根の研究
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22 巻 , 3 号
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オピニオン
  • 森田 茂紀, 関谷 信人, 阿部 淳
    22 巻 (2013) 3 号 p. 111-118
    公開日: 2014/09/20
    ジャーナル フリー
    フィールドで栽培した作物の根系の形態や分布を把握するために,改良塹壕法+コアサンプリング法を利用することを,以前に提案した.ただし,この方法で把握できるのは,ある生育段階における根系形態でしかない.根系の機能を考察するためには,根の発生と枯死・脱落を含めた根系の形成過程を把握することが必要である.このような根系動態を把握するために,これまでにいくつかの方法が開発・利用されてきたが,本稿ではその中からイングロース・コア法(あるいはメッシュバッグ法)を利用することを提案する.この方法では,調査時点における根の現存量のほか,土壌中に埋め込んだメッシュバッグに入り込んだ根量を測定するが,根の発生と枯死・脱落の収支として現存量が決まるという考え方に基づいている.土壌の撹乱など若干の問題点もあるが,この方法を利用することで,根系形成を定量的に把握することができる.牧草の根の生長や,林木の細根の動態を調査するために利用されてきた方法であるが,1年生作物の根系研究に利用することにも意義がある.イングロース・コア法を用いて根の動態に関する研究が進めば,炭素を中心とする物質循環に関する理解が深まり,例えば,地球温暖化対策につながる可能性もある.
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