根の研究
Online ISSN : 1880-7186
Print ISSN : 0919-2182
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23 巻 , 4 号
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原著論文
  • 伊藤 博武, 吉岡 千夜, 柴田 敏光, 佐藤 文洋, 吉田 穂積
    23 巻 (2014) 4 号 p. 91-98
    公開日: 2015/12/20
    ジャーナル フリー
    清里町江南地区の秋播きコムギは,早期枯れ上がり等により町平均の8~9割程の収量水準であったことから,圃場毎の土壌断面や根系分布調査をもとに低収要因を分析した.その結果,江南地区の圃場では火砕流堆積物(Km-5a層) により根の伸張が抑制されていた.そして,浅根化は低収を誘引していると考えられた.根の重心を表すRDI 値は単収との間に5%水準で有意な正の相関関係が認められた.また, 土壌硝酸態窒素量の調査により,江南地区における浅根型圃場では硝酸態窒素の主な吸収範囲はKm-5a 層の上位層までであり,硝酸態窒素の流亡速度も著しく速いことから,硝酸態窒素の吸収範囲が狭く吸収時間も短くなると考えられた. 以上の結果から,江南地区の低収には,コムギの浅根化と窒素供給力が関係していると考えられた.
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オピニオン
  • 森田 茂紀, 阿部 淳
    23 巻 (2014) 4 号 p. 99-106
    公開日: 2015/12/20
    ジャーナル フリー
    フィールドで栽培した作物根系の形態を把握するには,改良塹壕法を利用して根量と分布を定量化すればよいことを既に提示した.そこで水稲の根量と分布が,根系を構成する個々の根のどの形質に,どのように規定されているかを検討した結果,根量は根の数と長さによって,分布は根の伸長方向と長さによって,それぞれ決まることが分かった.さらに,これらの根の形質が茎葉部の生育とどのように関係しているかを検討した結果,茎葉部を構成するファイトマーの数と大きさの両者と密接に関係していることが明らかとなった.以上のことは,草型と根型とが,ある程度リンクしていることを示唆している.なお,異なる根系の形態を比較する場合,根量については総根長を測定すれば,また,分布については深さ別の根長データを利用して根の深さ指数を算出すればよい.しかし,すべての根の伸長方向を把握できても,根系全体の様相を相互に比較することは容易ではない.そこで,すべての根が空間的に均一に伸長しているモデルを基準にして評価したり,ノンパラメトリック法で比較検討することを提案した.さらに,その進化型として考案した根長密度モデルを利用すれば,根系形態に係る様々なパラメータの推定・比較も可能である.
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