根の研究
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26 巻 , 2 号
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原著論文
  • 金井 一成, 新村 悠典, 小島 淳, 岡部 貴誠, 森田 茂紀
    26 巻 (2017) 2 号 p. 25-33
    公開日: 2017/06/28
    ジャーナル 認証あり
    石油枯渇・地球温暖化対策となるセルロース系バイオエタノールの原料作物として,イネ科多年生植物のエリアンサスが注目されている.バイオマス生産性やストレス耐性が高いことが大きな理由であり,その背景に大型の群落を支える大型の根系があると考えられるが,フィールドにおける根系調査は限られており,根系形成について不明な点も少なくない.また,エリアンサスは多年生作物であるため,根系形成に伴う根の枯死脱落や根からの有機物の分泌を通して土壌中へ炭素が供給される.このことが,地球温暖化対策となる可能性が考えられる.しかし,エリアンサスの根の枯死に関する定量的なデータは少ない.そこで,定植1,2年目の群落の出穂期に土壌断面法で根系調査を行うとともに,イングロースコア法で根の形成と枯死について定量的な解析を行った.その結果,定植1年目から2年目にかけて根量が増えるとともに,根系分布が深くなることが確認できた.定植2年目は1年目より太い節根および太い側根が多く形成され,その節根が下方向に伸長することによって根域が下方向に拡大するとともに,そこに形成される側根を含めて根量が増えたと考えると,異なる形態的指標の相互関係に矛盾が生じない.また,ここで得られた根量データを利用して根系形成に伴う土壌中への炭素の供給量を推定したところ,定植1年目の群落では約140 g/m2,2年目は約270 g/m2であった.
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