順に「1次側根」「2次側根」および「3次側根」と分類し土壌間で比較すると,根系発達には作土層で明確な差が認められた.土壌物理性の膨軟な淡色黒ボク土ほ場の作土層における根系構造をみると,生育中期(移植後10~19 週目)に根系の骨格および高次側根の親根としての機能が「1次側根」から「2次側根」へ移行し,生育後期(移植後19~23週目)には「1次側根」は主に通導組織として機能していたものと推察された.土壌物理性の堅密な褐色森林土の作土層における根系構造をみると,生育中期でも「1次側根」は発達を続け,生育後期に向けて発達した「2次側根」および「3次側根」の親根として機能していたことが推察された.よって,テンサイは「1次側根」を生育中期までに根系の骨格および親根として戦略的に発達させることで,生育後期に向けた根系全体の発達を促しているものと推察された.また,生育後期においてテンサイには地下部乾物重の増加による全重の増加および根の糖含有量の増加が生じた.同時に認められた著しい根量増加程度から,「3次側根」がテンサイの養水分吸収を担う最も重要な側根であることが推察された.
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